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66号 ランボルギーニ・ミウラ
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◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第66号
発行日:2004年3月5日
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このメールマガジンではバリバリ売れ筋のオデッセイ、環境に優しいミラ、
などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうという物です。
紹介するのは
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'70年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'70年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'90年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
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・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて解体にならない名車を取り上げていきます。
<<過去の紹介車種>>
●フィアット600ムルティプラからジュリエッタスパイダーまで、
様々な本編車輛とバックナンバーの画像はこちら
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。
この季節の話題は何と言ってもジュネーブショーでしょうか。
春が近づくのを感じさせてくれるビッグイベントです。
この手のイベントについて前書きを書くと、読者の方から「この車が楽しみ」
とか「やっぱ目玉はコレでしょう」とか「アレは駄目」など色々なご意見が来
るのがまた面白いんですよね。
今回のショーの目玉、私は「マセラティMC12」かと思います。
間違いないっ!
皆さんの愛車、輸入車であれば本国ではどの様に呼ばれ、発音されているか知
っていますか?
「クゥンターシュ」、と言ってみたり、「ポーシュ・ナインイレヴェン」、と言っ
てみたり「マセラッティボゥラ」と舌を巻いてみたり・・・
色んな解釈があり、そもそもカタカナ表記にするのは無理もある彼の国の車達
ですが、今回の本編はどうでしょう?
日本では姓や地名で馴染みがあります!
そう、Miuraと書いてミウラ、分かりやすいです。
間違いないっ!
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■■■□ 第66回
■■□ 【ランボルギーニ・ミウラ】
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スーパーカーのハシリである「ランボルギーニ・ミウラP400」は、日本で
のブームに先駆けて60年代に生まれた怪物です。
「ミウラ」は当時のスペインの闘牛育成家、ドン・エドヴァルド・ミウラに因んで、
Pは座席の背後にエンジンが載っていることを意味し、
400は排気量4Lを示しています。
この時代、ミッドシップは市販量産車では大変に奇抜で進んだ考えで、さらに
V12気筒も、フェラーリはまだしもジャガーはもう少し後、メルセデスや
BMWもまだ踏み入れていないという頃でした。
1965年のトリノショーでボディが載っていないフレームの状態で出展され、
1966年のジュネーブショーではベルトーネボディを纏いミウラとして登場。
1967年3月にデリバリーが開始され、
1969年にP400Sへ、
1971年にP400SVへと発展し、
1973年1月に生産終了、カウンタックへとその座を譲ります。
◆まずはそのスタイリングですが、
スーパーカーの慣例どおり、今見ても凄くカッコイイです。
低く流麗で美しいそのデザインはジウジアーロの原案を元にマルチェロ・ガン
ディーニが仕上げた、サッカーのドリームチーム真っ青のモノです。
GT40と非常に似た面構成に見えるその全高は、こちらは約41インチです。
前後端にヒンジを置き、一体でガバッとボディカウルが開くのも、まんまレー
シングカーのようで似ていますね。
特徴的なヘッドライトはマツ毛と呼ばれる黒い飾りが付いて、ポップアップ式
でした。
◆強烈な性能は、
まず優れた設計、シャシ剛性に支えられています。
設計者は鬼才ジャンパオロ・ダラーラ。このメルマガでも037ラリーやデト
マソパンテーラ、BMW M1などなど、何度も名前が出てきていますね。
400GTよりキャリーオーバーされたV12DOHCはミッドに横置き配置
され、ウェーバーの4キャブにより350馬力を叩き出しました。
前後のボディパネルはアルミ製で、そのお陰で車重は1tを切ります。
最高速は280km/hと、"スーパーカー"の名の通りの高性能でした。
◆そのラインナップは、
前述の通りS、SVの計3種がメインです。
1968年12月に姿を現したミウラSは、燃焼効率の見なおしをメインに
20馬力アップの370馬力へと発表されました。
リアサスペンションの改良も見られました。
外観の違いはほんの僅かしかなく、エンブレムの「S」の文字で見分けるのが
無難です・・・
「サーキットの狼」で主人公の姉と結婚したカッコいい一流レーサー、飛鳥ミ
ノルの駆るミウラはコレです。
1971年3月のジュネーブショーでSVがデビューします。
Sに加わった「V」の文字は、アルファロメオのグレードでもお馴染みのヴェ
ローチェ、「速い」の意味です。
この最終で究極のミウラの変更点は多岐に渡りました。
カム、キャブレターの変更他、大幅に改良されたエンジンは385馬力へ。
設計変更されたリアサスペンションにより、タイヤがワイド化されると同時に
リアフェンダーも僅かに拡大されました。
他、外観では「SV」のエンブレムはもちろんの事、特徴だったマツ毛が無く
なり黒い滑らかな縁取りとなり、バンパー部にあるエアインテーク、ウインカ
ーの形状も変わった事から、顔の印象が大きく変わりました。
大きく進歩した最終Ver.のSVですが、値段も大きく進歩した為に150台弱
しか売れませんでした。
それゆえに現在でも極端に高い傾向があります。
ここまで取り上げたミウラ、皆さんの思い入れはどうでしょうか?
私はカウンタック派だったのですが、ここ数年でミウラに大きく傾きました。
もちろん飽きの来そうにないラインが魅力ですが、理由の一つがエンブレム。
以前カルマン・ギアの時もエンブレムのデザインに触れましたが、ミウラも秀
逸です。
デコボコしたような書体は80系のスープラがこんな感じですが、30年以上
の差がありながらミウラの方が明らかに上です。
なんと文字にツノとシッポまで付いています!
総生産台数は765台と少なめで、今となっては手に入れにくいです。
価格はミウラP400の状態の良くないもので700万円くらいから、状態の
良いSVで1500万円くらいまでが多いですが、2500万円くらいのプラ
イスを付けたものもあります。
入手難易度は 4.5 でしょうか。
同社初のミッドシップで、さらに12気筒モデルですので、新車当時から調子
は良くなかったようです。
経緯を見る限り、発展というよりも試作車を完成に近づけていったという感じ
ですから当然でしょうか。
そして生産終了から30年以上経った今、その調子は推して知るべし、です。
また、この手の12気筒のエンジン、購入やオーバーホールとなると軽四1台
新車で買えるくらいの出費も珍しい話ではありませんから、恐ろしいモンで
す・・・
ミウラのレーシングバージョンである、伝説、幻の「ランボルギーニ・イオタ」
についてはまた別の機会に取り上げましょう。
※関連・参照
次モデル ランボルギーニ・カウンタック
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back03.htm
ライバル フェラーリ・デイトナ
→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back57.htm
Lamborghini Miura P400
ボディーサイズ: 4360×1760×1050mm
ホイールベース: 2500mm
重量: 980kg
乗車定員: 2名
駆動: MR5速
エンジン: 水冷V型12気筒DOHC
排気量: 3929 cc
ボア×ストローク: 82.0×62.0mm
圧縮比: 9.8:1
燃料供給: Weberキャブレター
最高出力: 350PS/7000rpm
最大トルク: 37.5kgm/5100rpm
燃料タンク容量: 80L
最高速度: 290km/h
サスペンション前/後: ダブルウィッシュボーン
ブレーキ(前/後): ディスク/ディスク
タイヤサイズ: 205-15 HS
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◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
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ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
でたぁ~っ!!◆96y BENZ ウニモグ(白)◆都・使用車、走行少
http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h7733188
私も大好きなウニモグです。最近本編で取り上げたのは404がメインでした
が、こちらは角目です。奇しくも先週、同型車の電源車(4家庭分の電力!)
に少し乗りました。デカイです!
高さがあるんで強調はされませんが、幅はハマーH1と同じくらいありますよ。
因みに多段ギアですが下半分くらいはほぼ使う事はなさそうです。
激レア必見■GTD40■エアコン 車検付■
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g16581129
こちらも本編取り上げたGT40です(コレはGTD40)。
この手のレプリカは海外でも稀に売りに出ていますが、結構な値が付いていま
すので割安感のある価格での出品かと思います。
質問も沢山入って人気のようですね。
私も憧れのGT40、なんとか50才までにはバリモノを手に入れたいと思い
ます。
ルノーエクスプレス ウッド仕様
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g15383615
ベース車両の流通値から考えるとかなり強気の価格設定は、そのカスタムによ
るモノのようです。
確かに凄いですが、この手の車で改造の付加価値を認めさせるのはかなり至難
だと思います。
取り敢えず、ハンドルとホイールの、それぞれ内装・外装で目立つ部分なのに
チョイスがイマイチなのが惜しいと思いますがどうでしょうか?
●●━…━…━…━ あなたも書いてみませんか? ━…━…━…━●●
この手の「この1台!」はそれぞれ思い入れの有るオーナーやマニアなど
皆さんが知識、経験など勝っているモノです。
あなたの愛車のバックグラウンドやウンチクを原稿として書いて見ませんか?
もちろん憧れの車や興味のある車種でも結構です。
好き嫌いや故障しがちな弱点、クセなども含めて頂けると面白いですね。
◇現在もれなく寄稿に対してプレゼントあります!◇
なにぶん物が物だけに書籍によって情報が違ってたりという事もよくあります。
双方向でお互いに情報交換や指摘、手助けなどが出来るメールマガジンになれ
ばいいなと考えています。
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