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61号 マクラーレンF1
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◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第61号
発行日:2004年1月30日
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このメールマガジンではバリバリ売れ筋のオデッセイ、環境に優しいムーヴ、
などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうという物です。
紹介するのは
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'70年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'70年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'90年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
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・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて解体にならない名車を取り上げていきます。
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。
先日の陸事での出来事ですが、敷地の端っこに車を停めていて、さあ帰ろうか
と思った矢先の事です。グゥワーン、ゴゴゴゴ、と良い音が近づいて来るでは
ありませんか。見えたその車はフェラーリ。おっ?!512BBか?少し違う
ぞ?! 365GT4/BBだ!!!
空いている広い駐車場でなぜか私の隣に停まりましたので、長い事話を聞いて
みれば、なんでも関東から自走で来たのだとか。
良い場面に遭遇できました♪
さて、私事ですが、昨年何度かメルマガでも紹介した水陸両用車ですが、数台
連続で扱ったせいか、お蔭で注文が重なりヤフオクに出す事無く新オーナーの
元へ嫁いでおり、現在は仕入れ待ちの方がまだ居られる状態になっています。
今後は新車の輸入販売も検討していますが、国内で中古を持っている方は是非
お譲り下さい。不動でも構いません、良い値で取りますよ。
情報ありましたらご連絡下さいm(__)m
mac525@anet.ne.jp
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■■■□ 第61回
■■□ 【マクラーレンF1】
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自動車の歴史が始まり約100年、その20世紀最速のロードカーは何かとい
う答えの筆頭は今回の「マクラーレンF1」ではないでしょうか。
時は第2次スーパーカーブームと言われるバブル期終盤、惜しみなく情熱とノ
ウハウが注ぎ込まれたその車はぶっ飛びスペックを引っさげて登場、その後弾
けたバブルによりポシャった計画もある中で(第11号ヤマハOX99-11
参照)、1億円のプライスを掲げて本当に登場した20世紀最強の、いや自動車
史上に残る名車です。
'90年代の車が好きな人達では、一番好きな車としてコレを挙げる人も多い
というそんな逸品です。
"マクラーレン"は言わずと知れたフォーミュラ1のコンストラクター。
1963年にF1ドライバーであったブルース・マクラーレンによって設立さ
れた事から始まります。
1966年にはモナコでF1デビュー、ル・マンで勝利を収め、
1968年にはベルギーにて初優勝します。
1970年に創設者ブルースはテスト走行中に事故により他界してしまいます
が、その後も彼の意思は引き継がれます。
1974年にはコンストラクターズ部門でのワールド・チャンピオンシップ・
タイトルを獲得するなどの活躍を見せますが、その後低迷します。
それまでフォードエンジン、ポルシェエンジンを擁していましたが、
1988年からのホンダエンジン、加えてセナ、プロストの大活躍もあり伝説
的な強さを誇りました。
1995年からはメルセデスエンジンにより強さを見せています。
簡単に言ってしまえば、フェラーリと肩を並べてF1史上最も優れたチームの
一つです。
(30号特別号F1→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back30.htm
)
1980年からはロン・デニスの指揮の元、他にもインディ500や
CanNamでも活躍しています。
そのレース界では誰もが良く知るマクラーレンを市販車で世間の注目を釘付け
にしたのが「マクラーレンF1」。
F1界の鬼才ゴードン・マーレイが公道のF1を造るべく妥協せずに造り上げ
た超弩級スーパースポーツ、
1988年にプロジェクトがスタートし、
1991年に発表され、
1994年より市販を開始しました。
◆その衝撃の内容はまず性能、
新設計のBMW製V12は6.1L自然吸気で627馬力を発生し、横置きの
6段ギアボックスとの組み合わせ。
エンジンルーム内の素材にはアルミ、チタン、カーボンを多用(金箔までも!)、
さらにカーボンモノコックにカーボンボディで車重はわずか1070kgに抑
えられています。
ブレーキはブレンボ4ポッド、ホイールはOZ製のマグネシウムとその辺りも
抜かりなしです。
そのスペックから引き出される最高速度は370km/hとも言われていますが、
この車はスペック見ただけでも凄いのに、さらに驚くべきその数字は「最低保
証値」との事。
馬力ももっと出ているとの事であり、最高速は実測でもっと出たらしいです。
真髄は単なる最高速度が凄い車ではなく、ハンドリングもコーナリング性能も
優れたトータルで速い車、というのが正解です。
事実ただ軽いのではなく、重量配分、バランスには只ならぬ気の使い様のよう
です。
◆そしてそのアピアランス、
一番特徴的なのはやはりガルウイングでしょうか。カウンタックやデロリアン
のそれとは違い、「セミの羽型」と言われる開き方はトヨタのセラや、最近ので
はエンツォフェラーリなんか似ているでしょうか。
低く構えているフォルムはもちろんですが、前後のオーバーハングを切り詰め
全長429cm、車幅も182cmと一般的なサイズに収めているところが車幅
2mをオーバーしようかという他のスーパースポーツとは違う特徴の一つです。
ピラーの上方に位置するドアミラーや屋根の上にあるエアインテークも特徴的、
美しいエンジンリッドと造形のシンプルなマツダポーターのような(?!)テ
ールレンズが織り成すリアビューもまたカッコイイです。
◆さらに内装、
というかパッケージングですが、運転席はセンターにレイアウトされ、パセン
ジャーはその左右の僅かに斜め後ろの計3名乗車というのも常識を覆す異例の
設計です。
真ん中のドライバー自身とリアのエアダクトを避ける意味で、ルームミラーが
2つというのもナルホドで面白いです。
そしてスポーツカーなのに「ロールスロイスやジャガーを手がける熟練工によ
る内装」というのは凄いけどありそうな話。
もっと凄いのは"個別にオーダーされる"シートやステアリング、ペダルのポ
ジションという、操作性、走りを考えた徹底ブリです。
エアコンも装備されており、スイッチ類は人間工学に基づいたシンプルで操作
性の良い設計となっています。
オーディオもケンウッドのCDステレオシステムが装備されており、これも軽
量特別専用設計という徹底ブリです。
最終出荷の1998年までに総数百数台といわれているマクラーレンF1です
が、識別可能な6種のバリエーションが存在します。
大雑把に言うとGTRとLMで、レースバージョンでエンジンやブレーキの仕
様が違ったり装備が簡素化されたりエアロボディを纏ったりリアウイングが付
いたり、です。
これらはまた別の機会に紹介出来ればなぁと考えています。
と言うことで久々の90sカーは如何でしたでしょうか?
発表された頃の時代背景も私はよく覚えています。
スピードの記録尽くめで競い合っていて、それ以前の常識を覆す強豪たち、ポ
ルシェ959、フェラーリF40、ジャガーXJ220、ブガッティEB11
0、などなど、
完全に一般の人達を置き去りにしてしまう凄さ炸裂でした。
ル・マン24でのデビューウィンの衝撃や、日進月歩のスーパースポーツの世
界で最近の"第3次スーパーカー"軍が現れるまで非常に長い間"最高"であ
り続けたマクラーレンF1は本当に一生語り継がれる車だと思います。
最強のロードカーなのに、皮肉な事にサーキット以外で見る機会はまず無いで
すね。
生産は終了していますので入手するにはユーズドがマーケットに出てくるのを
待つ必要があるわけですが、なんせ数が少ないから・・・って言うか高い!
並の金持ちでは所有出来ない値段で、財力と情熱が両方合わさって初めて所有
できるこの車、確率はかなり低くなります。
著名人では車好きでも知られるアパレル業界の大御所ラルフローレン氏は2台
所有です。
入手難易度は 5 でしょうか。
McLaren F1
ボディーサイズ: 4288×1820×1140mm
ホイールベース: 2718mm
重量: 1140kg
乗車定員: 3名
駆動: MR6速
エンジン: 水冷V型12気筒DOHC4バルブ
排気量: 6064 cc
ボア×ストローク: 86.0×87.0mm
圧縮比: 10.5:1
燃料供給: Bosch EFI
最高出力: 627PS/7500rpm
最大トルク: 66.3kgm/5600rpm
燃料タンク容量: 90L
最高速度: 370km/h
サスペンション前/後: ダブルウィッシュボーン
ブレーキ(前/後): ディスク/ディスク
タイヤサイズ: 前235/45ZR17 後315/45ZR17
当時価格: 1億円
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◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
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ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
希少車 XJクーペ 一度見てください!
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f14713562
XJ-Sではない、パッと見は当時の4ドアサルーンXJ6、な2ドアクーペ
です。
珍しい車なのですが、オークションのコメントで、「日本国内ではわずか48台
のみ」との事で、そんなにあったのかと私は逆に驚きです。
XJ-Sは全高が非常に低くタイトですから、広々と自分で運転したいオシャ
レな会社役員の方などにどうでしょうか?
陸王 RT 57年式 ボディレストア済み!
http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e34299959
先月の本編、ハーレーダビッドソンの号で少し触れました、陸王です。
参照 54号→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back54.htm
もちろん非常に珍しい車輌で、ヤフオクでもタマにしか出てません。
たった3枚の画像と2行の文章ですが色々な情報が得られますね。
カッコイイです!
希少セリカXX 程度極上未再生原形車 車庫保管 禁煙車
http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e34177835
セリカと言えばメルマガ的にはダルマやLBですが、これも最近はコレクター
の食指が動くモデルです。
「よろしくメカドック」で活躍した車だった事を思い出しますし、私の友人も
乗っていました。
出品の車輌はノンレストアの本当の極上のようです。
内容から考えればスタート価格よりはずっと高く売れて欲しいんだろうなぁと
他人事ながらソワソワして見てます。
●●━…━…━…━ あなたも書いてみませんか? ━…━…━…━●●
この手の「この1台!」はそれぞれ思い入れの有るオーナーやマニアなど
皆さんが知識、経験など勝っているモノです。
あなたの愛車のバックグラウンドやウンチクを原稿として書いて見ませんか?
もちろん憧れの車や興味のある車種でも結構です。
好き嫌いや故障しがちな弱点、クセなども含めて頂けると面白いですね。
◇現在もれなく寄稿に対してプレゼントあります!◇
なにぶん物が物だけに書籍によって情報が違ってたりという事もよくあります。
双方向でお互いに情報交換や指摘、手助けなどが出来るメールマガジンになれ
ばいいなと考えています。
●●━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━●●
<<過去の紹介車種>>
●アルピーヌA110から童夢-零まで、さまざまな
バックナンバーと車輛の画像はこちら
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
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