レトロな町並み30/列車旅16−住吉大社・通天閣と阪堺電車


 
あべのハルカス    阪堺電車・天王寺  阪堺電車・住吉
  阪堺電車・住吉  阪堺電車・
恵美須町
 住吉大社 
   
  住吉大社  通天閣  あべのハルカス
から見た通天閣

 あべのハルカスを初めて訪問し、60F展望台からの眺望を楽しんだ後、天王寺駅前電停から阪堺電車上町線あびこ道行きの電車に乗り、住吉大社へ向かいました。2度目の住吉大社訪問でしたが、約15分の阪堺電車の旅を楽しみ、住吉鳥居前で下車し、すぐ目の前の住吉大社に第一本宮・第二本宮・第三本宮・第四本宮の順に参拝しました。

 参拝後、境内を散策し、
住吉電停(住吉と住吉鳥居は近接)から阪堺線・恵美須町行きの電車に乗りました、昔ながらの大阪の街を電車に乗ること約17分、これまた昔ながらの終点駅・恵美須町に着き、昔ながらの商店街を歩いて通天閣を訪ねました。エレベータが2基しかないためか、あべのハルカスと違って通天閣は約30分待ちと混雑していました。エレベータで展望台へ上り、あべのハルカスや天王寺動物園、大阪ドーム等、大阪の昔ながらの眺望を楽しみました。あべのハルカスと通天閣という、大阪の新旧の顔とも言えるスポットを、、昔ながらの阪堺電車で住吉大社経由で訪れるルートは、とても魅力的で、大阪の週末を満喫しました。

 帰路は、庶民的な串焼きのお店が沢山立ち並ぶ、昔ながらの
新世界商店街を経由して新今宮駅まで歩き、大阪環状線に乗りました。


 これまで、大阪のレトロなスポットとして以下ご紹介してまいりましたが、第3弾として、今回は大阪の天王寺から阪堺電車に乗って住吉大社と通天閣を訪れました。

1.大阪中之島の重厚な歴史的建造物と造幣局の桜
2.四天王寺と大阪城公園

阪堺電車・
天王寺駅前
阪堺電車・住吉鳥居前 阪堺電車・
恵美須町
住吉鳥居 住吉大社・反橋 住吉大社御本殿
住吉大社御本殿 住吉大社境内
通天閣 通天閣からの眺望

【阪堺電車】
 阪堺電車と呼ばれる阪堺電気軌道は、恵美須町−浜寺駅前の阪堺線、天王寺駅前−住吉−住吉公園の上町線からなる軌道の鉄道です。阪堺線の全線開通から100年を経過している歴史ある路線です。大阪市営の路面電車が全廃された後も残る、貴重な大阪の路面電車です。
 まず、天王寺駅前から上町線・阪堺線直通の浜寺駅前行きの電車に乗り、住吉鳥居前まで行きました。住吉大社に参拝した後、帰りは住吉鳥居前から阪堺線の恵美須町行きの電車に乗り、恵美須町まで戻りました。大阪市南部から堺市までの昔ながらの町並みに沿ってゴトゴト走る電車の旅は、タイムスリップしたような気分になります。道路と分離された専用軌道区間が多いものの、住吉、住吉鳥居までの数キロ区間は、道路と併用になっており、古い町並みとセットで往年の路面電車の雰囲気を満喫することができます。
 沿線には、通天閣(恵美須町)、天王寺動物園、住吉大社、浜寺公園等、見どころが沢山あり、1日フリー乗車券等のおとくな切符もありますので、ゆっくり電車で散策してみてはいかがでしょうか。

【住吉大社】

 全国の住吉神社2,300社の総本山である住吉大社は、3世紀の神功皇后の時代まで遡る、1,800年の歴史ある神社です。大阪の歴史とともにあり、大阪の人々に愛され続けている神社と言われています。阪堺電車を住吉鳥居前で下車すると、目の前が鳥居です。境内を入ると、有名な
反橋があります。石の橋脚は淀君が奉納したと言われているようです。御本殿は住吉造という、神社建築史上最古の特殊な様式で、国宝に指定されているとのことです。第一本宮から第三本宮までは直列、第四本宮と第三本宮は並列に配置されています。静かで荘厳な雰囲気の境内を散策し、御本殿に参拝しました。住吉鳥居の近辺は、昔ながらの路面電車と古い町並みが残っており、とても魅力的なスポットです。

【通天閣】
 恵美須町から徒歩すぐの場所にある地上103mの通天閣は、昭和31年(1956年)に再建された2代目になります。初代は明治45年(1912年)にパリのエッフェル塔と凱旋門を模して建てられたと言われています。大阪のシンボルでもあり、国の登録有形文化財にも指定されています。5階の展望台には、足の裏を撫でると幸運が訪れるという言い伝えがある、幸運の神様「ビリケン」の像が安置されており、通天閣のシンボルにもなっています。また、このあたりは、新世界と言われる、昔ながらの繁華街でもあります。
大阪の雰囲気を存分に味わうことができる
通天閣とその界隈を路面電車で訪れてみてはいかがでしょうか。

→レトロな列車旅・町並み・食事処 INDEXへ

→信州の温泉案内/レトロ旅行倶楽部トップページへ戻る

→レトロな日本旅館のある温泉 INDEXへ