2007/06/03 英語で歌うマザーグースの元気な声
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- 「子供たちが本物の発音をしているのにびっくり」
- 「集中力を途切れさせない工夫をぜひまねしたい」
一年前に、マイク先生の英語の授業を見学した小学校の先生たちの感想だ。 ⇒「2006/06/10 マイク先生の授業を小学校の先生たちが見学 」
それから1年、その後、子どもたちの様子はどうだろうか? マイク先生の英語教室「マイイングリッシュ」を尋ねてみた。
教室では、幼稚園の年長から小学高学年生までが習熟度別にクラス分けされ、2年目を迎えるクラスでは7曲あまりのマザーグースを次々と暗唱していた。中にはかなり長くて、大人が見ても難しそうなものが幾つか見受けられるが、そんなことにお構いなく、子どもたちは声を張り上げている。「楽しくてしかたがない」「声を出すのがうれしい」・・・そんな気持ちが伝わってくるようだった。
マザーグースと言うと、メロディーのついた歌うものという印象が強いようだが、ここでは「朗読」している。なぜだろうかと尋ねてみた。
- 「マザーグースは、名も無い庶民が何百年もかけて作り上げてきた語り言葉の文化遺産なんです。リズムにこそ命があります。だから朗読なんです。」
「朗読絵本 マザーグース」を教材化した田淵さん(ミント学習教室代表)はこう語り、さらに続けた。
- 今の児童英語界は行き詰まっています。一時は、歌って踊ってアクティビティ中心で、それが 会話重視の風潮と相まって流行っていましたが、そう言うことを10年もやっていて、「中学に入った途端にだめになった」「何年も英語教室に通わせたのに、読み書きもできない」ということに気づかれた父兄が増えてきて、最近は、中学英語を前倒しして教え始めている塾の方が多くなった。
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- でもアクティビティ中心と中学英語の2者択一の中では 何も解決しません。子どもたちが右往左往させられるだけです。
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- 「朗読マザーグース」や映画「オズの魔法使い」の動画辞典(ムービーフラッシュ)という聴覚映像を使った、自律的意味理解(autonomous understanding)を促す学習を通して、英語のリズムや文章表現を、日本語と言う母語に拠らないで習得することを目指しています。ムービーフラッシュを使った授業はこの4月から始めましたが、子どもたちはもう「主語+動詞」で表現し始めていますよ。
確かに、独特のリズムが、子どもたちには心地よく受け入れられているようだった。
ではさっそく授業を参観してみよう。
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今回一般公開される3本の動画(いずれも1〜3分)は、この5月に行なわれた授業を収録したもので、その内容は英語学会で研究発表する計画で準備をすすめている
連続暗唱 Reciting | | 小学2,3年 2年目の授業 2007/05/11 |
復唱練習 Repeating | | 小学3,4年 2年目の授業 2007/05/11 |
手拍子でリズム練習 Beating time with hands | | 幼稚園年長 1年目の授業 2007/05/14 |
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