レトロな町並み97−信州の鎌倉(塩田平・別所温泉)


 上田市の西南に広がる塩田平は、日本の原風景とも言える農村田園風景が広がっています。信州最古ともいわれる別所温泉もあります。
 このエリアは、古くから仏教文化が開かれ、鎌倉時代から室町時代にかけて造られた国宝や重要文化財、県宝などが多くあることから信州の鎌倉と呼ばれています。2020年に文化庁より日本遺産に認定されています。

生島足島神社 北向観音 別所温泉駅
安楽寺 常楽寺 塩田平

【生島足島神社】
 上田電鉄別所線下之郷駅近くにある生島足島神社は、生島大神と足島大神の二神が祀られている信濃屈指の古社と言われています。美しいこの神社に過去何回か参拝しています。

【前山寺】
 弘法大師が開いたと言われる前山寺は、未完成の完成塔といわれる国の重要文化財・三重塔があります。

【北向観音】
 別所温泉にある北向観音は、厄除観音として昔から信仰を集め、長野の善光寺と向かい合うように本堂が北を向いていることから北向観音と呼ばれるようになったと言われています。善光寺と合せてお参りすると更なるご利益があると言われています。階段下の参道には昔ながらの土産物店や商店があり、レトロな趣があります。

【安楽寺】
 別所温泉にある禅宗寺院の安楽寺は、13世紀の創建と言われ、本堂から長い階段を上がった場所に、現存する日本唯一の木造八角三重塔があります。長野県の国宝第1号として指定されています。

【常楽寺】
 別所温泉にある常楽寺は、北向観音の本坊とされ、鎌倉時代には天台数学の道場として栄えたと言われています。国の重要文化財に指定されている石造多宝塔があります。

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