SUMCO/兼松
SUMCOは半導体ウエハーを供給する会社でシーバンスN館にあります。京都市の半導体製造装置のサムコ社とは資本関係がない別会社のようです。SUMCOは1937年の大阪特殊製鉄所がら始まり住友金属工業、三菱マテリアルシリコン、シリコンユナイテッドマニファクチャリングが合併し三菱住友シリコンとなり、平成17年にSUMCOという商号になった会社のようです。

SUMCOは平成28年1月~9月の純利益が前年同期比78%減の38億円。円高で利益を61億円押し下げたとのことですが、300mmウエハーの需要は堅調で期末に向けて改善し売上高は12%減の2085億円、純利益は70%減の60億円を見込んでいるとのことでしたが、売上高2100億円純利益は140億円なったようです。

SUMCOはリーマンショック前の設備投資により、過剰生産でウエハー価格は、平成19年に1.4ドル/平方インチから平成28年に0.7ドル/平方インチまで買いたたかれていたようですが、平成28年後半にはようやく需給が逆転するところまで来たようで、平成29年1月頃から10%程度の値上げ交渉が開始できるようです。今後、半導体製造のインテル(米国)、TSMC(台湾)、サムスン電子(韓国)との交渉が注目されています。現状の価格のままでは設備投資が困難なようですが、半導体製造装置の東京エレクトロンなどは積極的に設備投資をしているようです。

平成29年にはインテルがアリゾナ州の半導体工場で3000人の雇用を殖やすなどの動きが出てきており、TSMC(台湾)などが10nmからさらに微細化を進めており、300mmウエハーで0.1μm以下の平坦さが求められているようですが、1.0ドル/平方インチぐらいまで価格が回復しないとSUMCOや信越化学などでは投資が難しいようです。

SUMCOはインテル(米国)、サムスン(韓国)などからの増産要求や値上げ交渉の経緯をふまえて、平成29年8月に、10年ぶりに伊万里工場(伊万里市)の製造設備増強に440億円の投資を決めたようです。これで平成31年度には610万枚/月(300mmウエハ換算)になるようです。

SUMCOは、平成30年から回路線幅7nmに対応した300mmウエハーの供給を開始するため、極小の異物などを検出できる検査装置に数十億円の投資を行うとのこと。ちなみに、サムスン電子TSMCへ供給されるようです。

2012年の半導体ウエハーのシェア
信越化学 34% 日本
SUMCO 31% 日本
Siltronic 14% ドイツ Wacker Chemie傘下
SunEdison 12% 米国 MEMC
LG Siltron 韓国
SAS(Sino American Silicon Products) 台湾 旧:東芝半導体
ウエハー・ワークス 台湾
オクメティック フィンランド
エピシル 台湾
10 トプシル デンマーク

2016年の半導体ウエハーのシェア
信越化学 30% 日本
SUMCO 27% 日本
グローバル・ウエハーズ 17% 台湾 SAS旧:東芝半導体
Siltronic 14% ドイツ Wacker Chemie傘下
LG Siltron 10% 韓国
業界6位のグローバル・ウエハーズ(環球晶円)は2016年に業界4位のSunEdison(米国)を約750億円で買収し、業界3位に躍進しました。
韓国のSKグループは、LGからLGシルトロンを2017年に約600億円で買収するとのことで、2016年には産業用ガスメーカOCIマテリアルズを買収しており、SKハイニックスへのウエハー供給を拡大するようです。

2017年の半導体ウエハーのシェア
信越化学 28% 日本
SUMCO 27% 日本
グローバル・ウエハーズ 18% 台湾 環球晶円
Siltronic 14% ドイツ Wacker Chemie傘下
LG Siltron 10% 韓国
業界3位のグローバル・ウエハーズは、2018年にソウル近郊に約480億円を投資し工場を増設するとのことで更なるシェアの拡大を狙っており、欧米やアジアの10カ国16拠点に生産拠点を分散しているため為替の変動や天災などへの対応が柔軟にできるようです。また、中国はノウハウを収奪するため、人材の引き抜きを活発化させており、日本の3倍、台湾の5倍程度の給与を提示しているようです。

兼松の本社はシーバンスN館にあります、京橋にあった旧本社は貸しビルになっているみたいです。

昔は晴海の国際展示場へ行くのに日の出桟橋から海上バスを使う人が多かったのですが、今はビッグサイトへは、りんかい線が良いようです新橋から「ゆりかもめ」もありますが時間を確認したほうが良いかも。