![]() アンリツ |
アンリツは、昔は世界各国向けの公衆電話や無線機も作っていました。今は無線関係の測定器をメインにしているようです。NECグループの会社です。本厚木駅北口から東京工芸大行き、又は緑が丘行きで10分程度です。2000年にはドコモR&Dセンタの近くにも拠点がありました。アンリツの他にスペクトラムアナライザを作っているメーカは国内ではアドバンテスト、米国ではキーサイト・テクノロジー、ドイツではローデ&シュヴァルツがあるようです。 アンリツは1895年設立の石杉社(後の共立電機)と1900年設立の安中電機が1931年(昭和6年)に合併して安立電気となり、その後NECグループのアンリツになりました。2014年に3700名1000億円の売上のようです。ローデ&シュヴァルツは1933年ロター・ローデ博士とヘルマン・シュヴァルツ博士が創立し2014年9800名2300億円のようです。ヒューレット・パッカードは1939年(昭和14年)ウイリアム・ヒューレットとデビッド・パッカードが創立し、ヒューレット・パッカードはサーバーやパソコンの会社として残り、測定器関係はアジレント・テクノロジーとなり、半導体や医療機器関係を分社し、電子計測器のみでキーサイト・テクノロジーと分社を重ねていますが、測定器関係だけでも2014年3500億円のようです。HPは2002年にコンパックを買収し2012年には14兆円となりIBMを越えたようです。 アンリツの無線機で有名だったのはインマルサットA型、B型などの無線機、海上航行用レーダー、海上用無線機など幅広く展開しており、当時は海上用無線機器メーカの団体として水洋会にも入っていたようです。 アンリツは平成29年5月に100Gbpsに対応した小型B5サイズの光ファイバ伝送路テスタ「ネットワークマスタMT1000A」の販売を開始したようで、標準価格が290万円のようです。 アンリツは、昭和63年に中国に進出し、平成29年に30周年を迎え、上海のサービス専門会社を含め200名体制で技術サポートを行っており、平成28年には北京にR&Dセンターとオープンラボを開設し携帯電話のコンフォーマンステストや第5世代携帯電話の開発サポートも行い、平成32年には150億円の売上を目標としているようです。 アンリツの平成29年4月~6月の売上は、LTE関係の投資抑制がつづき、前年同期比-9%の194億円と伸び悩んでいるようですが、5G(第5世代携帯無線通信)やM2MなどIoT関係の伸びを期待し、平成29年度通期で910億円の売上を見込んでいるようです。 近くに研修センターがありますが、本厚木駅南口13番乗り場から平塚駅行きで20分程度必要です。
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