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121号 マセラティ・インディ
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◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第121号
発行日:2007年2月2日
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このメールマガジンではバリバリ売れ筋のワゴンR、環境に優しいヴィッツ
などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうというものです。
紹介するのは
=========================================================
'70年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'70年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'90年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
=========================================================
・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて、解体にならない名車を取り上げていきます。
<<過去の紹介車種>>
●イセッタからAMジェネラルハマーまで、
様々な本編車輛とバックナンバーの画像はこちら
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。
今週のニュースなのですが、「自動車ニュース&コラム」を読んでいるとこんな
のがありました。
◆日本版マン島TT、「三宅島バイクレース大会(仮)」の名称を募集
|
「噴火災害からの三宅島の復興と産業・観光の振興への歩みを加速する起爆
剤ともなる、島の未来を果敢に切り拓くレース大会に相応しいもの」で、
「マン島TT・モナコGP・マカオGPレースなどと同様、公道レースとして、
今後、世界からも注目を浴びることが期待されるであろうレース大会を
イメージしたもの」であることが条件。応募は官製はがきのみ。2/28まで。
http://www.miyakemura.com/pr/ms/ms01.htm
さて、皆さんはどんな名称が想像出来ましたか?
私はこの手の名称募集は結構考えて応募してます(採用された事はありません
が^^;)。
ただ今回のは、「官製ハガキのみ」という応募方法で二の足を踏んでしまいます。
ネットでの告知なのにハガキのみ、とはいかにも公共のやりそうな事というか、
良い意見を広く集める気が薄いのか、「世界からも注目を浴びるレース大会」が
絵に描いた餅に終わってしまわないか心配してしまいます・・・
メールの方がコストもスピードも有利で、確実に数倍の意見が集まり、集計も
楽なのにねっ、石原さん。
さて、今回の本編はトライデントさんから寄稿頂きました♪
「サーキットの狼」時代の真のスーパーカーです!
なんとトライデントさんはそのオーナーですヨ。
マセラティを過去に取り上げたのは100回分前の21号で、これも70年代
のスーパーカーでした。
第21号 マセラティ・ボーラ
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back21.htm
この回での「ヤフオクぶらり♪」の出品車インディに対して、私のコメントで
「個人的にはボーラの方が・・・」、というのがあったのですが、それも今回の
投稿のきっかけになった様です、、、すみませんm(_ _)m
では、トライデントさんのコメントと共にそのコレクターズモデルを再考して
いきましょう。
~~~~~ここから転載~~~~~~~~~~~~~~~~~~
はじめまして、トライデントと申します。
21号でもボーラの方が良いとのコメントがあったり、また私の友人にもギブ
リが良いと言う人が多いのでインディ復権の為に思い切って書いてみました。
かくいう私もカムシンが好きでした。(今でも好きですが)
この車に出会ったのは2年前ですが、この車のオーラに引かれて何となく購入
しました。
フルレストアとまで行かないまでも、ここまで仕上げるのに2年近くかかりま
したが今では、この車に夢中です。
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■■■□ 第121回
■■□ 【マセラティ・インディ】
■□
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■■イントロ
1968年トリノ・ショーでプロトタイプがデビュー、
翌1969年ジュネーブ・ショーで生産型がデビュー。
発売当初は4200ccのエンジンであったが1971年4700ccに、1973年4900cc
にアップしている。
名前の由来は1939、40年に続けてインディ500で優勝し、記念して付けられ
た名前です。
ボディは全長4740mm、全幅1760mm、全高1285(1220)mm
ギブリの4シーター版として開発され1136台も売れた、ギブリに継ぐヒット
作だ。
製作はカロッツェリア・ビニャーレの作であるがデザインはミケロッティです。
ボディはギブリより空力的に優れており、高速域で安定しノイズも押さえられ
ており、広いトランクも備え現実的な高速クルーザーです。
■■インテリア
ミケロッティのデザインで、当初1220mmと車高がおさえられているが、最終
的には居住性を考えて1285mmとなっており、実際ドラポジの圧迫感は少ない。
内装はオール革張りで豪華、因みに時計は普通の黒い電気時計で、最近の楕円
形の金の時計ではありません。
その他の装備は30年も前の車なのに、チルト&テレスコピック付きステアリ
ング、パワーウィンドウ、Wホーン(エアホーンと一般的な電気ホーン)、スピ
ード調節付きワイパー、リア熱線付きウィンドウ、電動アンテナ、エアコンが
備わっている。
席は4人乗りだが後席は、+2とされているようにヘッドルームが少ない為、小
柄な女性や子供用と考えた方が良い。
トランクは、両サイドに燃料タンクを備えている関係で、その分スペースが削
られているが当時としては十分なスペースであったようだ。
■■エクステリア
この当時流行っていたデザインを踏襲しており、流線型、フロントワイド/リア
ナローで空力も考えられたデザインだ。
ギブリと同じ様に後輪のタイヤハウスの部分が膨らみデザイン上のアクセント
になっている。
ただしギブリではそれほど感じないが、インディではこれによりボディが折れ
曲がって見える。
目線の高さと車高の錯覚によるものだと思われるが、プレス写真の中にもこの
手の写真が多く、日本で人気がないのもこのせいかも?
事実ほとんどが北米に輸出されており、
現在、日本で登録されている台数は3台であり、登録されていない車を含めて
もおそらく10台あるかないかだろう。
この車を見る時は、是非とも目線を下げてボディと平行に見ていただきたい。
欲目かもしれないが、実に伸びやかなラインだと思う。
因みに全長4740mmはエスパーダと同じです。
■■インプレ
この手の車は初めてなので、当時の他の車との比較はできないが、ドライビン
グや使い勝手は当時の車としては良い方だろうと思う。
当時の人、数人に聞いた限りでは、非常に使い勝手の良い車だったということ
である。
エンジンは320PS/49kgm(カタログデータより)もあり、トルクフルで何速から
でも加速でき、神経質なところがなくイージーに運転ができる。
マニュアルなのでローからの引っ張りは気持ちが良く、バイクの加速感に似て
いる。
V8キャブのエキゾーストも乾いた音でその気にさせてくれる。
今の車では味わえない音だろう。
ただクラッチ、アクセルは当時のスーパーカーの御他聞に漏れず重い。
ハンドリングはGTカーなので直線、高速道路向きで、アメリカ大陸横断のよ
うな運転にぴったりで北米で売れたのも頷ける。
ステアリングはボール循環式。
最小回転半径は5.3mで、ハンドルは切り始めにダルさがある。
これはギアボックスの固定感がイマイチの為で、私はストラットタワーバーを
装着し、縦にステーを下ろしギアボックスを固定したところ、切り始めのダル
さが改善できた。
ブレーキは前後輪サーボ付き4輪ディスクであるがシステムはハイドロの為、
最悪である。
4900cc版から、ハイドロに交換されている。
これがなければこの後のマセラティ車の評価もギブリ並みに良かったのでは?
と思うと残念だ。
ハイドロ・ブレーキはデジタルの0、1のような効き方で中間が少ない為、ポ
ンピング・ブレーキのように踏まなければならず、ブレーキの利きもあまり良
くはない。
足回りは前輪Wウィッシュボーン/コイル、後輪リーフリジッド/ラジアスアー
ム。
この年代のスーパーカーにはこのタイプが多いようだ。
GTカーなので乗り味はマイルドであるが、リジッドのガタンガタンと跳ねる
音とショックは頂けない。
どうしてもトラックを思い出してしまう。
因みに重量も1650kgもある。
それから、オーバーヒートであるが真夏の渋滞は避けたい、即オーバーヒート
に繋がり、常時水の携行は必要でなる(真夏の日中は乗らないに限る)。
それからエアコンの効きも悪い。
この時代なので付いているだけましと考えるほうが良い。
秋から真冬、春に関しては快適そのものである。
その他の装備としては何故か燃料タンク左右切り替え機能が付く。
価格も当時のロールスロイスに匹敵する値段だったそうです。
■■スペック
全長×全幅×全高: 4740×1760×1285mm
ホイルベース : 2600mm
トレッド前/後 : 1480/1435mm
車 両 定 員 : 2+2
車 両 重 量 : 1650kg
回 転 半 径 : 5.3m
最 高 速 度 : 265km/h
エンジン型式 : 水冷90度V8 DOHC 縦置き 4キャブ
総 排 気 量 : 4900cc
最 高 出 力 : 320ps
最 大 トルク : 49.0kgm
~~~~~転載 ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~
トライデントさんありがとうございましたm(_ _)m
オーナーさんならではの、インプレッションも含めたコメント、貴重ですねっ!
因みにウェブページの画像、小さく1枚だけですが頂き物で、トライデントさ
んのインディ4900の画像です。
バックナンバーのページ
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
いや~、ホント綺麗です。
色も良いですし、サイドのラインが美しいですね♪
調子も良さそうで、意外に運転もしやすいようですね!
多くのスーパーカーが2シーターであるのに対して、インディはリアに+2が
あるというのも大きな特徴でしょう。
家族がインディで小旅行、なんてシチュエーションもアリですか?!
助手席には奥さん、後ろの席には車の違いが何となく分かりだした世代の息
子・・・
V8キャブのサウンドを響かせながらシフトダウン&フルスロットル加速!
「パパ、かっこいい~♪」、、、なんて良い世界じゃあないですか?!
まぁ、渋滞にハマリそうな旅行だと、パパも車もツラいでしょうが(笑
全生産数に対して、日本では僅かに3台のみ登録とは驚きです、
もう少しあっても良さそうですよね・・・
手に入れようと思えば輸入が堅いでしょうか。
入手難易度は「★★★★☆ 4.5」ですかね。
※ 参照バックナンバー
第21号 マセラティ・ボーラ
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back21.htm
第57号 フェラーリ365GTB/4デイトナ
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back57.htm
第105.1号 ポルシェ911ターボ(930型)
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back10501.htm
第66号 ランボルギーニ・ミウラ
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back66.htm
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
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ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
ザガート ガビア 至宝の車
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f50754384
これまた珍しい、ステルビオの続編とも言われるガビアです。
ザガートだけにイタリアの香りというか、アルファロメオやマセラティを思わ
せる雰囲気を感じませんか?
ベースは面影ありませんが、刑事役の舘ひろし&柴田恭兵が大暴れしたアレで
す。
'75カプリスコンバー 部品取り車 ローライダー
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f54794601
メッチャ格安の、部品取りカテでの出品です。
かなりヤレた雰囲気ですが、こんな感じでもUSAの黒人さんはカッコ良く乗
りこなしてたり(?!)するので不思議ですね。
ローライダーには良い年式で人気の車種ですが、内装のヤレ具合と書類が無い
のとで折角のコンバーも復活ではなくやはり部品活用でしょうか。
このおおらかさ、オーナーさんもアメリカナイズされた方なのでしょうね。。。
アオシマ 1/20 マセラティ ブーメラン
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g48948466
スーパーカー時代のマセラティには更にこんなレアなのもあります。
市販が叶わなかったブーメランはバリバリの"入手難易度5"で、もちろん出
品は実車ではなくプラモデルです♪
くさび型のボディが童夢かベクターか、またロータスやランボルギーニのあの
車、っぽいですかね?!
こんな夢の車、ボーラをベースに走る実物大を作っても面白いと思うのですが、
大金持ちのマニアさん、御一つどうでしょうか?!
●●━…━…━…━ あなたも書いてみませんか? ━…━…━…━●●
この手の「この1台!」はそれぞれ思い入れの有るオーナーやマニアなど
皆さんが知識、経験など勝っているモノです。
あなたの愛車のバックグラウンドやウンチクを原稿として書いて見ませんか?
もちろん憧れの車や興味のある車種でも結構です。
好き嫌いや故障しがちな弱点、クセなども含めて頂けると面白いですね。
◇現在もれなく寄稿に対してプレゼントあります!◇
なにぶん物が物だけに書籍によって情報が違ってたりという事もよくあります。
双方向でお互いに情報交換や指摘、手助けなどが出来るメールマガジンになれ
ばいいなと考えています。
●●━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━●●
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自動車輸入取り扱い業務に付きましてはHPに詳細を載せております。
本メルマガのご意見・ご感想・リクエストもお待ちしてます。
輸入車、希少車に関するご相談、雑談などもお受けしております。
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■発行・編集 M&Mインターナショナル
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■Eメール mmi@1kw.jp
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