富山県の入善町(にゅうぜんまち)の日本一大きくて甘い「入善ジャンボ西瓜(スイカ)」(黒部すいか)
2014(平成26)年8月19日改訂
今年の夏山登山で富山県の立山連峰の薬師岳に登りました。
その前後に北陸自動車道「有磯海(ありそうみ)」サービスエリアの上り線と下り線の各売店で富山県の入善町特産のとても巨大な「入善ジャンボ西瓜」(黒部すいか)が販売されていました。
「入善ジャンボ西瓜」(黒部すいか)は、1個17キログラムから20キログラムくらいで9000円前後の値段でした。
富山県入善町は、北アルプス立山連峰の黒部川の扇状地で地下に豊富な伏流水を含んでいます。
黒部川扇状地は、水はけがよく西瓜栽培に適しているため、100年以上前の明治10年頃に、大型で楕円形の実をつけるアメリカ産の「ラットルスネーク種」が導入され、それが「黒部すいか」と命名されましたが、昭和57年に「入善ジャンボ西瓜」と改名し品種改良に努力して、サクサクした歯ごたえと、みずみずしくて豊富な果汁、そして、サッパリとして上品な甘さが特徴の巨大な西瓜が収穫されるようになりました。
「入善ジャンボ西瓜」は、出荷される際に、西瓜の上下にプロテクターとして「さん俵」と呼ばれる稲わらの編み物が縄で取り付けられていて、迫力と高級感があります。
「入善ジャンボ西瓜」は、他の西瓜と異なり接ぎ木栽培でなく、種から育てる自根栽培なので、連作障害を避けるため毎年畑を替え、1度収穫した畑は10年間使われないとのことです。
また、1株には1個の西瓜しかならせず、余分な芽はこまめに摘む作業が不可欠とのことです。
そのような大変な努力により「入善ジャンボ西瓜」(黒部すいか)は、とても巨大でとても上品な甘さの西瓜になっています。
なお、「入善ジャンボ西瓜」(黒部すいか)のことは、2009(平成21)年8月19日剱岳(点の記)登山の6(四日目)、5)の箇所で写真を掲載しています。
「入善ジャンボ西瓜」(黒部すいか)を事務所に配送してもらったのは、「浜中屋」(電話番号0235-22-2089)です。
「浜中屋」は、JR鶴岡駅近くにあります。
その2軒くらい隣には、2014(平成26)年8月19日山形県鶴岡市の「鶴岡のキルフェボン」と言われるフルーツカフェ「青森屋」の美味しい「フルーツタルト」でご紹介したフルーツカフェ「青森屋」があります。
「入善ジャンボ西瓜」(黒部すいか)のとりまとめは、JAみな穂(電話番号0765-72-1190)が行っています。
なお、西瓜に関しては、2012(平成24)年7月「道の駅尾花沢」の「すいかソフトクリーム」と、2013(平成25)年7月24日尾花沢の「スイカサイダー」でご紹介していますのでご覧ください。