俗称:相馬 一意(そうまかずい)
法名:釈 一意(しゃく いちい)
どうでもいいことながら、上のように、俗称と法名の呼び方を区別しています。「かずい」と「いちい」の読みをごっちゃにして論文をかいていたら、アメリカから苦情がきたためです。それ以来、相馬という姓をつけたときは戸籍の読み、釈をつけて僧侶名を名乗るときは音読み、ということに統一しています。どうぞよろしくお願いいたします。
住職からのメッセージ
私は平成23年まで、龍谷大学で教鞭をとっていました。専門は仏教学で、特に中国仏教の研究をしていました。なかでも南北朝時代の仏教思想史研究がメインテーマで、七高僧の第三・曇鸞大師を中心にして研究していました。
このお蔭で、曇鸞やその著作『往生論註』に関する論文を15編以上もまとめることができ、平成19年には「博士(文学)」の学位を得ることもできました。また平成24年(2012)4月には、本願寺派の最高学階である「勧学(かんがく)」職にもつくことになりました。とても満足に感じています。
ですから、仏教や漢字などについては、ひとよりは少し多めの知識があると思っています。この方についての疑問があれば、どうぞ遠慮なく質問してください。できるだけ丁寧にお答えするつもりでおります。
寺の言い伝えでは西光寺の第28世住職ということになっています。残念ながら、それを証明する確実な資料は残っていませんが、平将門に縁のある相馬太郎義清という人物が出家して信楽(しんぎょう)房と名のり、親鸞聖人のお弟子となったというのです。これから数えて28代目ということですが、この辺のことはあまりはっきりしていません。
筑波山とそば畑の風景(2021/09/29撮影)