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40号 ブガッティEB110
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◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第40号
発行日:2003年9月5日
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このメールマガジンでは不況をぶっ飛ばす売れ行きのウィッシュ、環境に優し
いカローラ、などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうという物です。
紹介するのは
=========================================================
'70年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'70年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'90年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
=========================================================
・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて解体にならない名車を取り上げていきます。
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。
この週末は「コッパ デッレ アウトストリケ」ならびに「日本海クラシックカ
ーレビュー」です。
片やタイムラリーイベント、他方はこの手のイベントの中では比較的J旧車の
比率も高いミーティング、かなり幅広い層の方が楽しめると思います。
公式HP→
http://www.auto-storiche.jp/
公式HP→
http://www003.upp.so-net.ne.jp/ccr/
関東、北陸の方のみならずとも足を伸ばしてみるのも良いですね。
私も何も用事が入らなければ行ってみようかとも思っていますが、例のヤフオ
ク出品車の終了が当日なので難しいかもです。
話は変わりまして、以前にもこのメルマガで書きました「面白い本が置いてあ
る美味しい喫茶店」にまた行ってきました。
今回は用事で長居できずに1冊をパラッと見た程度でしたが面白かったです。
見たのは1977年の「MOTOR MAGAZINE」、カラーページのトップが
"2輪の帝王ホンダGL1000とポルシェ930ターボ、どっちが速い?!"
で、ゼロニとゼロヨン勝負で結果はどちらもポルシェが速かったようです(因
みにゼロニが7.93s、ゼロヨンが12.63s)。
他ポルシェ934の記事、マセラティカムシン、アストンマーティンラゴンダ、
ジャガーEタイプV12のロードテスト、
ハコスカGT-R、240Z、SR311の比較記事、
セリカLB、コスモAP、サバンナRX-3、いすゞ117クーペの記事など
など見所沢山でした。
目を引いたのは、読者からの投票(何やら複雑なポイント集計)での「スーパ
ーカー人気投票」の結果がちょうど出ていましたので、すかさずメモを取りま
した(笑。
以下、その結果です。
1.ランボルギーニカウンタック
2.ランボルギーニミウラ
3.ポルシェ930ターボ
4.ランボルギーニイオタ
5.フェラーリ365GT4/BB
6.ディノ246GT
7.フェラーリ308GTB
8.マセラティ・ボーラ
9.ロータス・ヨーロッパ
10.ランチア・ストラトス
11.ランボルギーニウラッコP300
12.デ・トマソ・パンテーラGTS
13.フェラーリ365GTB/4デイトナ
14.トヨタ2000GT
15.BMW3.0CSL
16.ポルシェカレラRS
17.マセラティ・メラクSS
18.ポルシェターボRSR
19.マセラティ・カムシン
20.モンテベルディ・ハイ450GTS
どうですか?スーパーカーブーム当時の集計データで、今見るとアレッ?とか
エッ!とうい結果ではないでしょうか?逆に懐かしく思う人もいるかな?
3位と6位を見て面白い逸話を思い出したのでもう一つ。
聞いた話ですが、いつの時代だか(多分この時代)、ポルシェ930とディノで
はポルシェの方が人気も有り、値段も同じかポルシェの方が高かったらしいで
す。散々悩んで無理してポルシェを購入した人も多いのだとか。
今考えると・・・
'70sの話で前置きが長くなりました。
本編は久々の'90sです。
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■■■□ 第40回
■■□ 【ブガッティEB110】
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今回はブガッティEB110です。
ブガッティと言えば戦前のイメージが強いのではないでしょうか?
そうでもなければ今回のEB110のインパクトが強烈だったと言えます!
初登場のブガッティ、まずはメーカーですが、
名前の由来は例によって、創始者の名前がエットーレ・ブガッティ。
頭文字を取って今回のEB110の"EB"の部分でも有ります。
1881年にイタリアの芸術家一家の生まれの彼が、
1909年にフランスにブガッティを興します。
1924年には量産レーシングマシーンの最高傑作と名高いT35をデビュー
させ大成功を収めます。
その後も数々の伝説的なマシーンをリリース、一貫して高性能、高額な車両で
「走る宝石」と言われていました。
1937年にはル・マン24総合優勝も果たしています。
しかし第2次世界大戦後、彼は投獄され、
1947年に亡くなって、そして名門「ブガッティ」は長い眠りにつきます。
1989年に新生ブガッティのリバイバルプランが発表され、
1991年にエットーレの生誕110年に因んで「EB110」を擁して復活
するも、
1995年には財政難であえなく倒産、
1998年に商標権がVWへ移ったのは記憶に新しいところです。
で、既に若干紹介が入ったEB110ですが、
当時の価格は約4千万円!!
価格も凄い分インパクトも実力も申し分ありませんでした。
デザインはカウンタックやチゼータV16などのスーパーカーでもお馴染みの
鬼才マルチェロ・ガンディーニ。直線の中にも曲線が生きるライン構成でワイ
ド&ローなシルエット、さらに極めつけのガルウイングドアといったいかにも
当時のスーパーカー的な佇まいでした。
ただしガンディーニの素のデザインではなく、最終案は手直しが加えられた物
となっています。
顔を特徴付ける寄り目気味のヘッドライトが目立っていますが、果たしてどれ
くらいの人がバンパーの中のブガッティのアイデンテティとも言える馬蹄をモ
チーフとした控えめなグリルに気付いているか疑問です。
目指したのは世界最速という目標の高さでその実力は当然凄く、ミッド搭載の
3.5LのV12は1気筒当たり5バルブの全60バルブ、これに4基の日本
製ターボチャージャーで加給して560馬力を発生します。
そのパワーを受け止めるのはフルタイム4WD(トルク配分前27、後73)
と6速のトランスミッション、さらにカーボンモノコックフレームとアルミボ
ディで車重は1.6tです。
大容量ブレーキに軽量18インチホイール、タイヤはミシュランの専用設計、
このようなスペックを引っさげて、事実ブッチギリの速さの342km/h、当時
の世界最高速を出しました。
EB110にはもう一つ、「EB110SS」が追加されます(または「S」)。
これはスーパー・スポーツ、又はスポーツ・ストラダーレの言葉を指すその名
の通り、走りを強化したモデルで、価格は5千万円オーバーでした。
ブーストアップで馬力を611馬力とし、ボディのカーボン化などで240kg
もの更なる軽減など、まるでそのまんまレーシングカーのような内容で351
km/hとし世界最速記録を自らが破る形となりました。
(その後マクラーレンF1によって破られます)
0-1000で20秒を切った最初の車でも有ります。
この「EB110SS」に対して区別して前述の普通(?!)グレードを
「EB110GT」とも呼びます。
ブッ飛び具合ばかりを取り上げるとスパルタンな印象になりますが、インテリ
アに目を向けるとイタリアの超高級家具のポルトローナ・フラウによる天井や
ドアに至るまでの徹底したレザー、高級ウッドパネル、ナルディのステアリン
グにナカミチのオーディオなどなど、贅沢を極めた内容になっています。
当時の売り方もまた面白く、1千万円プラスで無償フルメンテナンスを提供し
たりとまさにバブル!!
しかし車両価格自体は高いようであって、ジャガーXJ220と比較したり内
容を考えたりすれば「バーゲンプライス」だったとも言われています。
ジャガーが出たついでにお話すると、80年代終盤からは「第2次スーパーカ
ーブーム」とも言われる時期であり、当時はフェラーリ、ランボルギーニ、ポ
ルシェ、ジャガー、ヤマハなどなど豪華絢爛たる顔ぶれから超高性能車が輩出
され、ブガッティも含めて華々しい雰囲気で楽しませてくれたものでした。
今年2003年は第3次のスーパーカー時代の幕開けとも言われており、既に
幾つもが確定済み、さらにVW傘下のブガッティはヴェイロンという8リッタ
ーW16気筒エンジン4ターボで1001馬力で406km/h、を市販します。
さらに余談ですがこのVWグループ、シルバークラウドの回でもベントレーに
ついては述べましたが、VWは今や凄い集合体となっており、スーパーカーで
言うとランボルギーニもベクターも傘下となっています。
話は逸れましたが、そんなこんなのEB110、1995年の倒産もあり、総
数は僅か154台と言われています。
台数も台数なので現在の売りは皆無です。有っても3千万円くらいは言うでし
ょうか。
入手難易度は 5 ですかね。
たまには空想も良いもので、「もし1億円を近代スーパースポーツカーに使わな
ければいけないとしたら?」なんて考えれば、私ならフェラーリ、ランボルギ
ーニは(何だか一般的なので)まず候補から外れ、より珍しい今回のブガッテ
ィなんかは候補ですね。しかし1台だけ考えるならジャガーかな?
※因みに本当に1億円手にしたら確実に「近代」でないモノへ食指が伸びます。
ブガッティEB110GT
ボディーサイズ: 4400×1940×1115mm
ホイールベース: 2550mm
重量: 1620kg
乗車定員: 2名
駆動: フルタイム4WD 6速
エンジン: 水冷V12気筒
排気量: 3500 cc
ボア×ストローク: 81.0×56.6mm
圧縮比: 7.5:1
燃料供給: EFI + IHIターボチャージャー×4
最高出力: 560PS/8000rpm
最大トルク: 63.0kgm/3750rpm
最高速度: 342km/h
サスペンション前/後: 独立ダブルウィッシュボーン
ブレーキ(前/後): ベンチレーティッドディスク ABS
タイヤサイズ: 前245/40ZR18 後325/30ZR18
当時価格: 3980万円
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◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
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ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
★52年旧車スカイラインケンメリ!GTX-E★
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f6481071
グレードは違いますがケンメリはこのメルマガで過去に取り上げています。
ケンメリGT-R→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back14.htm
車両はセド330ライトツリ目、10JのSSRマーク1など、もしかしてオ
ーナー像はくりくりパーマに女モンのサンダルではないかとも思わせる仕様で
すが(そりゃもう少し後の時代かな?すぐ分かる人は記憶力高いです)、バケッ
トやコンペハンなんかも付いていて見る人を楽しませます。
このダットサンコンペハンドルなんかは復刻板でなくオリジナルなら、これだ
けで一時は10万円を超える時期もあったように思います。
安くから売り切りで出してます、一体幾らになるんでしょうか。要チェキです!
必見!BMWイセッタ250
http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e30764984
イセッタの4輪です。写真の取り方が上手く、一枚目の画像で特徴であるフロ
ントパネルからの乗り降り具合が想像できます。
色も良いですし、内容も良さそうです。
プライスは最落付いているので分かりませんが既に上限気味かな?
☆F3アルファロメオNOVAエンジン☆
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b42310737
ヤフーオークションのおかげで「趣味の人」は本当に楽しめますね、こんな物
普通はどこで買うか見当もつかない人も多いことでしょう。
コックピットは見るからにタイトでこれ以上の雰囲気はなかなか味わえそうに
ありません、一度は乗ってみたいですね。
値段に付いてはフォーミュラカーは難しいので何とも言い難いですが、好きな
人には面白いかもです。
●●━…━…━…━ あなたも書いてみませんか? ━…━…━…━●●
この手の「この1台!」はそれぞれ思い入れの有るオーナーやマニアなど
皆さんが知識、経験など勝っているモノです。
あなたの愛車のバックグラウンドやウンチクを原稿として書いて見ませんか?
もちろん憧れの車や興味のある車種でも結構です。
好き嫌いや故障しがちな弱点、クセなども含めて頂けると面白いですね。
◇現在もれなく寄稿に対してプレゼントあります!◇
なにぶん物が物だけに書籍によって情報が違ってたりという事もよくあります。
双方向でお互いに情報交換や指摘、手助けなどが出来るメールマガジンになれ
ばいいなと考えています。
●●━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━●●
<<過去の紹介車種>>
●車輛の画像、バックナンバーはこちら
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
■ジャガーEタイプ ■ヤマハOX99-11
■ポルシェ356 ■トライアンフTR3
■カウンタック ■ベンツSL(W113)
■コルベット C1 ■ケンメリGT-R
■トヨタ2000GT ■ジュリエッタスパイダー
■アルピーヌA110 ■アストン・マーティンDB5
■ロータスセブン ■ダッジ バイパー
■キャデラックたて目 ■VWカルマンギア
■テスタロッサ ■BMW M1
■ミッレ・ミリア ■ル・マン24時間耐久
■マセラティ・ボーラ ■シトロエンHトラック
■オートザムAZ-1 ■童夢-零
■シルバー・クラウド ■ロータスエスプリ(初代)
■ランチア 037ラリー ■三菱スタリオン
■ケーニグセグCC8S ■フィアットムルティプラ
■デロリアンDMC-12 ■リンカーン コンチネンタル
■ポルシェ911GT1 ■デ・トマソ・パンテーラ
■フォードGPA ■ディノ206GT
■BMW635csi ■MG-TD
■F1グランプリ
・・・続く
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