レトロな列車旅11−がんばれ樽見鉄道(大垣−樽見)

神海駅にて 谷汲口駅  谷汲口駅周辺

[2024年7月更新]
 その後、数回お墓参りのため、
神海駅を訪ねました。再び根尾川谷汲温泉にも立ち寄り、谷汲口駅付近を散策しました。神海駅〜谷汲口駅付近は、山々や田畑、農村、川があり、日本の原風景とも言える素朴な光景を見ることができます。時空を超えて日本昔ばなしの世界にタイムスリップしたような気分になります。


神海駅にて

[2022年8月更新]
 2020年以降のコロナ禍により、帰省を自粛しておりましたが、約3年ぶりにお墓参り等のため帰省し、久しぶりに樽見鉄道の神海駅を訪れました。豊かな自然、のどかな光景は、3年間の時間もストップしているかのようです。神海駅前の小学校から集団下校の生徒たちが国道を整列して帰宅の途についていました。


[参考URL]樽見鉄道
http://tarumi-railway.com/


神海駅にて    根尾川谷汲温泉

[2019年10月更新]
 その後、久しぶりに樽見鉄道の神海駅を2回訪ねました。1回は新緑が眩しい、初夏の清々しい好天の日でした。新緑の山々とマッチする鮮やかなカラーの列車が入ってきました。その後、車で5分ほどの根尾川谷汲温泉に立ち寄り、新緑の山々を見ながら露天風呂でゆっくり寛ぎました。
 もう1回は、その約1か月半後、曇天の梅雨空の日でした。梅雨空であっても、カラフルな樽見鉄道の列車がごとごとと走る姿は、とても風情があります。がんばれ樽見鉄道。


 
2両編成のうすずみ観桜号 桜満開の神海駅での列車交換  

[2017年6月更新]
 桜満開の4月中旬に神海駅を訪ねました。臨時の観光列車と、桜満開の神海駅での列車交換の光景を目にすることができました。なお、2つ隣の木知原駅でも桜が満開で、多くの観光客が立ち寄っていました。


神海駅周辺にて  

[2016年7月更新]
 その後も四季折々の神海駅を訪れています。2015年夏以降の神海駅の写真を掲載いたします。
美しい山々や農村風景をバックに、カラフルな神海鉄道の列車が日々走り続けています。
5月から11月までは、予約制の薬草列車(車内で味わう
薬草弁当・うすずみ温泉入湯券・断層観察館入場割引券、大垣〜樽見1日フリー切符付き)が週末運行されています。その他、鮎料理のフルコースと往復乗車券のセット等もあります。昔ながらのローカル線の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

[参考URL]樽見鉄道
http://tarumi-railway.com/


神海駅周辺にて  

[2015年8月更新]
 再び神海駅を訪れた際、珍しく神海駅での上下列車行き違いに遭遇しました。神海駅から先、神海−樽見間は列車行き違い設備がないので、1列車しか入ることができません。人影のまばらで静かな雨の神海駅に2本の列車が並び、別々の方向へ発車していく姿は、貴重な光景です。がんばれ樽見鉄道。


神海駅周辺にて  

[2015年1月更新]
 その後も再び神海駅を訪れました。樽見鉄道の1両編成の列車は、元気に活躍していました。


神海駅周辺にて

[2014年2月更新]
 沿線5市町でつくる「樽見鉄道連絡協議会」において、2014年度の財政支援が決定し、2014年度も樽見鉄道は運行を継続することになりました。神海駅を久しぶりに訪れ、樽見鉄道の列車を撮影しました。がんばれ樽見鉄道!

モレラ岐阜駅 樽見鉄道車内
樽見鉄道本社のある本巣駅 谷汲口駅
JR時代の終点・神海駅
JR時代の終点・神海駅

 樽見鉄道は、岐阜県の西部、JR東海道線の大垣駅から樽見駅までの34.5kmの第三セクター鉄道です。1956年に国鉄樽見線として大垣−谷汲口間が開業、1958年に谷汲口−美濃神海(現神海)間が開業、1984年に国鉄樽見線が廃止され、樽見鉄道が設立されています。1989年に神海−樽見間が延伸開業しましたが、樽見駅から徒歩15分の淡墨公園には、日本五大桜とも言われる有名な淡墨桜があり、4月の桜の時期には多数の観光客が訪れます。また、樽見駅から送迎バスで10分の場所には、うすずみ温泉・四季彩館があり、宿泊・日帰りいずれでも温泉を楽しむことができます。2006年には沿線にモレラ岐阜という、シネマコンプレックスも有する大きなショッピングセンターが開業し、モレラ岐阜駅が新設されています。

 私の故郷である岐阜県には、
長良川鉄道、神岡鉄道、明智鉄道、樽見鉄道という4つの第三セクター鉄道(元国鉄)がありますが、このうち神岡鉄道は以前小ホームページで紹介しましたとおり、2006年12月1日で廃止となっています。中でも長良川鉄道樽見鉄道は、両親実家に近い場所を走っており、幼少時代から旧国鉄線に乗った思い出があります。

 数十年ぶりに今回、モレラ岐阜から神海まで樽見鉄道に乗ってみました。樽見鉄道がセメント輸送を2005年度末で打ち切ったことで経営状況が一層厳しくなり、廃止される可能性があると聴いたため、昔の思い出を顧みたくなったからです。(その後、沿線自治体の支援が2012年度末まで継続されることが決定し、あと2年間は存続することになりました)

【モレラ岐阜から本巣へ】
 ショッピングセンター・モレラ岐阜の西側の駐車場を越えてすぐの場所に、モレラ岐阜駅があります。ホーム1本のみの簡素な無人駅です。ここからレールバスと呼ばれる1両編成のワンマンカーに乗りました。列車はガタゴトと懐かしいローカル線の響きを立てながら、ゆっくり走っていきます。のどかな田園と住宅風景の中、2駅で本巣駅に着きます。本巣駅は、本巣市の中心駅で、樽見鉄道の本社、車庫もある、有人駅です。列車の行き違いが可能で、上り列車との交換が行われました。また、この駅始発の区間運転列車もあります。

【本巣から神海へ】
 本巣駅の次の駅、織部駅道の駅織部もとすのすぐ隣にある駅です。美濃国・本巣郡(現在の本巣市周辺)は、安土桃山時代に千利休の弟子となった大名茶人・古田織部の故郷とも言われており、道の駅ではこの地域の農産品・特産品が販売されています。この駅から列車は、根尾川に沿って山間を走っていきます。さらに2駅で谷汲口駅に着きます。この駅からは、西国三十三所観音霊場の第三十三番札所である谷汲山華厳寺までのバス(約10分)が運行されています。さらに山間を走ること1駅、国鉄時代の終着駅・神海に着きます。ホーム1本の静かな駅ですが、列車の行き違いができる駅であり、駅舎の中には喫茶店があります。山間の静かな農村風景が広がっており、駅周辺は日本の原風景、私の故郷の原風景とも言えるものです。

樽見鉄道の経営は厳しい状況が続いておりますが、薬草列車、しし鍋列車の運行や、5月連休にはモレラ号の運転体験講習会(中学生以上が本巣駅で列車を運転体験等)、様々なイベント企画も行われています。淡墨桜うすずみ温泉谷汲山華厳寺モレラ岐阜等、沿線には様々なスポットがありますので、是非訪れて列車の旅を楽しんではいかがでしょうか。がんばれ樽見鉄道!

[参考URL]樽見鉄道
http://tarumi-railway.com/

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