ＪＲ三江線

　ＪＲ三江線と聞いてみなさんはどのようなイメージが沸いてくるでしょうか？
恐らく一般の人は何処を走っている路線だろうと考えるでしょう。もしそれが
鉄ちゃんなら本数が少なく乗りづらい路線、国鉄時代第二次特定地方交通線
に指定されながら代替道路未整備で辛くも廃止を逃れた偉大なるローカル線
などと考えるかもしれません。
　　ＪＲ三江線は昭和５０年８月31日全通した比較的新しい路線です。一応
陰陽連絡を目的として建設し開通しましたが、今まで一度も優等列車（急行、
特急）は走ったこともなく、また、ローカル輸送にしても最低限の本数のみ運行
されていて、現在ではいつ廃止になってもおかしくないような状況にまで追い詰
められています。
　沿線には確かにバスが走るには危険そうな所がいくつかあります。しかし、
ＪＲ西日本はローカル線には結構シビアに対応しています。一月に一回程度
昼間の運行を停止して保線作業の時間を作ってみたり（代行バスなし）、
また、ＪＲ可部線の可部～三段峡は廃止勧告を受けています。今の所は三江線
が廃止になるなどの具体的な動きは出ていないですが、今後どうなるかは全く
分かりません。
　２００１年９月、２日間使い三江線の沿線を乗り降りしてみました。