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バラ語るはしらのはなし・3 

 向ヶ丘遊園モノレールの跡をたどるはなし、2019年5月の花々や草をめでながら。
新旧の写真をあちこち見比べて、同じアングルの写真を発見して並べてみる・・。
なんだかトランプのゲーム『神経衰弱」じみてきました。
 

 ↑はしら23番。2019年現在(右)は、五か村堀緑地の出入り口に、しっかりとした車止めが設置されています。
 2001年の写真(左)には、30センチ角くらいの立方体の石が写っています。これが車止め代わりだったのでしょうが、昔の写真を見ているうちに、この立方体があちこち移動している疑惑が出てきました。五か村堀緑地の入口と出口にふたつずつあったのかな?と思いますが、きまぐれに動かされていたようです。現在はもう、見当たりません。

 ホントにおまけ、立方体のはなし→

 ↑はしら26番。すぐ横、二か領用水に橋がかかっています。写真の右下に写っている、水道管か何かの設備のコンクリートがそのままなので、わかりやすいです。現在は、ここからバラの花いっぱいの遊歩道になっています。
 このへんに生えていたつくしのはなし(25番)→

 ↑はしら27番。モノレールの「はしら」を模すようにして、等間隔に植えられた木が成長してきた。このように等間隔に木を植えたのは、モノレールの「はしら」を意識してのことなんですよ、と、川崎市の担当の方から、チラッととうかがったことがありました。

 はしら27番。左の写真は2002年。雑草がボーボー生えていたところが整備されて、バラの遊歩道になりました。現在は、たくさんの人が立ち止まっては写真を撮る、一番の美しいスポットになりました。

 遠くに見える、ヨットが載っている建物。元は不動産屋だったかと思います。以前は西洋の鎧が窓の中に見えていました。いつのまにか廃墟ぽくなっていました。


 はしら28番。当時ゴミ置き場、2019年現在もゴミ置き場です。でも、置き場の裏まで花が植えてあります。
 バラを見に来た人たちは、この遊歩道でバラの写真を撮る時、ゴミ置き場をフレームに入れないようにするでしょう。でも、モノレール現役当時のことを知っていれば、しみじみとする風景です。

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