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サミュエル・Z・アーコフ
SAMUEL Z. ARKOFF
(1918-2001)

《製作》
*暗闇の悪魔(1957)
*吸血原子蜘蛛(1958)
*性本能と原爆戦(1962)
*姦婦の生き埋葬(1962)
*地球最後の男(1964)
*ビキニマシン(1965)

*H・P・ラヴクラフトの ダンウィッチの怪(1970)
*処刑男爵(1972)
*コフィー(1973)
*未来世界(1976)
*地底王国(1976)
*巨大生物の島(1976)
*ドクター・モローの島(1977)
*巨大蟻の帝国(1977)
*ナバロンの嵐(1978)
*カリフォルニア・ドリーミング(1978)

*悪魔の棲む家(1979)


 

 上に掲げた作品は、彼の仕事の極々一部に過ぎない。その全てを挙げたら、それだけでページが埋まってしまう。ロジャー・コーマンと並ぶ「B級映画の帝王」。それがサミュエル・Z・アーコフである。

 アーコフといえば、ジェームズ・H・ニコルソンと立ち上げたAIP(アメリカン・インターナショナル・ピクチャーズ)があまりにも有名である。ニコルソンは配給面、アーコフは製作面を担当し、二人三脚でドライブイン・シアターを主な配給先とするダブル・フィーチャーを確立した。製作作品はSF、ホラー、アイドル路線、アクション、ブラックスプロイテーションと多岐に渡り、そのほとんどが低予算の粗悪品。そっくりまるごと「最低映画館」である。
 70年代後半からは大作にも手を染めるが、業績は次第に悪化、79年にはフィルム・ウェルズ社に身売りしてAIPの歴史にピリオドを打つ。

 一方、相棒のニコルソンはというと、71年にAIPを離れてアカデミー・プロを設立したが、翌年に死亡。製作作品『ヘルハウス』の公開前のことであった。その死は心無い配給会社により「呪い?」と宣伝されたことは云うまでもない。


関連作品

性本能と原爆戦(PANIC IN YEAR ZERO)
地球最後の男(THE LAST MAN ON EARTH)
ビキニマシン(DR. GOLDFOOT AND THE BIKINI MACHINE)
H・P・ラヴクラフトの ダンウィッチの怪(THE DUNWICH HORROR)
コフィー(COFFY)
地底王国(AT THE EARTH'S CORE)
クモ男の復讐(EARTH VS. THE SPIDER)


 

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