富山県富山市の「道の駅細入」で食べた，香ばしくて甘い「五平餅（ごへいもち）」（御幣餅）
今回は，長野県木曽・伊那地方，岐阜県東濃・飛騨地方，富山県南部，愛知県奥三河地方，静岡県北遠・駿河地方，山梨県に伝わる郷土料理の「五平餅（ごへいもち）」（御幣餅）をご紹介します。
「五平餅」は，炊いたとき糯米（もちごめ）のような粘りけがない粳米（うるちまい）を炊いてつぶし，平たい竹または木の串に練りつけて串焼きにしたものです。
一般的には，「ぞうり型」や「小判型」の扁平な楕円形に仕上げますが，円形のものもあるようです。
神道において神に捧げる「御幣」の形をしていることからこの名が付いたとするのが一般的なようです。
また，「五平」という人物が作り始めたとの伝承もあるようです。
タレのベースは，醤油か味噌を使うか，ゴマかクルミかエゴマを使うかは地域によりバリエーションがあるようです。
今回富山市の「道の駅細入」で食べた「五平餅」は，クルミ入りのゴマ味噌味でした。
とても香ばしく適度な甘さの味噌だれで美味しかったです。
ボリュームも相当ありました。
粳米（うるちまい）は富山県産コシヒカリとのことでした。
「道の駅細入」の「五平餅」は，１本２００円です。
購入した場所は，「道の駅細入」（電話番号０７６－４８４－１８１５）です。
製造者は，「谷田食品」（電話番号０５７７－３４－５６５３）です。
なお，五平餅と同じに，粳米（うるちまい）をつぶして木の棒に巻き付けて焼いた郷土料理の「きりたんぽ」のことは，２０１２（平成２４）年８月１４日秋田の「比内地鶏ときのこのカレー」と，２０１４（平成２６）年５月２２日秋田県の有名な比内地鶏を使ったご当地バーガーの「比内地鶏バーガー」でご紹介しています。
また，「餅（もち）」に関しては，２０１５（平成２７）年６月２８日熊本県天草市の「天草飴本舗」の，天草・南蛮柿（いちじく）餅（もち）「四郎の初恋」（ひとくちサイズ）と，２０１５（平成２７）年６月１９日石川県輪島市の柚餅子（ゆべし）総本家「中浦屋」の柚子（ゆず）を求肥餅（ぎゅうひもち）に練り込んだ「玉柚餅子（たまゆべし）」でご紹介しています。
