お母さんのためのIT入門講座
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−情報通になるために−

もうみんな,Webサーフィン(ホームページの閲覧)なんて御茶の子さいさいってとこだろか.
でも待って.世の中ごまんとページあるよね.そんな中から欲しい情報,ちゃんと見つけ出せてるかな?変なサイトにひっかかってないかな?
今回は,そんなにたくさんの情報の中から,あなたが欲しいもの,正しいものを,いかにうまく見つけるかってお話しちゃうよ.

ホームページうまく使って情報通

テレビとは違うホームページ
 ホームページっていうのは,誰でも作ることができるし,利用規約の範囲内であれば,自由に書くことができちゃう.ということは「情報の質」って観点からみると,テレビ放送とか新聞などといったマスメディアに比べ,格段に,その信頼性は落ちちゃうってことなんだな.
 ちなみに,ここ BIGLOBE のサーバーにもページを公開するにあたっての「会員規約」なんてものがある.でもね「ご自分のホームページに掲載するデータの内容は基本的には自由ですが、インターネットの公共性を考え合わせると、法令に違反するデータあるいは社会通念上不適当と考えられるデータを掲載するべきではありません。(BIGLOBEホームページサービスご利用の注意)」 程度のことなんだ.
 こんなこと言わなくてもわかっていると思うけど,ホームポージ,特に個人が作ってるものの中に書いてあったからって,それを鵜呑みにするのは,ちょっと待った!だよ.健康サイトなんて,結構怪しいとこ多いよね.しかも,個人なのか団体なのか,全くわかんなかったり...そのあたりは,よーく吟味して活用してね.

新鮮な情報をみつけましょ
 なにか調べたいことがあって,ページ検索するよね.それで,ヒットしたページに行ってみる.でも,ここで1つ気をつけてみて欲しいことがある.それは「情報の鮮度」ってこと.まず,ページの更新日をチェックしてね.私も,最初の頃はトップページにしか,更新日表示してなかったな.でも,最近は,ページ毎に書くようにしてる.心のことなんてのは,なかなか変わらないかもしれないけれど,PC なんて3ヵ月もすれば新機種出てきちゃうもんね.
 ホームページで出てきたからって,そのまま,それが今だと思っちゃいけないよ.中には何年も前に作ったままの,死んでるページもたくさんある.観光情報なんて,それを楽しみに行くと,まったくなかったりなんてことにもなりかねないね.

信頼性の再チェック
・ページの作者(情報の発信者)のプロフィールや連絡先,ちゃんと書かれてるかな?
・記載内容について,引用の出所や情報の確認先,ちゃんと明示されてるかな?
ページの更新日は,表示されてる?
・新聞やテレビなど,他のメディアで,同じようなもの見たことある?
 まぁ,こんなとこに注意して,もう一度,自分の「お気に入り」,再点検してみてね.

「サーチ」使いこなし

2種類の検索サイト
 何か調べたいなって思った時,あなた,まず,どこ見ます? 自分の入ってるプロバイダのトップページから行くのかな? それとも,IE の「検索」使ってる? 実はね,私,ネット始めた頃は,このIE の検索しか知らなかった(お粗末).でもね,ここ,あんまりヒットしなかったな.知りたい情報が全然出てこない.もう,なんなんだよって感じ...
 ネットには情報検索に特化したサイトがあります.もう,ここまで読んできたあなたは,随分わかってると思う.けど,もう一度,ここで整理するね.
 「検索」って聞くと,どこのサイト思い浮かべますか? Yahoo!? goo? 実は,この2つ,随分前からある検索サイトなんだ.でもね,この2つ,いまでこそ,なんか区別つかないけれど,前は全然検索の仕方が違ってたんだよ.Yahoo!を「ディレクトリ型」,goo を「ロボット型」なんて言ってた.何それって?

ロボット型の検索サイト
 この代表的なものとして,gooinfoseekExciteGoogle なんてのがあるかな.でも,いまは Google を除いて,みんな「ディレクトリ」持っちゃったからな...
 ロボット型検索,これを説明する前に,IE の「検索」使ってみましょ.ツールバーの[検索]ボタンを押すと,画面左側にキーワードの入力欄,出てきたでしょ.[次の文字列を含む Web の検索:]なんてあるよね.ひょっとして,下に[提供:Excite]なんて書いてあるかな?(前に[カスタマイズ]してたらinfoseek,goo,フレッシュアイのどれかかもしれない..)これが「Excite」ってとこの検索エンジン(ソフト)を使ってページを検索するよってこと.
 ここで説明しやすいように,ちょっと設定,変えちゃうよ([提供:goo]って出てる人はそのままこの項,読み飛ばして頂戴).左側に表示された窓の上,2行目の右端[カスタマイズ]ってあるよね.ここをクリック.[Webページの検索]の下の窓[goo]をクリック(反転表示するよね).[▲]をクリックして,一番上まで goo を持ってってね.そこで[OK].これで検索エンジンが goo になった.
 さぁ[心と身体]って入れて[検索]してみて.その関係のページがいっぱい出てきたでしょ.2番目に,ここのサイトあるかな? マウスカーソルを合わせるとページの説明が読めるよね.これを1つずつ開いてみるってわけ.でもねぇ,これがなかなかヒットしないんだ...^^;
 今度は,同じ検索窓の上の方,「goo」ってロゴがあるよね.そこ,クリックしてみて.右側にページ,表示されたでしょ.これが「goo」のトップページ.上の方にキーワードの入力欄があるから,さっきと同じようにやってみて.ほら,左側の検索窓と同じ結果が表示されたでしょ.後からやってもらった操作が,ロボット型サイトで検索をやったってこと.IE の検索との違いは,説明文もページに表示されていることかな.
 ここで,なんで「ロボット」っていうか,少し説明しておくね.ロボット,人造人間,いろいろ自動的にやってくれる装置...つまり何万とあるホームページを自動で巡回して,そのページからキーワードを拾って,検索できるようにデータとして登録する.こういう作業を毎日やってるのがロボット型検索エンジンなんだ.これがあるおかげで,URL(ホームページのアドレス)知らなくても,ページ見られるんだよね.

ディレクトリ型の検索サイト
 「ディレクトリ」っていうのは,コンピュータ用語なんだけど,そうだなぁ「フォルダでの分類」みたいな意味と考えて.「掲示板デビュー(2)」の「トピックスを作ろう」で,「カテゴリ」のお話したよね.「健康と医学」「趣味とスポーツ」「生活と文化」...なんて.このカテゴリ1つ1つがフォルダで,この下にまた,いろいろと分類があるでしょ.このように情報が分類されてて,そこを順々に追いながら自分の欲しいページをみつけるやり方.つまり,目次を見ながら欲しいページを探すってやり方,これがディレクトリ型の検索なんだ.
 例えば,私のサイト,まだ Yahoo! には登録申請してないんだけれど,これが「ストレスマネジメント」ってカテゴリに入ってたとする.見つけ方は,まず「健康と医学」かなって感じ.そこを開いて,「メンタルヘルス」−[ストレスマネジメント]..おぉ,いろいろ出てきたね,なんて.で,紹介文を見ながらページを見るってわけ.
 それから Yahoo! のことなんだけど,この「ディレクトリ」,どうやって作ってると思う? もちろん,先に話したロボット使えば簡単なんだ.だけど,それだと,内容と全然関係ないページをキーワードに登録しちゃうかもしれない.そうするとヒット件数だけ増えちゃって,見たいものが取り出せないってことになっちゃうよね.そこで Yahoo! さん,ご苦労なことに,1ページ1ページ,人間が目で見て,内容を確認,ふさわしいディレクトリ(カテゴリ)に登録してくれてるんだって.ほんと,ありがたいよね.
 なんでロボットにしないか,ちょっとつけ加え.実はホームページを書くときに,この「キーワード」,タグを使って自分でも書くことができるんだ.自分のページを見てもらいたくて,ここに関係ないこと,いっぱい書いておけば,検索されやすくなるよね.ロボットの中には,それを無視するのもあるみたいだけど,結構ここで入っちゃう.「モーニング娘。」なんて入れるだけで,格段のアクセスあるかもよ(笑).

使い分けして検索上手
 ○○関係なんて,漠然と,例えば「旅行に行きたい,どこかいいところ,ないかなぁ?」なんて思いで情報検索する場合.これはディレクトリ検索がいいかな? [Yahoo! JAPAN]−[旅行]−[Yahoo! トラベル]−[国内旅行情報]−[ツアー情報]−...なんて,どんどん進んで見ていけるよね.こうやって眺めていくうちに,お値打ちツアー,見つかるかもね.
 実は Yahoo! からも ロボット検索ができる.Yahoo! JAPAN のトップページ,上の方にキーワードの入力欄あるでしょ.キーワードを入れてやる検索っていうのは,だいたいズバリを探したいって場合だよね.さっきの旅行の話でいくと,ホテル名入れて場所が知りたいとか,値段が知りたいとか...ここで検索してもいいけど,私,ロボットは「Google」をお勧めします.
 http://www.google.com/intl/ja/
 なぜって? 最初にも言ったけど,今はどこでも両方の検索ができる.つまりページを開くと,重い「ディレクトリ」の画面が飛び出すってわけ.私は,これが嫌いでねっていうのが第1の理由.もう1つ,大事なこと.キーワード検索した場合,関係ないページがいっぱい出てくることが多いってこと.こいつが,ロボットのくせに優秀だって思えるのが Google.おまけにディレクトリもなく,キーワード入力欄だけの,いたってシンプルな画面.こいつはいい.
 最近,BIGLOBEサーチがこれになったし,Yahoo! もつけたみたいだね.だから,ヒット率の方は格段に上がったよ.
 それから,みんなキーワード1つしか入れてないかもしれないけど,例えば,「名古屋のホテル」を探したいって場合.「名古屋」,「ホテル」2つのキーワードになるよね.どうする? 両方を含む検索を「and 検索」っていって,特別な入れ方をします.方法は検索エンジンによってまちまち.Google の場合は「名古屋 ホテル」って[スペース]で区切って入れるんだ.詳しくはGoogle トップページから[ヘルプ]を見てちょうだい.そこに詳しく書いてあるからね.

ネットの健康情報には気をつけて

インターネット上の医療情報の利用の手引き
 最後におまけ.最初にも話したけど,ネットにある健康情報って怪しいもの多いよねぇ.そこで,日本インターネット医療協議会なんてところが作った「インターネット上の医療情報の利用の手引き」を紹介しちゃう.テレビや雑誌でも,この関係,怪しいのが多いんだけど,一度,目を通しておいて,損はないと思うよ.
 誤った治療法では,治るものも治らない.それどころか悪化することにもなりかねないね.便利なネット,生かすも殺すも,あなた次第ですよ.
 http://www.jima.or.jp/userguide1.html

健康情報の読み方
 最近見つけたページでもう1つ,おもしろい,というか,感心させられたところがあるので,皆さんにご紹介しておきます.ダメ押し! 小内 亨って内科の先生が書かれてるページなんだけど,怪しい健康情報は一刀両断って感じ.ネットの普及やこの健康ブーム,マスコミまで面白おかしく番組作りやってる時代,ほんとに何がなんだかわかんないよね.そこのところ優しく解説してくれてるよ.こういうのがもっと表に出てこないといかんのになぁ,って私,思いました.怪しい健康食品や健康器具を買う前に,一度は必見ですよ!
 http://www.page.sannet.ne.jp/onai/

 さぁこれで,あなたも情報「検索」の達人だ!


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