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2004年5月3日、十勝管内鹿追町瓜幕つれづれ日録の題字 
 2004
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 6月30日(水)

 プロバイダへの手続きなどのため、7月1日から数日間は更新できないかもしれません。ご諒承ください。

 それにしても、あと数時間で、環境がガラッと一変するわけだ。信じられないな。実感がわかないというか。
 それでは、みなさん、おせわになりました。
 今後ともよろしくお願いします。

 6月29日(火)

 札幌彫刻美術館友の会の会報「いずみ」8号がとどいた。
 小林金三さんの巻頭言にはなかなかうなずけるところがあった。
 その一部。

美術館を訪ねてみようと思うほどの人は、その道の達人である。専門家も及ばない鑑賞力を持っている。それは知識で見ようとするのではなく、ただただ自分の感性で見ようとするからである。余り短絡しては間違うけれど、いいか悪いか−よりも、好きか嫌いか−の判断力は強烈だ。しかも鑑賞を繰り返すことで「好き」の領域が自然と「よいか悪いか」の鑑賞眼をひろげることになるから、おそろしい。ゆめゆめ、しろうとを見損なうなかれ! である。そればかりか、美術館は、実はそれらの人たち−美術愛好家という名のしろうとたちによって支えられているのである。

 筆者は、よくいわれる「美術鑑賞にりくつはいらない。感性が大事」的な言い方が、じつはあまり好きではない。
 でも、この文章を読んで、まあ入り口はそれでもいいのかな、という気がしてきた。
 ただ、ずーっとそのままでいては、進歩がない。「じぶんのあたまで考えなくてはわからない作品」を拒否しないでほしい−というのが、筆者の願いです。

 引っ越し作業続行。

 6月28日(月)

 ようやく引っ越しの準備に着手。
 しかし遅々として進まず。

 あーとだいありー、更新しました。
 春の院展と全道展、香月泰男展の評は来月になりそう。

 6月27日(日) 

 八雲で一泊。
 帰路、苫小牧に寄り、札幌まで道南バス。

 じぶんがこれから暮らす町だと思っていると、短い時間すごしてきただけでも、2日ぶりに見る札幌がなんだか見知らぬ大都会のように感じられてくるのがふしぎ。
 1988年6月、留萌から旭川に出たとき、似たような感覚をあじわった。あのときのほうが、留萌でわけもわからず走り回って働いていたので、旭川がもっと大都会に見えたのだが。

 とりあえず、表紙とスケジュール表だけ更新。
 あーとだいありーのほうは、必要最低限の更新を、一両日中にする予定です。


 6月25日(金)

 送別会やら研修やらで、更新をさぼっておりました。
 26−27日は、引き継ぎ業務のため八雲に行っております。

 まだ、あいさつまわりにお伺いできていないところがたくさんあるけど、このままになりそうな予感…。

 この間エピソードから、ひとつだけ。
 24日夜は、ギャラリー門馬(中央区旭ヶ丘2 地図E)で、詩人・谷川俊太郎さんの朗読会がひらかれた。
 言わずと知れた、戦後の詩にそびえる巨峰である。
 しかし、詩人は、はなはだ気さくに、愛をテーマにした自作を読み、おしゃべりを挟み、会場からの質問にこたえていた。
 門馬さんから案内のはがきが来たのが、朝日新聞の夕刊(道内版)に紹介記事が載った翌日。その記事には、関係者のみ招待で、すでに満席−という意味のことが書いてあったから、すごくうれしかった。
 筆者は、もう四半世紀のあいだ、谷川さんにお目にかかる機会があったら言おうと思っていたことがあって、それを伝えられたので、とてもよかった。
 それは、彼の1975年の詩集「夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった」に収載されている、同題の詩の冒頭部分についてである。

男と女の中学生が
地下鉄のベンチに座っていてね
チェシャイア猫の笑顔をはりつけ
桃色の歯ぐきで話し合ってる

そこへゴワオワオワオと地下鉄がやってきて
ふたりは乗るかと思えば乗らないのさ
ゴワオワオワオと地下鉄は出ていって
それはこの時代のこの行の文脈さ

 この詩をはじめて読んだとき、びっくりした。
 ちょっと前の、じぶんのことが書いてあるかと思ったからだ。
 しかし、谷川さんがわざわざ札幌の円山公園駅まで来て、じぶんのことを目撃しているはずがないし、そもそも筆者が地下鉄を乗り過ごし、詩を読んだのは1978年のことで、詩集の刊行時には中学生ではない。
 谷川さんも、じっさいに見た光景を詩にしたとのこと。
 だからどうしたといわれると、こまるのだが…。


 6月19日(土)

 24日ぐらいまで、更新がとどこおりぎみになります。事情、察してください。
 でも、まだギャラリーまわりはやめてない。全道展も見たいし。

 6月18日(金)

 休み。
 ひっこしの準備はまったくできていない。

 6月17日(木)

 16日の読売夕刊によると、パリの贋作グループが摘発されたそうな。
 シャガールなどのにせものを、画家を雇ってこしらえ、日本人やタイ人にうりさばいていたとのこと。

 朝刊。
 仕事がおわるのが午前2時半なので、ちょっと送別会をやって、店を出るとかんぺきに明るかったりして、なんだか照れくさい。

 6月16日(水)

 きのう、「異動の発表から2日たったけど、予想していたほど反響はない」などと書いたら、掲示板にカキコがあいついだ。
 自己愛でつまらんことを書いてしまったような気がして、はずかしい。
 なんか、同情をわざわざひくような感じでした。すんません。

 ところで、ことしの札幌は、天気がいい。
 空の青も、例年より濃いような気がするけれど、色彩の専門家たる絵かきのみなさんはどう感じてらっしゃるのだろう。

 またも「あーとだいありー」積み残し。ご勘弁下さい。

 6月15日(火)

 朝から仕事。
 家族3人は祖母と、北海道神宮祭の出店、屋台がならぶ中島公園へ。
 筆者が小学生のころは、お祭りのため学校が早引けになった。さすがに近年は、宗教の祭事で公立校が休んだり授業が短縮になるのはマズイ−というふうになってるんじゃないかと思ったら、そうでもないらしく、筆者の近所の小学校もお休みだという。

 冗談で書いた巨人分割論、15日の朝日の社説におなじことが書いてあったのでびっくりした。

 6月14日(月)

 快晴。札幌は、2年ぶりの真夏日。
 この3年間、ぱっとしない夏がつづいていたが、ことしの春からはめざましい好天がつづいている。じつに爽快。梅雨の真っ最中のみなさんはお気の毒だけど、このさわやかさを満喫するために暗くて長い冬を耐えてきたのだからなあ。
 しかし筆者はまたも朝から仕事。

 さて、来月からこのウェブサイトをどうするのか、現段階での考えをまとめてみた。

 とりあえず、閉鎖する考えはない。
 まず「ギャラリーのスケジュール」は、資料のあつめようがないので、今月かぎりでやめる。
 みなさんは、akaさんのサイト「ぞ」や、札幌タイムスのギャラリー欄や、北海道新聞の月曜夕刊「美術メモ」、各地方版などでおぎなってください。
 紹介などが書いてある「スケジュール」は、このサイトがはじまった当初からつづいているページであるし、来月以降も筆者宛に案内状やメールをおくってくださる奇特な人もあるかもしれないので、とりあえず現在のままのこす。
 目次ページの「TOPICS」も、おなじような扱いとする。
 このページ「つれづれ日録」も、はたして毎日更新できるかどうか、想像もできないが、こまめに更新していくことにしたい。
 ここ数ヶ月更新をサボっている「アート本情報」も、なんとか不完全ながら続行できそうだ。

 最大の問題は「スケジュール」とならぶ歴史の古い、当サイトの看板コーナー?「あーとだいありー」の更新が困難になること。
 これについては、読者のみなさんの積極的な投稿を待つしかないですね。
 もちろん原稿料は出ませんが。

 それにしても、今回の異動は、札幌勤めが長いゆえ致し方ない面が大きいのだが、筆者はあと半年か1年はうごかないだろうと、のんきに構えていたので、みなさんに多大なご迷惑をおかけしている。
 筆者自身も、まだほとんど引っ越しに手がついていない。
 ほんとうは、東京支社の、それほどいそがしくない部署にうつって、上野の美術館や銀座などのギャラリーに通うというのがひそかな夢だったのだが、さすがにそんなおいしい話はなかったようだ。
 美術館の話はさておいても、日本の中枢にちかい位置から、この国がどういう方向にすすんでいるのかを短い期間でかまわないからみておきたいという気持ちはあった。

 現段階でいちばん困惑、というか、北海道弁でいうところの「いずい」思いなのは、支局勤務がどのくらいの多忙さかが、まったく想像できないということだ。
 たぶんいそがしいんだろう。
 でも、冷静に考えてみると、全道版へのややこしい原稿の出稿がそうそうあるはずがない。1日3、4本を地方版に書くのは、筆者も初老になったことだし、新人時代ほどには時間はかからないだろう。
 ただし、予定が詰まっていなくても、支局管内を離れにくいのではないかという予感はする。
 その日の朝になって「あー、きょうは催しもないし、休みにするかあ」っていう感じになるんじゃないか。

 で、新聞社内の空気がわからない方が多いであろうから、ぶっちゃけた話。
 今回の人事は、ほぼすべての人にうらやましがられている。
 1人支局勤務を望む人は非常に多い。
 なんといっても、うるさい上司がいないので、自分のペースで仕事ができる。
 地域の人々ともふれあえる。
 (独身や単身赴任の場合は別だが)わが子に親父の働きぶりを見せることができる。
 それにくわえ、遠隔地の方には言いづらいのだが、八雲は、札幌や函館からそれほど遠くない。
 もし、左遷ではないかとおもっている人がいたら、認識を改めてください(笑い)。

 プロ野球パ・リーグの近鉄とオリックスが合併することになりそうだ(13日朝刊、日経のスクープ)。
 球界再編は必至といわれている。
 これは冗談なのだけど、読売ジャイアンツを分離分割して、セとパ両方に1チームずつとすればいいのではないか。
 読売新聞も日テレも、両方を大きくとりあげる。パの各チームは巨人との放映権料を得ることができるし、観客動員も増えそうだ。ペタジーニと清原両選手も先発出場できるだろう。もし巨人どうしの日本シリーズともなれば盛り上がるのは確実。
 いいことずくめである。

 おもしろいのは、過去、合併したチームは、戦力的にさぞ充実したかと思いきや、それほど強くなっていないという事実だ。
 まあ効果があったのは、2リーグ以降では、6位の西日本パイレーツと5位の西鉄クリッパーズが合併した西鉄ライオンズが2位となり(1951年)、その後しばらく強豪となった例くらいであろう。
 大洋ホエールズと松竹ロビンスが合併して発足した洋松ロビンズは1953年が5位、翌54年は6位(最下位)で、合併前より弱い。松竹は50年には優勝しているのだ。
 パリーグでは、1957年2月に高橋ユニオンズと大映スターズが合併し、同年11月にはさらに毎日オリオンズと一緒になって「大毎オリオンズ」が発足しているが、3チームぶんの戦力があるはずなのに、58年は4位に終わっている。(ただし60年に優勝)
 
 註・西鉄は現在の西武、洋松は現在の横浜、大毎はロッテ。

 6月13日(日)

 急なお知らせです。
 7月1日付けで八雲支局に異動します。

 このウェブサイトをどうするかは未定です。
 ともあれ、これまでのような頻度で「あーとだいありー」を更新できなくなるのは確実です。

 1993年以来、札幌ではみなさまにお世話になりました。
 この場を借りてお礼申し上げます。


 6月11日(金)

 いろいろ書かなくてはならないのだけど、きょうは更新している時間がない。
 あーとだいありーは、展覧会の題名だけ書いてあります。のぞかないでくだされ。
 とりあえず、スカイホール(中央区南1西3、大丸藤井セントラル7階)の藤根凱風個展が、書道ですが、なかなかおもしろかった。

 6月10日(木)

 雷雨。

 6日の件で、以前釧路に住んでいた方よりメール。丸井今井のブックセンターはすでにないそうです。訂正中央区南4西22(というか削除)しておきます。

 スケジュールの欄に掲載している「開催中の展覧会」が、53にのぼり、5月13日につくった「49」の記録を更新した。
 それだけ利用が多くなっているということで、ありがとうございます。

 ギャラリーミヤシタ(中央区南5西20)の近くの蔦井邸が、マンション建設用地になっているのを見てショック。
 あの附近がお屋敷街だったのは、過去の話になってしまいそうだ。

 6月9日(水)

 けさの朝日新聞の社説の見出しに
「他人事ではない」
とあった。
「たにんごと」
という日本語はない。
 それを言うなら
「人ごと」
である。
「ひとごと」
ということばに
「他人事」
という漢字をあてているつもりなのかもしれないが、常用漢字の範囲外の読みであり、新聞の社説の見出しとしてはよろしくない。

 6月7日(月)

 休み。爆睡。

 6月6日(日)

 きょうは朝刊なので、夕方から次の日の未明まで仕事。
 苫小牧のノーザンホースパークで観光馬車が横転したとか、法務省が供述調書を起訴しない事件でも公開する方針だとか。でもいちばんびっくりなのは、窪塚洋介がマンションの9階から飛び降りてけがで済んだというニュース。ううむ、やっぱり神がかってるなあ。

 話はいささか旧聞に属するが、函館の老舗書店「森文化堂」が民事再生法の適用を申請するという記事が北海道新聞に出ていた。
 道内地方都市(つまり、札幌以外のマチ)の本屋では、旭川にはMEGA冨貴堂があり、釧路にはコーチャンフォーがあり、小樽には紀伊国屋と喜久屋書店がある。北見には福村書店がある。
 …と考えていくと、函館と帯広における、本屋の影の薄さというのは、きわだっているように思う。ようするに、森文化堂は、30万都市を代表する書店というには、はっきりいって貧弱すぎるのである。
 職場に、函館勤務の経験者がけっこういるので、どこで本を買っていたかという話になり、けっきょく森文化堂に行ってたという人が多かったが、結論は
「函館の人って、本を読まないんじゃないかな」。
 函館の方、反論してください(笑)。


 6月5日(土)

 きょうも朝から仕事。

 豊平の銭湯跡で高層住宅の建設工事が始まった。
 狸小路3丁目の「家具のキラク堂」跡はどうなるんだろう。
 桑園駅のラーメン店「海峡」と、北大前の喫茶店「ブラジル71」の閉店は新聞で知った。
 まあ、「ブラジル71」は、店名のわりにはコーヒーうまくなかったからなあ。

 6月4日(金)

 朝から仕事。
 午後の作業は早々にかたづけ、夕方から「絵画の場合」展の打ち合わせ。

 6月3日(木)

 年金法案にはいろいろ意見があるだろうけど、西川きよしの議員生活最後の質問の前に質疑を打ち切ったのは暴挙だし、西川きよしがかわいそうだと思う。

 佐世保の同級生殺人、原因となったカキコが「掲示板」なのか「チャット」だったのか、いまなおはっきりしてない。
 この問題では、やはり毎日新聞が一歩リードしている。まあ、むりもないよなあ。

 仕事の時間が長く、あーとだいありーの更新が追いついていません。ご容赦を。

 6月2日(水)

 休み。快晴!
 先週にひきつづき「1Dayカード」を使いまくった。
 まず、月寒中央駅までバスで行き、そこで中央バス「北野線」に乗り換え、東西線の南郷18丁目駅へ。新札幌駅でジェイ・アール北海道バスに乗り換え、北海道開拓記念館へ。30分に1本しかないバスにうまく乗れた。
 記念館へ行く前に、「開拓の村」の売店に寄り、「北海道の美術100年」と、書家・中野北溟さんのエッセー集「貝殻の耳」などを買う。2冊とも版元(北海道新聞社)では品切れで、一般の書店では入手がむつかしい。北海道関連の本を買うなら、開拓の村と開拓記念館の売店はぜひチェックすべし。穴場です。ちなみに、どちらもまだ残部あり。
 「松浦武四郎 時代と人々」展を見て、ふたたびバスで新札幌へ。東西線を西28丁目で下車。ちなみに、開拓記念館−新札幌−西28丁目は乗り継ぎで460円である。
 COUS COUS OVEN + HOPPERSに寄った後、宮の森2条6丁目から「山の手環状線」に乗って「ふもと橋」で下り、ギャラリー山の手へ。田部さんの金工展。帰路は、ふたたびふもと橋からおなじ路線で西28丁目駅で下車、9分あるいてTHE PRESTIGE GALLERYで廣島さんの写真展を見る。
 ギャラリーにちかいバス停「北7条西20丁目」から「北7条線」にのり、西11丁目駅で下車。東西線にのりつぎ、バスセンター前へ。市民ギャラリーへ行こうとしたが、今週は盆栽と仏像しかやっていないことに気がつき、サッポロファクトリーへ進路変更。写真展などを見る。
 ファクトリーの前から「ファクトリー線」に乗り、中心部へ。それにしても、ここまでバスに8回バスに乗ったが、1度も5分以上待っていないのはすごいと思う。
 さいとうギャラリーを見てから市電で中央区役所前へ。札幌市資料館、コンチネンタルギャラリー。ふたたび市電で都心へ戻り、スカイホールへ。
 エレベーターの前でしゃべっている女がふたりいるから、てっきりボタンを押してるものだと思ったら、押さないでしゃべってるので、地下にいたエレベーターは1階を通過して4階まで上がってしまった。筆者がボタンを押したのでエレベーターは1階にもどってきたのだが、扉があいたら、このふたりも乗ってきた。いったいなに考えてんだか。
 南北線とバスで家へ。交通費を計算したら2720円。「1Dayカード」は1000円なので、元はとった。

 6月1日(火)

 休み。家でごろ寝。

 さいきん、いやーなニュースが多い。

 東京都の教育委員会が、3月の卒業式の「国歌斉唱」の際に、生徒が起立しなかったクラスの担任を処分したという話。
 北朝鮮の拉致家族を「救う会」にいやがらせの電話やメールが殺到したという話。
 このふたつはわりと大きく報道されてたので、知ってる人も多いでしょうけど。

 東京の卒業式がらみでは、式の前に来賓が
「日の丸・君が代問題を考える」
という雑誌か何かの切り抜きコピーを生徒たちに配布したら
「式の開始が5分遅れた」
とかで都教委と学校が被害届を警察に出して、それを受けて警察がその来賓の自宅を家宅捜索したというニュース。
 この来賓は、学校の教員のOBらしいが。
 被害届を出すほうも出すほう、受理して家宅捜索するほうもするほう。

 福岡県のある市では、「君が代」を歌っているさいの音量を計測したそうだ。

 筆者は「君が代」ぐらいは、学校現場できちんと教えたほうがいいと思う。
 でも、強制力をもちだして歌わせるという動きは、ぜったい嫌だ。

 自衛隊のアパートにイラク戦争のビラを投げ込んだら、家屋侵入で逮捕された人もいましたね。

 集合住宅の郵便受けにチラシを投げ込んで逮捕されるんだったら、全員逮捕してほしい。
 というのは冗談だけど、警察が出てきて逮捕する話じゃないだろう。

 「君が代」といえば…。
 30日、コスモバルクが出るというので、めずらしく日本ダービーのテレビ中継を見た。
 そしたら、出走の前に、太った女が「君が代」を歌っていた。
 プロ野球とか、スポーツ関連では、こういうことが多い。
 それにしても、テレビで見たかぎりではヘタな歌だった。
 「さざれ」と「石の」の間に息継ぎをいれなくては声が続かないようじゃ、だめじゃん。「さざれ石」でひとつのことばです。

 5月31日(月)

 旧式のバスで会社へ行くと、窓が開いていて、そこからライラックの香りがどんどん入ってくる。
 札幌は、ライラックの国です。

 書くのを忘れていたけど、6月のスケジュールをつくりました。

 5月30日(日)

 きょうも仕事。ひさしぶりの朝刊。
 展覧会の紹介に「林亨展」を追加。なんだかやっつけ原稿になってしまい、林さんをはじめ関係者の皆さまにはすまない気持ちでいっぱいです。


 5月29日(土)

 28、29日も朝から仕事。
 28日は夜のんでいたので、更新できませんでした。
 あーとだいありーは更新途中ですが…

 5月27日(木)

 前の晩、午後9時に寝たら、翌朝1時半に目が覚めてしまった。
 老人だと思った。
 日中、ねむいのなんの。

 5月26日(水)

 連休。
 午後から「1Dayカード」で外出。
 円山公園駅からジェイ・アール北海道バス「旭山公園線」で、marbleへ。(地図E
 think garden 思考の庭は、すこし本が増えたようだ。 →もっと読む
 ゆっくりコーヒーを飲んでいたら、バスに乗り遅れた。
 「旭山公園線」は1時間に1本しかないので、しかたなく坂をくだって「界川」バス停まであるく。ほどなくして「ロープウエイ線」が来たので、円山公園駅へ。
 西11丁目で下りて、コンチネンタルギャラリー、札幌市資料館(地図C)をまわり、「厚生年金会館前」からバスで「時計台前」まで行き、札幌時計台ギャラリー(地図A)へ。
 じょうてつバスで西11丁目駅にもどり、SOSO CAFE(地図C)へ。NMAの沼山さんに、ばったり会う。田中泯の公演は、厚田と琴似、両方行くそうで
「ヤナイさんも、まだ見てないならぜひ」
とのことでした。
 交通費1680円のところ、1000円で済んだ。

 リンク集に、半月ぶりに追加した。
 「展覧会の紹介」に、田中一村展をようやく追加。林亨展も一両日中の予定。

 5月25日(火)

 24日も仕事。夕刊社会面と、「千本桜」特集。
 連日の疲れが積みあがって、夕食後ただちに寝てしまう。

 25日休み。休養。

 ともあれ札幌はいまが1年で一番いい季節だと思う。
 エゾヤマザクラやレンギョウはさすがに終わったが、千島桜、タンポポ、チューリップ、ツツジ、梅、モクセイ、ライラック、環状通のリンゴなどが咲き乱れている。

 5月23日(日)

 きょうも仕事。ただし、日曜なので夕刊はなし。ひさしぶりに昼寝をする。
 午後、一家4人で実家にあそびに行き、3人を置いて「ギャラリーこけもも」と「プレステイジギャラリー」に寄った後、会社へ。「こけもも」からプレステイジまでは適当な交通機関がないので、めずらしくタクシーをつかった。
 プレステイジの桜井マチ子個展は、あいかわらず個性的。以前よりも自由度が増している感じ。ことばでは説明しづらいので、どうぞ見に行ってください。25日まで。
 あーとだいありーには24日書きます。


 5月22日(土)

 なんだかさいきんじぶんの忙しさをひけらかしているようで気がひけるなあ。
 5時40分起床。出発などきのうとおなじ。
 夕刊社会面。しかし、日朝首脳会談は、昼前に終わったものの、夕刊時間帯には詳細はなにもわからずじまい。
 2時半ごろまでに作業を終え、そのまま特集ページの編集作業に突入。夕方、「5人帰国」など日朝会談の結果があきらかになり、「張り出し」(新聞社の前に貼る文字の大きな新聞。配るやつは「号外」とよび、区別しています)の作業をちょっとだけ手伝う。
 6時半過ぎ、さすがにエネルギーが尽き、仕事の一部はあすにまわすことにして(月曜までに完成させればいいので)、帰宅する。

 例によって、表紙のTOPICSの更新が膨大にあります。

 5月21日(金)

 朝5時半におきるが、ねむい。
 前日までとおなじく朝7時49分に家を出る。バスは通勤客でとちゅうからえらい混雑。
 9時から午後2時まで夕刊作業。それから髪を切る。スカイホール、さいとうギャラリー、ギャラリーユリイカ、北海道画廊をまわり、5時から「石狩・当別」版つくり。
 じぶんの作業は8時半ごろに終わり、周りの新人たちの作業を手伝った後、キノカフェへ。
 伊藤隆介さんたちと飲む約束に遅れていったのだが、そこはじつは北海道芸術学会とやらの2次会会場で、知り合いがたくさん。愉快にハートランドビールをのんだけど(筆者は学会には入っていませんけど…)
 地下鉄とバスで帰路に。0時25分帰宅。
 サイトの更新をちょこちょこと作業し、1時40分就寝。

 5月20日(木)

 なんとか4時間は眠った。
 きょうは午後11時半帰宅。

 19日夕刊各紙に載っていたが(北海道新聞に第一報が入ったのは午後1時を過ぎ、夕刊の締め切りぎりぎりだったが)、「ドラムの神様」といわれたジャズドラマーのエルヴィン・ジョーンズさんが亡くなった
 彼を有名にしたのは、なんといっても1960年代にジョン・コルトレーンと組んだころのアルバムである。
 とにかく、音数の多さと、複雑なリズムを刻むテクニックは驚異的としか言いようがない。
 最初、まだ10代のころ「My Favorite Things」を聴いたときには、ひとりでたたいているということがどうしても信じられなかった。
 コルトレーンのもとを離れてからも「Puttin' it together」などのごきげんなリーダーアルバムをのこしている。
 彼は奥さんが日本人ということもあって、来日回数は多く、北海道にも何度も来ていた。
 それも、札幌だけでなく、1990年だったかには網走管内常呂町にまで足を伸ばしている。
 同町にはいまも、彼の寄附によって創設されたエルビン文庫があり、楽譜を多数所蔵しているという。
 たしか98年か99年に、札幌では最後となったコンサートをKitaraでひらいた。ピアノがマッコイ・タイナー、サックスがウィントン・マルサリスという超豪華メンバーだった。
 彼はすでに70歳を超えていたのだが、老いの影がまったく見えないエネルギッシュなプレーを展開し、おどろかされた。
 筆者はそのおり、札幌でエルヴィン氏にインタビューしたのだが、気さくであると同時に、非常な読書家で、インテリであるという印象が強かった。世界平和にも強い希望を持っていた。
 あれほどのすごいドラマーはもう出ないだろう。
 ご冥福をお祈りします。

 美術館の日程に、西村計雄記念美術館を追加しました。

 5月19日(水)

 今週も、前の週とほぼ同様の勤務ダイヤ。
 つまり、朝はやくおきて朝刊を読み、7時50分に家を出、9時から午後2時すぎまで夕刊作業、そのあとギャラリーをまわってから朝刊作業。
 先週よりさらにたいへんなのは、じぶんの仕事以外に後輩の仕事のめんどうも見なくてはならない点。
 今晩もじぶんの面は夜8時半には完了していたが、あとは後輩に教えていたので、会社を出たのは11時半をすぎていた。
 睡眠3時間シリーズがつづきそう。あーあ。

 5月18日(火)

 連休。
 やる気出ないのは変わらず。

 5月17日(月)

 休み。
 モティベーション、ゼロ。

 夜はひさしぶりに家でジンギスカンを食う。
 生肉はさすがにうまい。
 いつもの冷凍の円形肉とはちがう。
 ところで、むかし、ジンギスカンといえば円形に整えた肉ばかりなので、羊が円筒形の動物だと思っていた人がいた。
 背骨や内臓はどこにあるんじゃい!
と思わずツッコミをいれたくなってしまうのであった。

 5月16日(日)

 さすがに15日から16日にかけては7時間は眠った。
 朝7時に起きてサイトの更新。これが11時までかかってしまう。
 きょうも仕事。1時間ばかり午睡したあと、3時45分に家を出て、アートスペース201(中央区南2西1、山口中央ビル)に寄った後、会社へ。
 午前3時帰宅。
 あーとだいありーの更新はあすにまわします。ごめんなさい。


 5月15日(土)

 仕事。
 睡眠4時間がつづいていて、さすがにねむい。

 5月14日(金)

 大ニュースめじろおし。
 小泉首相は、以前も、民主党の大事な日程にぶつける格好で、北朝鮮訪問を決めたような気がする。
 ところで、訪朝するとされている22日は、筆者はまた夕刊社会面にまたあたっている。やれやれ。

 きのうとほとんどおなじ。
 ただ、夕方に仕事を入れなかったので、精力的にギャラリーをまわった。
 あーとだいありーの更新のほうがおいつかない。

 5月13日(木)

 眠らなきゃ、眠らなきゃ−と思うと眠れない。3時間半だけ寝て会社へ。
 夕方また仕事が入り、市民ギャラリーなどにしか行けず。帰宅午後11時過ぎ。ますます厳しい状況。

 「スケジュール」のページに紹介されている「開催中の展覧会」がなんと49になった。
 昨年8月22日の「45」を上回り、過去最高である。
 もちろん、道内の美術が盛んになったというよりは、このサイトに情報を送ってくださる方が増えたということで、手垢にまみれた言葉を使わせてもらえば「うれしい悲鳴」というところ。

 5月12日(水)

 夕方に会議が入り、札幌時計台ギャラリーにしか行けず。
 今週は、平常のギャラリー周りにくわえ、大丸の田中一村展、三越の伝統工芸新作展にも行かねばならず、なかなか厳しいっす(しかも、本人の努力ではどうにもならない)。

 10日書くのを忘れてましたが、「美術館の日程」に旭川市彫刻美術館を追加しました。

 5月11日(火)

 連休。
 午前中は道立近代美術館や回転寿司に行ったが、夜の時間配分を誤りさっさと寝てしまったので、ほとんど更新できていない。
 12日から4日連続で、朝早く起きて新聞各紙に目を通し、7時50分に出発、夕刊の仕事をして、昼過ぎにギャラリーをまわって、夕方からまた市内版の仕事をして、夜11時前後に帰宅という日がつづきます。がんばらなくっちゃ(古い)。

 5月10日(月)

 休み。15日ぶり家で疲労回復。
 あーとだいありーの更新は、休みます。ただし、表紙の更新量がものすごい。映画「赤目四十八瀧心中未遂」の北海道巡回上映の情報が大量にあります。実行委員も募集しているとのことです。
 14日からはじまる札大のシンポジウムはおもしろそうですが、仕事なので参加できません。近所なのにざんねん。

 8日(前後)にアクセスが12万を突破しました。
 皆様のおかげです。ありがとうございました。

 5月9日(日)

 さいとうギャラリー(中央区南1西3、ラ・ガレリア5階)で「恋のぼり展 image…の旅」という、ごった煮のような展覧会をぼーっと見ていたら女性に
「もしかしたら、ヤナイ君?」
と声を掛けられた。高校の同級生という。言われるまでまったくわからなかった。今回の展覧会は、あるゼネコンで設計などを担当していてイラストもよくする男性が音頭をとったもので、インテリアコーディネーターやカラーコーディネーターをしている彼女もさそわれて出品したという。
 それにしても
「1年のときのクラス文集はヤナイ君がつくったんだよね」
などと言われても、なお思い出せないじぶんの記憶力の悪さには、あらためてあきれてしまった。

 きょうも仕事。

 5月8日(土)

 朝から夕方まで仕事。
 何軒かギャラリーをまわったあと、S−AIRの実行委員会。文化庁の補助はうちきられるが、なんらかの形でアーティスト招聘などの事業は続けたい−ということに。
 帰宅午後10時。

 5月7日(金)

 福田官房長官が辞任したため夕刊は大忙しだった。

 こっそり賄賂をもらうのに比較すると国民保険料をうっかり払っていなかった時期があったくらい、辞めるほどの大問題ではない(もちろん、ほめられたことではない)と思うが、この騒ぎがもたらすものは、国民の政治への関心がいっそう低下することだろう。
 ことしの夏の参院選の投票率はかなり下がるに違いない。ただ、創価学会の人はみなさん投票に行くだろうから、公明党と自民党の票は相対的に多くなる。与党圧勝、小泉政権は安泰だというのが筆者の予想だ。

 5月6日(木)

 新聞各紙の夕刊によると、ニューヨークでおこなわれたサザビーズのオークションで、ピカソの初期の作品「パイプを持つ少年」が1億416万8000ドルの史上最高額で落札された。
 これまでの最高が、バブル期で舞い上がっていた日本人がゴッホ「医師ガシェの肖像」だったから、世界的に景気が回復しているのではないかと思う。
 それにしても、少年がパイプを持ってたらだめだと思うんだけど。

 5月5日(水)

 写真を、最新のものに変えてみた(笑い)。

 3日は車で温根湯温泉へ。
 激しい雨が降り、ドライブ向きではない。
 夕張市美術館に立ち寄った後、日勝峠を経由したら、峠附近はみぞれに近い雪に変わった。
 いくら北海道とはいえ、5月に雪とは…。
 或る程度予想していたので、タイヤははきかえていなかったのだが。
 しかし、ここで嘆くのは早かった。
 十勝管内鹿追町の神田日勝記念館を経て、同町の笹川地区を過ぎるころには、ふたたび雪となり、しかも路面に積もり始めた。
 湿った重い雪なので、前の車が通ったわだちの跡以外のところは、ハンドルがほとんどきかなくなってしまう。
 これならむしろ、凍結してくれたほうが走りやすいと思ってしまうほど、神経をすり減らす路面状態だった。
 士幌、上士幌の市街地はさすがに積雪はなかったが、道道本別留辺蘂線(十勝と北見地方の最短ルート)に入ると、雪はますますひどくなる。あと半年たたないうちに初雪だと思うと気がめいるので、考えないことにし、キング・クリムゾンのライブのテープを大音量でかけて気合を入れた。峠道では、一瞬だが完全に車の制御を失い、ひやりとした場面もあった。
 鹿の子ダムの近くまで来てようやく積雪がなくなり、安堵した。

 4日。
 曇り。気温は依然として低め。
 妻子と妻の両親、妹とその家族の計9人で、温根湯温泉から戻り、美幌でラーメンを食べ、女満別で、義母の知り合いの陶芸家がやっている窯元兼お店「美風窯」に寄る。皿、カップなど1000円以下のものが大半で、良心的である。ソーサーつきカップでも2000円くらい。コーヒーを飲んだあとの出し殻をつかって着彩したという、黒っぽい色合いがおもしろい。
 北見に昨年オープンした、ほりごたつと小上がりばかりで人気の焼肉屋「パラム」で夕方から焼肉をごちそうになる。

 5日。
 快晴。妻子を乗せて札幌に帰る。
 網走管内佐呂間町と生田原町をむすぶ「旭峠道路」、同白滝村と上川管内上川町をむすび難所・北見峠をショートカットする「旭川紋別自動車道」など、無料の自動車専用道路を通る。
 ドライブには楽ちんだが、税金でつくられていると思うと複雑な気分。
 早めに出たので、渋滞にはまったく縁のないまま札幌に到着。


 5月1日(土)・2日(日)

 1日は、市内各ギャラリーをまわったあと、7月におこなわれる「絵画の場合」展のうちあわせ。
 その後、林享展のオープニングパーティーに出て、2次会で飲んで、版画家の渡会純价さんと澄川でさらに飲むなどということをやっていたので、更新はなし。
 2日は、車で道内各地へ。
 江別市セラミックアートセンター スクラップアート美術館(空知管内栗沢町美流渡) 大正館(歌志内) 道立旭川美術館 モケラモケラ(旭川)
 さすがに道路は混雑している。国道12号の江別大橋附近で渋滞したので、わたりきったところでUターンし、江別東インターから道央道に乗った。12号は、江別・岩見沢間で一部2車線の区間がまだあり、4車線との境目でどうしても渋滞しやすい。
 しかし、いちばんひどかったのは、29日にオープンしたばかりのイオン旭川西ショッピングセンターの周辺で、このため筆者は「日本近代洋画への道」展を見る時間を、10分はロスした。
 連休中に自動車で旭川に行く方は、道央道を下りてから「旭川駅方面」と書かれたほうに行かないほうが無難。旭川新道を東に進み、旭町経由で美術館へ向かったほうがよいでしょう。

 3、4日は更新しません。