島津製作所
島津製作所の本社があるようです。島津製作所は、明治8年3月創業、大正6年9月設立、従業員11094名(平成28年3月末現在)、連結売上高3422億円(平成28年3月期)、京都に三条工場や紫野工場があるほか厚木工場、秦野工場、勢多事業所の他、基盤技術研究所(東京、けいはんな)やライフサイエンス研究所(けいはんな)があるようです。

島津製作所は血管撮影装置「トリニアスMiX」シリーズ向けにX線画像処理技術を開発し血管造影剤を入れた後の画像から自動補正による虚像軽減技術とカテーテル治療中の画像からノイズを50%低減させる技術を開発しソフトとして販売開始したようです。

島津製作所は大阪大学と共同で日亜化学の青色窒化ガリウム(GaN)青色レーザー(波長450nm)を用いて多重合成技術で100μmのファイバーで平成30年に100W(輝度1.3×106W/cm)出力を実現し純銅などを高効率高精度に加工ができるとのこと。近赤外に比べ銅で6倍、ニッケルで1.5倍の吸収率とのこと。
島津製作所と大阪大学は平成31年にNEDOプロジェクトの成果として1kW(輝度2.6×106W/cmレーザービーム5本を400μmのファイバーに合成)を実現したようです。数mm厚の金属切断、レーザー焼き入れなどの応用範囲の拡大のため更なる高輝度化に取り組んでいるようです。

スカイツリーの地上階と展望台の間の重力差による時間の進みが違うことが実測できる10−18という高精度な可搬型光格子時計を令和01年(2019年)に開発したようです。高精度な可搬型光格子時計の開発は島津製作所理化学研究所、東京大学などの共同研究の成果とのことで東京大学の香取教授が2001年に提唱し、2014年に実証装置を開発していたようです。