東京赤坂に本店がある「虎屋(とらや)」の羊羹(ようかん)「夜の梅」

2014(平成26)年3月10日

 

 東京赤坂本店の虎屋のことは、2012(平成24)年2月8日東京の虎屋の「虎屋饅頭」(まんじゅう)でご紹介しています。

 今回は、虎屋の名物菓子の羊羹「夜の梅」をご紹介します。

 虎屋は、室町時代後期に創業した極めて歴史のある菓子舗です。

 虎屋の羊羹は、手に取るとずっしりと重く、甘さが強いとともに後味がサッパリしている特徴があります。

 羊羹の原料は、北海道産のえりも小豆、精製度がきわめて高い白双糖(はくざらとう)、長野県や岐阜県の山間地でつくられる天然の糸寒天のみで、水が御殿場工場で汲み上げた富士山の伏流水を使用して3日間かけて仕上げているそうです。

 「夜の梅」は、梅の香りも味もしないのになぜそのような名前がつけられているのか疑問でした。

 ようやく今回わかりました。

 「夜の梅」は、羊羹の切り口の小豆を夜咲く梅の花に見立ててつけられた銘だそうです。

 「夜の梅」は、しっかり練り上げられて歯応えがある濃密な味のキメの細かい断面の上質な小倉羊羹です。

 小豆の断面もよく見ればそのように思います。

 「夜の梅」竹皮包は、1本2730円です。

 虎屋赤坂本店の電話番号は、03ー3408ー4121

です。

 なお、虎屋以外の菓子舗の羊羹のことは、2013(平成25)年10月29日仙台市の売茶翁(ばいさおう)の本練羊羹(ようかん)で詳しくご紹介しています。


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