アメリカ旅行記/レンタカーで走る真夏のアメリカ グランドサークル

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七日目 モントレー カーメル 17マイルドライブ サンノゼ サンフランシスコ(2002/8/8)

モントレー・カーメルへ

今日は比較的ゆっくりめで6時半起床。シャワーを浴びてうだうだとしているとチェックアウトは8時。今日はまずはモントレー(Monterey)カーメル(Carmel)に向かう。
この街は西海岸では風光明媚な街として有名だそうだ。モントレーには大きな水族館があり、カーメルは芸術家の街で有名だそうだ。

サリナスからはCA-68であっという間。まずは、モントレーやカーメルの街に入る前に、西海岸の海岸道路を走ることにする。この旅初めて見る海だ。
太平洋を日本以外で見るのも初めて。この海の遙か先には日本の海があるのだな。海岸道路は CA-1 という名称。ワインディングロードとして有名らしい。当初は、この道を北上してサンフランシスコに向かう予定であったが昨日の夜中のドライブでUS-101を使って北に来たため今回はちょこっと走るだけ。 この海岸道路をちょこっと走るだけでも気持ちいい。荒野の道路とはまた違った気持ちよさがある。海岸沿いには花も咲いているし、道路沿いの休憩所には多くの人が車を止めて海を見たり、釣りをしていたりとのんびりしている。バイクに犬を乗せて走っている人もいたな。犬は星条旗の服を着ておまけにサングラスしてた。クールだ〜。写真撮らせてもらえば良かったな。
今日の行程も詰まっているので、9時に折り返し。まずはカーメルに向かう。
カーメルは芸術家の街ということだけあり、街がきれい。中心部は商店街だが、どの店も玄関が花一杯。それぞれの店は思い思いに店先に花を飾っているのだが、街全体として調和がとれている。きれいだ。中心部は1キロ四方にも満たない小さな街だけどサンフランシスコにも近いということで、観光客もよく訪れているよう。日本人も結構見かけた。
カーメルの商店街を下ると、海岸。海水浴ができる白い白い砂浜。 犬を連れた家族連れや、はしゃぐ子供達。風景は日本でもよく見かけるが、この砂浜は関東ではあまり見かけない白さ(砂の組成が違うのかも)。 ちょっとここでのんびりとしてた。まあ今日は久々に走行距離が短い日だ。
アメリカ旅行記/ Carifornia CA-1 沿いの海岸 アメリカ旅行記/ Carifornia   Carmel(カーメル)の花で彩られたきれいな店 アメリカ旅行記/ Carifornia  Carmel(カーメル)の海岸。カーメルの地元の人はよく夕日をここに見に来るそうです。
CA-1沿いの海岸の風景 Carmel の店の一つ。どの店もきれいに花で飾っています Carmelの海岸。白いきれいな砂浜です。
カーメルからは17マイルドライブ(17mile drive)に乗る。17マイルドライブは名前の通りの17マイルの観光道路。この旅初めての有料道路。8ドル。その代わり、地図をくれる。

この17マイルドライブは西海岸の風光明媚な所やきれいなゴルフ場(ペブルビーチ(pebble beach)など)の周りを通ってゆくアメリカ屈指(?)のシーニックドライブ。海岸すれすれまであるゴルフコースが続く。しかも、この17マイルドライブを挟んでコースがある。
この辺りはビュースポットが点在しているところ。とばしてドライブすればあっという間だけど、ちゃんと観光しようと思ったら2時間以上は取って置いた方が良いと思う。今回はちょっと駆け足だったか.。上品な岩場(?)の下に本当にエメラルド色した海が広がる素晴らしい風景。見えなかったけれど、岩場にはあざらしがたくさん生息しているらしい。
途中、ペブルビーチのクラブハウスに寄る。クラブハウスであるとともに、観光客向けのギフトショップも兼ねている。ここで父親におみやげ購入。
ゴルフはやらないのであまりマスターズなど知らないけど、遙か昔のPC98のゴルフゲームで「ペブルビーチの波濤」というゲームで遊んでいたことを思い出す。そうか。ここだったか。
このペブルビーチのクラブハウスはとにかくゴージャス。ハウス内に止まっている車はベントレー、フェラーリ、ジャガーなど超高級車ばかり。芝は着色剤でもまいたのかと思うぐらい青々としてきれいに刈り取られている。真緑の芝に赤い花が鮮やかなコントラストを出している。 やっぱりアメリカのお金持ちって違うな。
さて、ペブルビーチのクラブハウスで12時。サンフランシスコへの道順チェック... あらら モントレーからサンフランシスコはCA-1経由US-101でサンノゼを通るのか。
サンノゼっていったらシリコンバレーの中心地だな。一度は行ってみたい所の一つ。当初の予定には入れていなかったが急遽寄ることにする。

アメリカ旅行記/ Carifornia 17mile drive(17マイルドライブ) Pebble Beach か Spyglass Hill Golf Cource. 緑のキャデラックが似合っている アメリカ旅行記/ Carifornia  SpyGrass Hill GolfCource アメリカ旅行記/ Carifornia Fanshell Overlookのかもめ アメリカ旅行記/ Carifornia  Pebble Beach Golf Linksのクラブハウス。高級車が勢揃い
緑のキャデラック。カリフォルニアの青い空にはキャデラックのコンバーチブルがにあいますねえ。 海岸線のすぐそばまであるゴルフコース かもめ(?)も多く生息。鳥まで誇らしげです。 Pebble Beach のクラブハウス。フェラーリとジャガー?

アメリカ旅行記/ Carifornia 17マイルドライブからみる海。着色していないのにこの色。さすが


サンノゼ シリコンバレー

US-101に乗りサンノゼに近づくと、車線が次々と増えてくる。しまいには片側6車線ぐらいになる。さすが西海岸の大都会。看板には"San Jose" "San Francisco" "Silicon Valley Blvd"と話の中でしかでてこなかった地名がばんばんと表示されてくる。まさに今 西海岸の中心地を走っているのだと実感。そういや、会社の先輩何人かはここに住んでるんここで仕事をしているんだな。いいなあ〜。
US-101からI-280に左折ちょっと行くと、サンノゼ市街。
サンノゼの中心地には最近出来た”Tech Museum”というシリコンバレーの企業群による技術の博物館があるとのことで、まずはここに寄る。インターを降りて... ちょっと迷う。出口のすぐ近くなのだが。Adobe の本社を横に見ながらちょっと迷う。この旅で久々にカーナビ活躍。いつの間にか逆方向に来ていたよ。どうにかTech Museum の近くに移動。有料駐車場に停めてちょっと歩いてTech Museumに。
外に出ると飛行機の音がする。サンノゼは空港が市街の近くにあるようでジェット機がかなり低空で飛んでいる。
街中は路面電車が走っている。高いビルも多いけど、並木も育っていて過ごしやすそうな上品な街。思いこみかもしれないけど街の雰囲気から、「ここが世界の技術最先端〜」という感じを受ける。

Tech Museum はシリコンバレー最先端の展示があるのかと思っていたが、実は子供向けに先端技術を「体験」してもらおうというコンセプトの博物館。子供向けかあ..まあそれはそれでいいや。でも実は「子供向け」と馬鹿にしているようなものではなかったのだ。そこはさすがシリコンバレー
「体験」というコンセプトが徹底している。コンピュータ/インターネットといったコンピュータ関係やワイヤレス、光ファイバ伝送といった通信分野、はたまたエジソンやモールスの時代の実験などまで「体験」ベースで展示に触れられる。 デモンストレーションの見せ方は非常に工夫があり (具体的なことはそのうち記載) 仕事の上でも参考になることがたくさんある。
館内の入場者の多くはターゲットどおり子供がメイン。本当お気に入りのオモチャを見つけたように、楽しそうに実験道具で遊んでいた。この子達が20年後にここシリコンバレーで活躍しているかもな。係員に撮影の許可をもらい(「なんでわざわざそんなこと聞くの?当然OKだよ」という顔をしていた。撮影禁止の展示会に出かける機会が多いと、どうしても確かめる癖がついてしまうのだよな)
そうそう、「体験」+「コンピュータ」+「シリコンバレー」といったら絶対あるよな... と探していたらあった。あった。 インターネット接続端末。ちゃんと外につながっていた。このサイトにアクセスしてみる。キーボードに触れるのは1週間ぶり。実はこんなに長い間キーボードを触らなかったのは10年ぶり。

思いの外長くいて3時になっていた。 Intelの本社にもIntel博物館という半導体の博物館があるらしいのだが... 残念時間がなさそう。さらに時間があればいろいろな企業めぐりをしたかったのだが更に時間がない。 そういえば、「Intel のロードマップ」 といえば2003年にはこのCPUが出てその次は... という将来の開発予定だけど、もう一つの「Intelのロードマップ」ってのが昔あったな。ふとそんなことを思い出す。どうでもいいのだが(^^
アメリカ旅行記/ Carifornia  サンノゼ中心部。路面電車が街中を走ります。 アメリカ旅行記/ Carifornia サンノゼ中心部。 Tech Museum の近く。 アメリカ旅行記/ Carifornia  Tech Museum の展示。子供に実験を通して科学を学んでもらおうという意図がよく分かります アメリカ旅行記/ Carifornia  Tech Museumの展示。実際に展示を動作原理に従って動かしています。単なる模型ではないところがこの博物館のコンセプトの優れているところ。
サンノゼ中心部。路面電車が街中の交通手段になっています サンノゼ中心部。広場になっていて、噴水が地面から出ています。子供がはしゃいで噴水にはいるのは万国共通 触れて学べる実験コーナー。これはCDの符号化(どのように音楽を0と1であらわすか)の理論を学べる道具 無線通信の理屈をパラボラアンテナと送信機を用いて説明。本当に電波をとばしています。どの展示にも共通していますが、単なるダミーじゃなくて「本当に動かしている」のがこの博物館の特徴。


サンフランシスコ(San Francisco)

サンフランシスコへ

アメリカ旅行記/ Carifornia サンノゼからサンフランシスコに向かうI-280。 車線数が多い。 アメリカ旅行記/ Carifornia  US-101。 サンフランシスコの入口で渋滞。 アメリカ旅行記/ Carifornia  US-101で街中を走り抜け、ようやく到着。ゴールデンゲートブリッジ。
I-280。何車線もある道路。これがサンフランシスコベイエリアの大動脈のうちの一つ。 US-101 サンフランシスコ入口の渋滞。I-80,US-101,出口と三方向に分れます。首都高に慣れていれば楽勝(?) 見えてきた!。 ゴールデンゲートブリッジ
サンノゼを出て、いよいよこの旅の最終地点サンフランシスコへ向かう。サンフランシスコの道は何本かあるが、海側のI-280を選ぶ。
車社会アメリカの中でもさらに大都会だけあり、道路は何車線もあり、分岐点でも4車線はまとめてこちら方面、のこり4車線はあちら方面と、車線の使い方が派手。
さてとまずはゴールデンゲートブリッジに行こう。ゴールデンゲートブリッジといえば、サンフランシスコ。「サンフランシスコ、サンフランシスコ〜」と道路の標識に従って進んでいったら、あっ
「←Golden Gate Bridge   San Francisco→」 って看板が... 左だっと気が付いたときには一版右側の車線... さすがに4車線分一気に車線変更する無謀さはありませんでした...

というわけでゴールデンゲートブリッジに行く前にサンフランシスコ中心部へ。 ここが大渋滞。ゆっくりゆっくりとしか動かない。渋滞って、初日のロサンゼルスの事故渋滞以来だな。何車線もあるのになかなか動かない。道路はいつのまにかUS-101。 サンフランシスコの中心South Of Marketあたり。 すぐ近くにはサンフランシスコの高層ビル群が建ち並ぶ。この先進行方向が3つぐらいに分れている。うーん。こりゃどうなっているんだろう?と渋滞の中、サンフランシスコの詳細地図を片手に運転。渋滞の中車線変更しながらなんとか一般道へ。ずいぶんとアメリカの運転にも慣れたものだ。ゴールデンゲートブリッジまではUS-101 を通ると地図には出ているのだが、今まで見たいな片側6車線の道路じゃなくて、普通の一般道。その横に小さく「US-101」と標識が出ている。それを見失わないようにサンフランシスコの街中を走る。ここも渋滞。なんだかんだでゆっくりと進んでいると... みえてきた。あれだな ゴールデンゲートブリッジ。

ゴールデンゲートブリッジとガス欠騒動

アメリカ旅行記/ Carifornia  ゴールデンゲートブリッジを渡り、すぐの所にあるビスタポイントからゴールデンゲートブリッジを振り返る。有名な風景。 アメリカ旅行記/ Carifornia  ゴールデンゲートブリッジは有名な観光名所だけあり、たくさんの観光客がひっきりなしに訪れています。
ビューポイントから。おなじみの風景 やっぱり観光客はたくさんいます。
うんうん。むかしからテレビや写真で見慣れたあの赤い主塔。まさにゴールデンゲートブリッジ。
いよいよ橋を渡る。とうとうここまで来れたか。この橋、1937年に作ったそうで、フーバーダムが、1935年完成だからその2年後か。このころのアメリカの建築の力ってとてつもなく大きかったのがよくわかる。
橋を渡ると、展望台(Vista Point)。いや〜 本当観光客が多い。特に日本人と韓国人。ひっきりなしに観光バスが入ってくる。やっぱりゴールデンゲートブリッジはアメリカでも有数のランドマークだからな。「アメリカで有名なランドマークは?」という質問したら、自由の女神とタメをはるぐらいの得票を得るだろうな。

さて、話は変わり、レンタカーを借りるときに"Fuel Purchase Option" という契約で借りていた。すなわち、満タン返ししなくて良いという制度。返すときに燃料が少なければ少ないほど得。ってことで実は昨日Wascoで満タンにして以来ガソリンを入れていなかった。
まあ、サンフランシスコに着いたら後は空港に返すだけだしと思ってたのだが... この展望台でとうとう燃料エンプティランプが点灯。しょうがない。ガススタ探すか。。。と橋を降り、サンフランシスコ対岸に降りる。ヨットハーバーなどがありきれいな街なのだが、...いざとなるとガススタが見つからない。今までは街中ではいやというほど見つかったのに... おしゃれな街で、今までだったらゆったりと観光していたのだが、いかんせん異国の丘の上でガス欠なんてことになったら目も当てられない。さすがにかなり焦る。あーたかが1ガロン1ドルちょっとのガソリンをケチったばかりにこんな苦労するとは.. 探してもらちがあかないので、周りの歩行者に声をかける。助手席の窓を開けて歩行者に近づき「近くにガススタ無いですか〜」と大声で聞く。みんな親切に答えてくれる。大声でハッキリしゃべると通じるもんだな。
一人目:道路で洗車していたおやじさん「この道をまっすぐ行って左に曲がればすぐさ(口調は意訳。以下同じ)」ってことでまっすぐいって右に曲がってしばらく行くが無い..おかしい。Uターンして進むと、急な上り坂。ひえ..
二人目:今度は近くを歩いている金髪の女の子に聞く。しらふ(?)ではとても出来ないけど、せっぱ詰まってると意外と恥ずかしくもないもんですねえ。「あっ。あの道見えますよね。真っ直ぐいって左に曲がるとありますよ」とのこと.. いわれたとおりに走っていくと、ヨットハーバーの中。うーん。ゴージャス..じゃなくて ガススタはここにもない。聞き間違えたか?いやハッキリと、真っ直ぐ行って左!といっていたよな。
三人目: 耳から密閉型のヘッドホンをかぶったドレッドヘア系のお兄ちゃん(わざわざ怖そうな人に聞くことないのに)「この道をでて右に折れるとすぐにトンネルがあるから。そのトンネルをくぐって右手にあるよ」とのこと。 うーん。トンネル.. 陸橋のガードはあるけどこれのことかな? スーパーはあるな。このスーパーのどこかにあるのかな?もうガスもの本当少ないし、車を止めて歩いて近くを探すか... とあるく
四人目: スーパーの入口で暇そうに寝そべっていたホームレスっぽい黒人のおじちゃん(しかし、まあなんでわざわざ)。「どうしたの」「いやーガソリンがほとんど無いんですよ(; ;) 近くにガススタありませんか?」「あーそりゃにいちゃん、大変だ。ガススタなら陸橋をくぐって右に曲がってちょっと行くと右手にシェルのガススタがあるよ」。あらら?もといたところの近くじゃないか?まあでもこの人のいうことを信じて渡ってきガードをくぐり、右に曲がると... あった〜 シェル。
ふ〜。 本当ほっとした。なんかガソリンスタンドのコマーシャルにでも出来るような出来事。とりあえず、5ガロン(約100マイル分)だけいれる。ほっとした。

アメリカ旅行記/ Carifornia  ゴールデンゲートブリッジの橋の袂にやってきました。風がとても強かった。
強風の中カモメが飛び交っています
ここから再びゴールデンゲートブリッジに戻る。橋に戻る手前に橋のたもとに降りられる道を発見。サンフランシスコの町中に行く予定は一旦中断し、下に行く。ここって、レンタカーでないと来づらい所だろうな。コンクリートの広い防波堤になっていて、釣りをする人が多くいた。魚が多いのか、カモメが奥飛んでいたのが印象的。風がとても強かったな。向こうにはサンフランシスコの街並みが見え、海の中には有名な刑務所があったアルカトラズ島が見える。(実は、ここを下に行くのではなく、トンネルをくぐって先に行けば、ゴールデンゲートブリッジを上から眺められる場所に出られたらしい。これこそ、アメリカ横断ウルトラクイズなどで出てくる場面の所。)

ゴールデンゲートブリッジをこんどはサンフランシスコ側に渡る。歩道には歩行者の他、自転車も多く見かける。日本だと、横浜ベイブリッジもお台場のレインボーブリッジも自転車通行禁止だもんな。うらやましい。
サンフランシスコの湾内には、ゴールデンゲートブリッジの他に、ベイブリッジ、サンマテオブリッジ、ダンバートンブリッジとあるが、どれも有料(ちなみに、片側(サンフランシスコにはいる側)のみ)。無料でサンフランシスコに入ろうとすると、南側からUS-101,I-280などを使って来るしかない。無料交通が前提のアメリカにしては不思議。

坂の街のサンフランシスコ・ ロンバードストリートに挑戦

アメリカ旅行記/ Carifornia サンフランシスコ名物のケーブルカーが見えます。車と共存しています アメリカ旅行記/ Carifornia 有名な急坂 Lombard Street.
坂の上から突然見えるケーブルカー Lombard Street。つづら折りです
サンフランシスコ側はまたまた渋滞。また、街中のUS-101を経由してもと来た道を戻る。サンフランシスコに来たら行きたかったところの二つ目。ロンバードストリート(Lombard street)の急坂に挑戦。ちょうどUS-101が Lombard Streetを通っておりVan Ness Avenue との交差点を曲がらずに(US-101はここを右折)進む。...
進むっていっても、急坂。半端じゃない。坂を上るとHyde Streetとの交差点。Hyde Streetも急な上り坂なので、向こうから車が来ているか分かりづらい(というか交差点に車が来て初めて分かる)おまけに向こうが優先道路だから、坂道で一旦停止しなきゃならない。マニュアル車だと大変そうだ。なんて車にやさしくない街なんだ サンフランシスコは。
このHyde Streetを抜けるとその先が急な下り坂。ここがガイドブックでは有名なロンバードストリートの下り坂。「世界一急な下り坂」といわれているがそうかな?でもとにかく急。幾重ものつづら折りの道を降りてゆきます。ハンドルはほとんどストップトゥーストップ。 でも、下り終わると 「あれ?こんなもの?」という気分。まあ、一種の観光名所なだけなのかな?さっき登ってきた道の方が坂が急だったような気が。
さてこれで今日の車の行程はおわり。ホテルに急ぐぞ。
アメリカ旅行記/ Carifornia サンフランシスコの坂はとにかく急。一体何度あるのだろう? アメリカ旅行記/ Carifornia  今日のサンフランシスコの宿は Powell Hotel という観光には便利な立地のホテル
とにかく坂は 急。道に直角に停めています 今日の宿 Powell Hotel こじんまりしています。でも部屋はこぎれいで、何よりも便利なところにあるのが素晴らしい
今日のホテルはPowell Hotel" 。掛け値なしでサンフランシスコの観光の中心部のそのまた中心にあるホテル。ユニオンスクエアのケーブルカーの転回所の隣に建っています。それなのに安い。まあ、あまりに中心にありすぎて車でのアプローチはちょっと面倒くさい。何しろ、一方通行やら左折禁止が多く、まるで迷路のようだ。
交差点が多く、地図をみながらだと間に合わないので、とにかくストリート名を頭にたたき込み、左折左折を繰り返しなんとか、ホテル横のCyril Magnin streetに到着。
ふー 。今日のホテルは駐車場が無く、バレーパーキング。すなわち、ホテルの係員に近くの駐車場まで停めに行ってもらう方式。
ようやくチェックイン。このとき七時過ぎ。今日はもっと早くつく予定だったのに。
#どうでもいいが、サンフランシスコの街並みはまるで迷路のようで、チャイナタウンがあるってことで、河合その子の歌を思い出したのは内緒。

ケーブルカーに乗ってチャイナタウン

荷物をおいてすぐに外に出る。目の前がケーブルカー乗り場。素晴らしい。今日と明日しかいないけれど、三日分のチケットを購入。12ドルだっけかな?今日の日付を自分でスクラッチして使う方式。ケーブルカー乗り場には多くの観光客が並んでいる。一回見送って次のケーブルカーに乗ることに。 ケーブルカーの転回は、今でも人力で行っている。二人で軽々と回している。まあ、それ程重くなさそうな車体だからな。
回すのは楽そうだけどケーブルカーの運転は大変そう。車体の真ん中に大きな二つのレバーがあり、運転手はそれに全体重をかけて引っ張ったりはなしたり。多分、一つはケーブルをつかむレバーでもう一つはブレーキかな? ちなみに、ケーブルカーの中は混雑しているけれど、運転手の後ろ2mぐらいにいるとおこられます。向こうの運転手、車掌さんは歯にモノ着せない言い方するからなあ。筋骨隆々の運転手が、「おいにいちゃん。ここいるとあぶないからどいたどいた〜」「この電車は満員。あなたの乗る場所はないよ!」などとでかい声でまくし立てる。言っていることはもっともなのだがちょっと怖いな。
アメリカ旅行記/ Carifornia  サンフランシスコ名物ケーブルカーのターンテーブル。人が手で回してます アメリカ旅行記/ Carifornia サンフランシスコ名物 その2 チャイナタウン。 アメリカ旅行記/ Carifornia サンフランシスコ名物チャイナタウン アメリカ旅行記/ Carifornia サンフランシスコ。 夜のケーブルカーを途中で乗ろうとしても一杯で乗れません。
転回所では手回しでケーブルカーを回します。結構軽そうです。 チャイナタウン。漢字の看板が多くなっています。「超級市場」=スーパーマーケット(?) 「金山銀行」って日本の銀行のようにも見えます。この辺りチャイナタウンの中心地 満員で通過してしまうケーブルカー。残念。乗れない。

ケーブルカーに乗ってまずはチャイナタウンまで行く。ここが世界最大のチャイナタウンか。うーん。確かに大きい。でも横浜と同じぐらいかも。久々に見る漢字の看板がちょっと懐かしい。「なんたら中心」「なんたら銀行」「なんたら大酒店」などと。 シリコンバレーでのひさびさのインターネットといい、チャイナタウンの漢字の看板といい、日本に帰るためのリハビリの日かもしれない。
ここのチャイナタウンはウエイトレスがお店の外に立ち写真入りのメニューを通行人に見せて客引きしてます。まあ分かりやすくていいな。写真入りのメニューってアメリカのレストランでは無いもんな。小物屋さんはまさに日本の雑貨屋に近い。お土産買おうかと思いきや、多分Made In China だろうし、横浜中華街でも買えるだろうな〜ということでパス。 チャイナタウンではレストランを選んでいたり、猥雑な小物屋さんを巡っている間に、徐々に店が閉まりはじめる。あらら?まだ9時というのに早いな。
有名そうな店は閉まってしまい、しょうがなく小さな定食屋でワンタンメンとチャーハンを食べる。いや〜 ここ数日まともに食事を取っていなかったから美味しい。久々のお米の味やワンタンの味も良かった。やっぱり私もアジア人だなと実感。
そういや、ここの店員さん、生粋の中国人ぽく、まともに英語が通じない。「はぁ?私は英語わからないのよ。それが何か?で注文は何なの?」っていった感じ。それでもサンフランシスコで商売できるのか。やっぱり海外で生活するのは気合いと度胸ですな。その意気は見習いたいところ

チャイナタウンからホテルまではかなり距離があるのでケーブルカーで帰ろうする。しかし、チャイナタウン途中駅なので(「途中駅」ってものは無いか。歩道に茶色くペイントされているところがケーブルカーの乗降エリア)なかなか空いていることがない。終着駅のフィッシャマンズワーフで名物のカニを食べたに違いない人たちで来るケーブルカーすべて満員。
しかたなく、夜のサンフランシスコを歩くことに。そもそも人がいないグランドサークルや警備が厳重なラスベガスとちがい、ここはホームレスの人たちが多い。ちょっと気味悪いが、まあ攻撃的なホームレスはいないので安心。そういや、向こうのホームレスの人ってあんまり暗さがないな。明るく「コインがあったら入れてくださいな〜」 とコーラのLサイズの空きパックを出してくる。こんなので入れるヤツいないだろうと思いきや、それが結構いるんだなあ。やはり観光地だけあるのか。
そんなかんだで繁華街パウエルストリートを下りながらホテルに向かう。やっぱり歩くのも良かった。 途中、大型書店に立ち寄り、サンフランシスコのガイドや妹に頼まれたアメリカの雑誌を調達。

ホテルに戻り、久々に12時前に就寝... と思いきや航空券とレンタカーの契約書がない! ひえっ。トランクをひっくり返しあさったらようやく奥から出てきた。驚き。というわけで12:30就寝。いよいよこれがアメリカ最後の夜。起きたらもう最後の日だな。
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