海上保安庁 施設画像


東京湾海上交通センター



正式には11月01日が「灯台記念日」だったんですが、平日と言う事もあり「文化の日」に記念公開が行われたようです。
天気予報は「晴れで暑い一日」と言う事でしたが、あいにくの曇天でした。


毎年伺うんですが、今年も “うみまる” と “うーみん” が出迎えてくれました。
この日は同時に「観音崎灯台」の施設一般開放も行われていましたが、次に2年振りに公開の「城ケ島灯台」に行く予定があったので
今回は「東京湾海上交通センター」のみ見学しました。


公開された「東京湾海上交通センター」の内部です。
ここは12名体制(無線オペレーター7名、監視員5名)の3交代で勤務しているそうです。
ほとんどの保安官が通信士資格を持たれているそうです。


昔はレーダーだけで東京湾の監視をしていたそうですが、現在は 「AIS があるので監視業務がかなり楽になった」との事でした。
それにしても12名で東京湾を行き来するすべての船舶を監視するのですから大変なお仕事ですよね。
「海の安全を守る」と口にするのは簡単ですが、海上保安官の任務と責任の重さは、かなり大きなものなんですね。


あいにくの空模様でしたが、辛うじて浦賀水道を行き来する船舶を確認する事が出来ました。


■撮影日時:2011.11.03
■撮影場所:東京湾海上交通センター

東京湾海上交通センターの業務は大きく2つ、東京湾内を航行する船舶への「情報提供」と「航行管制」です。

情報提供 東京湾及びその付近を航行する船舶に対して、航行安全のために必要となる情報提供を行っています。
       提供内容は、航路に入航する巨大船等の情報、東京湾内及びその付近の気象情報、湾内の混雑情報、
       事故や工事作業等の情報、東京湾内の各港長からの注意喚起等です。
       また、航路航行中の船舶に対しては、VHFや船舶電話により個々への情報提供も行っています。

(AISによる情報提供) AIS(船舶自動識別装置)を備えた船舶には、AIS有効範囲内において、航行安全のための文字情報を送信しています。

情報提供方法 ラジオ放送・テレホンサービス・インターネットホームページ・携帯サイト・AISによる情報提供・国際VHFによる情報提供

航行管制 浦賀水道航路及び中ノ瀬航路へ入航する巨大船等から入航前に航路入航予定日時、
        その変更があればその変更日時等の通報(航路通報)を受理し、航路入航時刻の決定及びその指示を行います。
        また、東京湾に設置されている4つのレーダ(観音埼、本牧、海ほたる、浦安局)
        及び各々の船舶からの位置の通報(位置通報)により航路内の船舶の動静を把握し、
        航法是正及び船舶衝突等の危険が予想される場合の注意喚起、
        視界不良時における航行制限など航路航行中の船舶に対して航行安全のための適切な指示、助言を行っています。

航行管制種別 航路通報の受理位置通報の受理、航路入航時刻の指示航行安全のための指示・助言。