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| ★★★太宰ニ思フ(2002.5.26) 最近あまり眠れなくて、午前3時とか4時とかに目が覚めてしまうので、そのままベッドの上でよく太宰を読み返しています。それで改めて、太宰って上手いよなぁとしみじみ思う今日この頃。最初から最後まですごく美味しい。本当に美味しい!上手い!!カタカナのオイシイ、ダチョウ倶楽部とかの言う「オイシイ」じゃなくて、本当に美味しいんです。いっぱい食べられる。笑えるし泣けるし、それに、はっとするくらい良い、カッコイイ一文がある。『斜陽』の「戦闘、開始。」とか、『人間失格』の「鴎が、「女」という字みたいな形で飛んでいました。」とか、書き出すのも野暮だけど(というか野暮って私初めて使った気がするわ)。それに本当に全部の文章が美味しいんだよね。この気持ちはどう表現したらいいんだろう。太宰の書く1行1行が、全部きちんと美味しい。美味しいばっか言ってるけど本当美味しい!タイトルとかもすごいカッコイイ!「二十世紀旗手」とか「ロマネスク」とか「地球図」とか「HUMAN LOST」とか。カッコイイぜ!!太宰をめちゃめちゃ誉めたい気持ちでいっぱいになっちゃって。えへへ。太宰、カッコイイよ!!マジでマジで。そうだ、私、太宰治のこと「太宰」って呼び捨てにして、川端康成のこと「康成様」って書いているんですけど、別に康成に比べて太宰は・・・とか思ってそう呼び分けているわけじゃないですよ。逆に太宰に対する、溢れんばかりの愛情がそうさせるんです。ダザイって音が、コラ!ダザイ!!って、なんか怒鳴り易そうな名字じゃないですか(←注・愛情でーす)。「康成様」っていうのも端から見て如何なものかという感じでしょうね。わかってるんですけど、やっぱ「康成」って呼び捨てに出来ないし、「康成様」って感じ。そういうテンションで臨みたい感じ(?)。卒論でも「康成」って呼び捨てにするのがためらわれて、「様」付けたくなりましたもん。種類は、ちょっと違ってるけど、同じくらいとても尊敬しているお二人です。 |
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