スガシカオ『SMILE』レビュー
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Part 4 また関係ないこと書いちゃった。話を戻して。 問題は『4FLUSHER』。私はね、もし『4FLUSHER』が創られなかったら、『SMILE』は生まれなかったって思うんです。『SUGARLESS』こそ番外編、企画盤だと思うんです。そうでしょ?オリジナルアルバムではないですよね。4枚目のオリジナルアルバム『4FLUSHER』、その次のオリジナルアルバム5枚目の『SMILE』、だと思うんですよ。『4FLUSHER』の成果が『SMILE』に出てると思うの(←ここ重要)。なんか偉そうな言い方になっちゃって恐縮なんですけど。『4FLUSHER』に何か足りなかったものが、『SMILE』にはあるんじゃないでしょうか。具体的にどうって言えないんだけど、例えば…。 『4FLUSHER』にだけは、重心の低いダウナーファンク曲がないでしょう?そこで、「Thank You」登場!生まれました!気持ちが腐ってるのは、「かわりになってよ」以上だと思うし、「性的敗北」を食らっても、なおも拭えない痛みと切望がある。ここでもう、『SMILE』は『4FLUSHER』を超えました! 「優等生」と「Go! Go!」は、「ドキュメント2000」がなかったら、生まれなかったような気がするのです。なんだかちょっと似てるとこあるでしょ?(って思うのは私だけ?) 「桜並木」は、「波光」がなかったら、生まれなかったような気がするのです。曲の成り立ち方が似てるような気がする。どちらもイントロとアウトロが曲の匂いに重要になっているところとか、目の前の風景に引っ張られてるところとか。ピアノ曲なら「夏祭り」の方が好きなんだけどね。 「あだゆめ」は、「青白い男」がなかったら、生まれなかったような気がするのです。自分にないリズムへの挑戦。ロックに挑戦で見事やり切れてなくって(失礼)、ブラジルファンクに挑戦で見事やり切れてないよね?(失礼!)レニーニとは全然違うじゃないの!でも、ライブはカッコよかったし、シカオちゃんらしいから良い! 「はじめての気持ち」は、「ミートソース」がなかったら、生まれなかったような気がするのです。自分で弾けないから、佐藤タイジ(from Theatre Brook)に頼んだんだよね。タブーを冒して、ちょっとの妥協(?)で、より良い曲ができる。そこで得たことが、今回のオカモトサダヨシ(from COIL)参加に繋がったんじゃないんでしょうか。とても良いです。まぁ、オーガスタ仲間だから、「ヒットチャートをかけぬけろ」でヤマちゃんがアコギ弾いてたり、「イジメテミタイ」で杏子さんが歌ってたりしてるから、いいのかもしれないけど…。そんな感じ…。やっぱうまくいえないけど…。 |