** No Way to Say:music by 浜崎あゆみ / ONEPIECE
「もうちょっとだからな」
そう言う力強い声は確かに、聞こえる。
「大丈夫よ」
なんて笑って返せないから、あなたが泣きそうだなんて気づいてもいない。
「ナミは、絶対に護るから」
聞こえた言葉は、夢?
イーストブルーは基本的に春気候で、フーシャ村はグランドラインで言えば春島だ。
だから雪なんて滅多に降らない。
数えるのもつまんないぐらいに降らない。
だから、グランドラインに入ったとき一面の真っ白い雪とふわふわと冷たさに感動した。
すっげーしやわせになった。
コンパスからそれて医者を捜すためについたのはドラム王国。
王国だったところで、医者が見つかって安心って思ってた。
ウソップと一緒に雪だるさんを作ってた。
ウソップのは雪の怪獣シロラー。
オレのはハイパー雪だるさん。
「こら、そこの馬鹿コンビ、何してやがる。ナミさんの一大事だっつーのに!!!」
そう叫んでこっちに来たサンジに雪だるさんとシロラーは蹴り入れられて見事に壊された。
すっげーショック。
ふわふわ、ふわふわ、雪が舞い散って、ふわふわ、ふわふわ、空から降ってくる。
雪見る事なんてほとんどネェから、手に取って。
すーっと…溶けた。
「ルフィ?」
「あぁ、ワリィ」
今行く…。
声がかすれそうになった。
「ルフィ君、風邪かな?これでも飲むといい。このドラムではよく飲まれてるお茶だ。風邪に効く。なりかけに飲むと効果的だ。ちなみに、コヒの街の名産だ」
「あぁ、サンキュウ」
ドルトンがお茶をくれてウソップと飲む。
「あぁ、お茶うまいなぁ」
「話聞いてたか?」
「お茶ぐらい飲ませろよ〜」
お茶を飲み干し、お茶碗を置いて、ナミの眠るベッドに向かう。
雪はあんなにふわふわできれいでしやわせなのに。
「ナミ」
声をかける。
「何?」
「あの山、行くぞ」
「………うん」
雪じゃない。
ナミは雪じゃない。
「よろしくね、船長」
ナミの手はあまりにも熱くて。
「ルフィ!何でだよ」
「医者、そこにいるんだろ」
オレの言葉に反論しようとしたサンジはオレの言葉に黙る。
「だったら、話は簡単だろ?」
ナミは雪じゃない。溶けたりしない。
背負って、抱えて山道を歩く。
登る。
「ナミは、絶対に護るから」
なんて言えない。
海賊だから、護れないときもあるかも知れない。
でも、でも。
「………オレは………」
ナミの笑顔はいつも柔らかくて、ナミの声がすごい好きで。
ナミがいないと船は走らなくて。
ナミは…オレに必要で。
なんて伝えられてるかな?
いっぱい言いたい事あるのに、どうやって言っていいか分からない。
「助けるから。絶対に、助けるから」
今はこれがすべてだから。
だから、これから先も一緒に。
そう言う力強い声は確かに、聞こえる。
「大丈夫よ」
なんて笑って返せないから、あなたが泣きそうだなんて気づいてもいない。
「ナミは、絶対に護るから」
聞こえた言葉は、夢?
******
「雪だるさん!!!」イーストブルーは基本的に春気候で、フーシャ村はグランドラインで言えば春島だ。
だから雪なんて滅多に降らない。
数えるのもつまんないぐらいに降らない。
だから、グランドラインに入ったとき一面の真っ白い雪とふわふわと冷たさに感動した。
すっげーしやわせになった。
コンパスからそれて医者を捜すためについたのはドラム王国。
王国だったところで、医者が見つかって安心って思ってた。
ウソップと一緒に雪だるさんを作ってた。
ウソップのは雪の怪獣シロラー。
オレのはハイパー雪だるさん。
「こら、そこの馬鹿コンビ、何してやがる。ナミさんの一大事だっつーのに!!!」
そう叫んでこっちに来たサンジに雪だるさんとシロラーは蹴り入れられて見事に壊された。
すっげーショック。
ふわふわ、ふわふわ、雪が舞い散って、ふわふわ、ふわふわ、空から降ってくる。
雪見る事なんてほとんどネェから、手に取って。
すーっと…溶けた。
「ルフィ?」
「あぁ、ワリィ」
今行く…。
声がかすれそうになった。
「ルフィ君、風邪かな?これでも飲むといい。このドラムではよく飲まれてるお茶だ。風邪に効く。なりかけに飲むと効果的だ。ちなみに、コヒの街の名産だ」
「あぁ、サンキュウ」
ドルトンがお茶をくれてウソップと飲む。
「あぁ、お茶うまいなぁ」
「話聞いてたか?」
「お茶ぐらい飲ませろよ〜」
お茶を飲み干し、お茶碗を置いて、ナミの眠るベッドに向かう。
雪はあんなにふわふわできれいでしやわせなのに。
「ナミ」
声をかける。
「何?」
「あの山、行くぞ」
「………うん」
雪じゃない。
ナミは雪じゃない。
「よろしくね、船長」
ナミの手はあまりにも熱くて。
「ルフィ!何でだよ」
「医者、そこにいるんだろ」
オレの言葉に反論しようとしたサンジはオレの言葉に黙る。
「だったら、話は簡単だろ?」
ナミは雪じゃない。溶けたりしない。
背負って、抱えて山道を歩く。
登る。
「ナミは、絶対に護るから」
なんて言えない。
海賊だから、護れないときもあるかも知れない。
でも、でも。
「………オレは………」
ナミの笑顔はいつも柔らかくて、ナミの声がすごい好きで。
ナミがいないと船は走らなくて。
ナミは…オレに必要で。
なんて伝えられてるかな?
いっぱい言いたい事あるのに、どうやって言っていいか分からない。
「助けるから。絶対に、助けるから」
今はこれがすべてだから。
だから、これから先も一緒に。
**後書き:………抱えられてるサンジの存在はいずこに?
というつっこみは無しの方向で。
ルナミですよ。中盤以降好き好きドラム編。
最初は一織で書いてたんだけど、違う方がいいなぁと思ってそうだ、ルナミだルナミ〜!
と思って中盤以降好き好きドラム編です。
なんか、ルフィっぽく書けたかも、かも?
単行本片手に書いてないので、台詞の違いは勘弁してください。
でも一個だけ確認、ルフィの雪だるさんとウソップのシロラー。
というつっこみは無しの方向で。
ルナミですよ。中盤以降好き好きドラム編。
最初は一織で書いてたんだけど、違う方がいいなぁと思ってそうだ、ルナミだルナミ〜!
と思って中盤以降好き好きドラム編です。
なんか、ルフィっぽく書けたかも、かも?
単行本片手に書いてないので、台詞の違いは勘弁してください。
でも一個だけ確認、ルフィの雪だるさんとウソップのシロラー。