pits 45s
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全ジャンルのレコードコレクターを魅了するフォーマット、45sを紹介するコーナーです。

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FF-0029 N'Cole - Gonna Need This Love (Millennium)  西海岸のレーべルからの'78作。おそらくサンタ・モニカの地名から取ったグループ名。強力シャウター・リードのミッドテンポ・クロスオーバー。フィラデルフィアやN.Y.、あるいは北部とも違った西海岸らしいレイドバックしたサウンドと塩辛バリトンとの調和が堪らないモダン・ソウル。テディ・ペンダーグラスの弟なんて噂も。ソングライター・クレジットにJoe Freemanの表記、もしかしたらLove Committee のバリトン・リード?なんて楽しい予想もされていますね。
  裏面はDJにもお薦めできるモダン・ダンサー。気持ちのいいアップテンポのバック・サウンドに熱いシャウトが乗っかるモダン・ディープ・ソウル好きの方にも聴いていただきたい一枚。
\2500-
FF-0028 Enemy - Away From Here (Stiff) Ltd.
  なんとスティッフから新譜がリリース。写真が荒く見難くてすいません。'70s後期のスティッフ・レコードのロゴを復刻させてまでの気合の入ったリリース。
  コックニー訛りのヴォーカルが印象的なブリット・ポップ・バンド、エネミー。ヴォーカルやベース・ラインはもろジャムの影響あり。リフ中心のギター・サウンドにキャッチーなサビの印象もバッチリの3分1秒の完璧なシングル向けの曲。ギター・ポップ・ファン、モッズ・ファン注目のグループです。B面はスペシャルズのNeville Staples を迎えて「A Message To You Rudy」のライヴ・ヴァージョン。センスいいね!
\890-
FF-0027 Al Wilson - I've Got A Feeling (Playboy)  日本のソウル・ファンには今一人気のないシンガー、アル・ウィルソン。'60sR&Bヒットの「ザ・スネイク」や'70sのナンバー・ワン・ヒット「ショウ・アンド・テル」がポピュラー・ヒットしたためか、あるいはちょっとカントリーの影響がうかがえるヴォーカル・スタイルからなのでしょうか?
  このプレイボーイ・レコーズからの'76年リリース・ナンバーはバンクス&ハンプトン作の'70sソウルど真ん中のミッドテンポ・クロスオーヴァー。おそらくマッスル・ショールズ録音であろうボトムのしっかりしたモダンなサザン・ソウル。アルの歌声も独特のソウルフル・テナーを聞かせてくれます。
\1000-
FF-0026 イルリメ - ILLREME NO.5 (カクバリズム)
  すいません、最近のリリース物ですが、在庫残り一枚のみ。日本のヒップ・ホップ・シーンを軽いフットワークで活動をし続けるラッパー、イルリメのカクバリズムからの7インチ。
  A面は元・韻踏合組合のラッパー/トラックメイカーのAMIDAをフィーチャーしての英SOUL JAZZ のコンピレーションに収録されそうなエレクトロ・ディスコ。二人のラッパーの個性が十分に生かされたビッグ・ダンス・チューン。B面「イルリメのチャチャチャはいかが?」はバンヒロシもびっくりのナンバー。雪村いずみの名曲「チャチャチャはいかが?」モロ使い、原曲の上にイルリメがラップを乗せた、これぞヒップ・ホップ魂なナンバー。両面とも使える楽しいシングルです。
\945-
FF-0025 The Good, The bad, & The Queen
- Herculean (Parlophone)

  元Blur のデイモンの新ユニットのアルバムに先駆けての1stシングル。タイトル曲はコクトー・ツインズをブレイク・ビーツ・ユースにリミックスしたような曲。この新ユニットのドラムはなんとアフリカン・ファンク・ビート・ドラマー、トニー・アレン。そしてB面はアラビアン・ラップがのっかる密室感溢れるダブ。ここでのキーポイントはジャケット・イラストも手がけたベース、元クラッシュのポール・シムノン。そう、この二人が正式メンバーのグループなのです。前回テリー・ホールとアルバムを出したり、デイモンって人はほんとわかり易い人みたいですね。初回プレス分ジャケ・イラストのピンナップ付き。

\990-
FF-0024 Funky Music Machine
- I Can't Help Myself (Black Top)

  ディープ・ファンク・ブームの先駆け的レーベルTruth & Soul が発掘を続けるニュージャージーの'70sファンク・グループ、ファンキー・ミュージック・マシーンの未発表音源の7インチ化。このバンドはファズ・ギターとチープなオルガン・サウンドが特徴で、ディープ・ファンク・ブームと大きく密接しているガレージ・パンク・シーンからの評価もあると思うのですが、今回のシングルのB面はモータウンの人気グループ、フォー・トップスの'60s代表ヒット・ナンバーをRawなサウンド、ディープな塩辛ヴォーカルでカバー。この曲の魅力のイントロのベースラインをチープなオルガンで奏でると、あらら「96粒の涙」になっちゃいました。

\990-
FF-0023 Joe Odem - Cabin Of Love (Capitol)

  グレイト・バリトン・ヴォイスのサザン・ソウル・シンガー、ジョー・オードムの'72アトランタはマスターソウル・レコーディング・スタジオ録音。自作のミッドテムポ・クロスオーバーで、ギター、オルガン、ホーンのサザン・ソウル・マナーのアレンジにぴったりのディープなヴォーカル・スタイル。決して荒れることなくダイナミックな魅力を表現しています。
  B面のバラードちょっとオーヴァー・アレンジかな?クラブ・シンガー風のアレンジにはなってしまっていますが、歌はしっかりディープ。

\1800-
FF-0022 RONNIE WALKER
- YOU'VE GOT TO TRY HARDER (EVENT)

  '60sからコンスタントに上質シングルを発表し、スウィート/ノーザン・ファン共に支持されてるフィラデルフィアのファルセット・シンガー、ロニー・ウォーカーの'70sリリース作の一枚。ヴィンセント・モンタナ制作&アレンジの素晴らしいフィリー・ダンサー。フィリー特有の豪華なアレンジと個性的でしっかりと安定したヴォーカルとの出会いが相乗効果を生み出し、ヴォーカル、サウンドとも魅力のある楽曲に仕上がっています。
  B面は多くの'70s歌謡曲が参考にしたであろうフィリー・ソウルの定番の一つであるマイナー・メロのイントロが印象的なミッド・ダンサー。

\1500-
FF-0021 SHELDON TURNER - LOVING YOU (BABYLON)

  これまたグッド・デザイン・レーベルでマニア心を擽るN.Y.のレーベルBabylon から'74リリースのテナー・ヴォイス・シンガー。パトリック・アダムス作・プロデュース・アレンジの甘茶バラードでコンチネンタル・フォーのマスター・ファイヴからのシングルと同曲。
  導入部は中性的な歌唱スタイルで一部の甘茶ソウル・マニアを震わせ、サビはしっかりとしたストロング・テナーで持っていく表情豊かなシンガー。スウィート・ソウル・ファンだけでなくとも満足していただける一枚。

\1500-
FF-0020 CHOCOLATE SYRUP
- JUST IN THE NICK OF TIME (BROWN DOG)

  スウィート・ソウル、コーラス・グループ物ファンにはお馴染みの一枚、ドラマティックスのL.J.レイノルズが在籍していたコーラス・グループ、チョコレート・シロップの'74N.Y.のブラウン・ドッグからリリースの人気7インチ。ハイテナー〜ファルセットの悩ましいリードが甘茶ファンの心をグッと掴む、パーフェクト・スウィート・バラード。2番から登場のテナー〜バリトン・リードのここ一番のシャウトは効果抜群。
  B面のダンサーもバックコーラスのシラブル(syllables-「シュビドゥビ」「ドゥワッワー」などのコーラス)を十分に生かしたグレイト・ダンサー。レーベル・デザインもお気に入り。

\2200-
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