また軌道跡に戻り、二宮駅方面へ向かって歩いて行くと、右側に幼稚園のような建物と庭のある場所を見つけた。よく見ると、平屋の建物は木造で、とても古そうである。幼稚園というよりは、田舎の小学校、分校という感じ・・。入り口の門柱に「すみれ児童遊園」と書いてあり、校庭には白い石灰でかけっこ用のラインが引いてある。建物の中をガラス越しに覗くと、選挙の投票所として使われたらしく、その関係の立て看板などが置かれているのが見えた。湘南軌道が走っていた時代、この建物は学校として使われていたのだろうか。

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