●左
Wariwick Castle内のヴィクトリアンローズガーデン。
今年の英国は、例年にない暑さに見舞われました(普段は夏でも20度前後ですが、今年は30度近くまで上がりました)。その為でしょう、薔薇の盛りは、少し過ぎていたかな。年若い数人のガーデナーが、汗を掻きながら手入れをしていました。
●中左
同じく、Warwick Castle内のコンサバトリー(宝物の保管庫)前のテラス。
白い庇に、黄色の花が爽やかでした。しかし、ベンチで和むにはちと暑すぎた…。
●中右
Wariwick Castleのdungeons付近。濃い緑と、石造りの城のコントラストが鮮やかでした。
ちなみにdungeonsとは、地下牢のこと。14世紀に作られたこの施設は、清教徒革命の頃にも使用されたそうです。
”何週間も、いや何年も、ただじっとうずくまるだけのの生活。(略)地下牢はただ囚人を閉じ込めておく場所以上の意味を持っていました。(略)囚人は身体的な衰弱以上に、精神的な苦しみをあじわわなければならなかったのです。”(Warwick
Castle
日本語版パンフレット 12頁より)
実際の牢の造りは、悲惨のただ一語に尽きます。その部屋に立つだけで、寒気がしました。垂れ流された、汚物の臭いさえ染み付いているような…。
しかしまあ、こうしたいわゆる”負の遺産”さえ有りのままに公開する度胸は立派。万の言葉を尽くすより、余程説得力がありますね。この部屋が、本来の目的の為に使用される事が、二度とありませんように…。
●右
Warwick CastleにあるGuy's Towerからの眺望。
塔の高さは、約40メートル。城内でも、一際目立つ建築物です。
中世、この地では数々の戦が繰り広げられました。この塔は、城の守りの要として、重要な役割を果たしていた事でしょう。
眼下には、今も長閑なおとぎ話の世界が広がります。
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