** シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜:music by Mr.Children / ブリーチ
「隊長、書類がたまっています。執務室にお戻りください」
「きてごらんよ、七緒ちゃん、風が気持ちいいよ」
「……人の話聞いてます?」
「もちろん、七緒ちゃんの話だもん。で、ここでのんびりするのも良いと思わない?」
「…そうですね」
「七緒ちゃん!!!」
「では、こちらに本日処理していただくべき書類をお持ちしましょう」
ひどいよ、七緒ちゃん。
「何がひどいですか。ひどいと言いたいのはこちらの方です。こんなに処理すべき書類がたまってるんですよ!!」
屋根の上でひなたぼっこしていた僕の所に、七緒ちゃんは書類を持ってやってくる。
しかも、しっかりと逃がさないといった風体で隣に居座っている。
人質は髪につけてた風車だ。
仕事しなければ折る、なんて脅迫以外の何者でもない。
「七緒ちゃんはどうしてそう仕事に厳しいの?こうやって外に目を向けて自然とふれあうのは重要だと思わないかい?」
「締め切りを破ってまで、重要とは思えません」
つれないねぇ。
「鉄の女」と揶揄されてること彼女は知らないのか。
いや、そんな言葉彼女ならとっくに知ってるだろう。
それでも毎日毎日、きりりとした表情で仕事をしている。
「七緒ちゃん、笑って」
「隊長が仕事をしてくださるのであれば、いくらでも笑いますよ」
「ホント?」
「えぇ」
僕の言葉に七緒ちゃんは書類を見ながら素っ気なく答える。
隊の人間は知らないと思う。
七緒ちゃんがきれいに笑うこと。
「僕は七緒ちゃんが笑ってるところ好きだよ」
なんて思ってること小さく含ませる。
「はいはい、そんな戯れ言を言うほどの余裕も無いはずでは?」
表情一つ変えずに七緒ちゃんは書類を確認して言う。
戯れ言じゃないよ。
ホントに僕は好きだよ。
なんて肩を抱けば
「隊長、セクハラで訴えてもよろしいのですか?」
「七緒ちゃんつれない」
書類するから許して〜。
「……はぁ…。隊長、こちらで終了です。毎日、このようにしていただければ、出かけてもかまいません」
「七緒ちゃんは探しに来てくれるのかい?」
「書類が片付いてなかったら」
「じゃあ、片付けないで行こうかなぁ」
「隊長…私は、書類をしっかりと片付けてほしいといってるんです!!!!」
「アハハハハ」
「笑ってごまかすのはやめてください」
笑う僕の側で君は項垂れる。
「じゃあ、僕は君に探してほしいから、書類は片付けられないなぁ」
「ふざけたことはやめてください」
「やめられないよ」
だから、僕は
「七緒ちゃん、僕は君が好きだよ」
まるで息を吸うように君に言う。
「っっっ!!!そ、それをふざけてるってっっ。言うんですっ」
で、悪趣味かと思われるけど、七緒ちゃんの頬が染まるのが実は僕の楽しみだったりする。
「きてごらんよ、七緒ちゃん、風が気持ちいいよ」
「……人の話聞いてます?」
「もちろん、七緒ちゃんの話だもん。で、ここでのんびりするのも良いと思わない?」
「…そうですね」
「七緒ちゃん!!!」
「では、こちらに本日処理していただくべき書類をお持ちしましょう」
******
我が、八番隊隊長の優秀な副官七緒ちゃんは仕事の鬼だ。ひどいよ、七緒ちゃん。
「何がひどいですか。ひどいと言いたいのはこちらの方です。こんなに処理すべき書類がたまってるんですよ!!」
屋根の上でひなたぼっこしていた僕の所に、七緒ちゃんは書類を持ってやってくる。
しかも、しっかりと逃がさないといった風体で隣に居座っている。
人質は髪につけてた風車だ。
仕事しなければ折る、なんて脅迫以外の何者でもない。
「七緒ちゃんはどうしてそう仕事に厳しいの?こうやって外に目を向けて自然とふれあうのは重要だと思わないかい?」
「締め切りを破ってまで、重要とは思えません」
つれないねぇ。
「鉄の女」と揶揄されてること彼女は知らないのか。
いや、そんな言葉彼女ならとっくに知ってるだろう。
それでも毎日毎日、きりりとした表情で仕事をしている。
「七緒ちゃん、笑って」
「隊長が仕事をしてくださるのであれば、いくらでも笑いますよ」
「ホント?」
「えぇ」
僕の言葉に七緒ちゃんは書類を見ながら素っ気なく答える。
隊の人間は知らないと思う。
七緒ちゃんがきれいに笑うこと。
「僕は七緒ちゃんが笑ってるところ好きだよ」
なんて思ってること小さく含ませる。
「はいはい、そんな戯れ言を言うほどの余裕も無いはずでは?」
表情一つ変えずに七緒ちゃんは書類を確認して言う。
戯れ言じゃないよ。
ホントに僕は好きだよ。
なんて肩を抱けば
「隊長、セクハラで訴えてもよろしいのですか?」
「七緒ちゃんつれない」
書類するから許して〜。
「……はぁ…。隊長、こちらで終了です。毎日、このようにしていただければ、出かけてもかまいません」
「七緒ちゃんは探しに来てくれるのかい?」
「書類が片付いてなかったら」
「じゃあ、片付けないで行こうかなぁ」
「隊長…私は、書類をしっかりと片付けてほしいといってるんです!!!!」
「アハハハハ」
「笑ってごまかすのはやめてください」
笑う僕の側で君は項垂れる。
「じゃあ、僕は君に探してほしいから、書類は片付けられないなぁ」
「ふざけたことはやめてください」
「やめられないよ」
だから、僕は
「七緒ちゃん、僕は君が好きだよ」
まるで息を吸うように君に言う。
「っっっ!!!そ、それをふざけてるってっっ。言うんですっ」
で、悪趣味かと思われるけど、七緒ちゃんの頬が染まるのが実は僕の楽しみだったりする。
**後書き:楽しかった〜京楽春水隊長×伊勢七緒副隊長!!
京楽隊長片思いって感じ。。
隊長は大塚明夫さんなので、楽しかったよ。
京楽隊長片思いって感じ。。
隊長は大塚明夫さんなので、楽しかったよ。