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第三中間期 テーベ大司祭国家

ヘリホル

Herihor

在位年代;前1070年頃-?
誕生名;ヘリホル
即位名;不明
治世;4年程度

王朝の首都;テーベ 
埋葬地;テーベ対岸 王家の谷 
出身地;おそらくテーベ

家族構成;父 おそらくアメン大神官 母 ラメセス4世の娘? 妻 ノジュメト 息子・ピアンキ

新王国時代の最後の王、第20王朝ファラオ、ラメセス11世の時代にテーベのアメン大神官をつとめた人物。ラメセス11世の存命中にテーベに離反国家を築いた。厳密に言うなら「王」ではなく、王に限りなく近い権力を持った州候程度と思われるが、王家の谷に堂々と墓を作っていることや、大司祭国家の創始者というべき人物であることから、とりあえずリストには挙げておく。
母が王女だったため王位を名乗ったのではないかと考えられている。

「新紀元」なる新しい年号を用い始めたようだが、孫の代には既にその年号は使われなくなっている。


テーベ西岸のデイル・エル・バハリTT320から見つかったノジュメトのミイラに「王の母」との称号がついていたことから、彼女がヘリホルの妻と考えられている。


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