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アイコンきもの屋さんになることを決心してから、悪戦苦闘の毎日を綴ってみました。

平成12年
7月26日(水)雨

いわき中央警察署へ「古物営業許可申請書」を受け取りに行く。何人か、申請中の男の人がいた。車(中古車)関係者らしい。
7月27日(木)晴れ いわき市役所豊間出張所で、「身分証明書」を発行してもらう。(手数料200円)いわき法務局へ行き、「登記されていない証明書」を依頼。が、職員の方になかなかわかってもらえず。古物営業許可証のことを話し、「(後見人として)登記されていない証明書」と判明。必要事項を記入後、東京の法務局へ郵送。約一週間後、返信されてくる。(収入証紙500円)何のことか、イマイチよくわかんないけど、ま、とにかく手続きはできたらしい。多分・・・。
8月7日(月)晴れ いわき中央警察署へ。書類を揃え、古物営業許可証申請。(収入証紙19,000円)
8月?日(?)? 交番のおまわりさんがきて、申請書を提出したことの確認。どうやら、盗難品などが流れる可能性があるため、警察署の管轄らしい・・・。
8月23日(日)晴れ 以前、HPにメールを出して(ほんのちょっと)知り合いになった、藤沢「桜花園(アンティーク着物を中心に扱っていらっしゃる、骨董屋さんです)」の店主、熊田さんに会いに行く。初対面なのに、ずーずーしく2時間以上も話を聞く。また熊田さんも、仕入れ方法などの質問に、とても丁寧に答えてくださる。すごくいい方で、親切な人柄に感動。でも、やはり、厳しい世界のよう・・。
8月27日(日)晴れ 両親に「古着屋」の件話す。猛反対。着物の好きな母はまだ話をきくが(それでも、近所に外聞が悪いと言っている・・・)、父は頭からダメ。「まずは結婚をして、人生設計を立てるのが先だ!」だって。まぁ、親の身になれば、言っていることもわかるけど・・・。しばらくは、父と冷戦状態が続く・・・。
8月31日(木)晴れ 「こおりやま情報」(郡山市の情報誌)へ、電話で10月号への広告掲載申し込み。「あなたの箪笥の中に眠っている着物を買います! 今昔きもの まのめ」で、原稿依頼。
9月6日(水)くもり 東邦銀行にて、K.C.C.(こおりやま情報)へ振り込み。(42,000円)いわき中央警察署にて、古物営業許可証を受け取る。やった!これで私も正々堂々「古物商」! なんか違う??? とりあえず、一歩前進。
9月19日(火)晴れ 中央警察署へ「衣類商」のプレートひきとり。(2,500円)
9月27日(水)晴れ 「こおりやま情報」より、25日発売の10月号送られてくる。なるほど小さい・・・。白黒でゴチャゴチャしているし・・・。それはお金に余裕がないからしかたないんだけど。気が付く人って、いるんだろうか・・・?不安。もちろん期待感の方が大きいけど。
10月14日(土)晴れ 結局、郡山から「きもの売ります」という電話は一本もなし・・・。軽く考えてたなぁ・・・。意外と古着集めは難しいかもしれない。地方のほうが、着物をきる機会はあるだろうし、手放さないのかな。じゃま、古着はさておき、新作物だ!お友達の呉服屋さんに相談。快く、逸品創作呉服問屋さんを紹介してくれる。やった!やっぱり持つべきものは友達だ!感謝!!
平成13年
1月15日(日)晴れ
会社の決算でゴタゴタし、年末年始で忙しかったと言い訳してみても、気が付けば一月・・・。急に気が焦り、両親を再度説得。場所は、家の石蔵を貸して欲しいことと、現在の会社「豊仙酒造店」の「ほうせん」を使わせて欲しい旨頼む。意外とあっさり承諾してくれる・・・。なんか、逆に怖い・・・。
1月16日(火)晴れ NTTいわき支店へ。両親の許可も受けたことだし、いわき市内向けのチラシ(着物売ってください)作りの参考にしようと思って、全国のタウンページをみる。結構「今昔〜」のお店の名前多い。母などに相談。「きものと時代裂 ほうせん」に、決定!
1月21日(日)くもり パソコンでチラシ作成開始。「古着買います!」
1月22日(月)くもり チラシはなんとかできたけど、プリンター動かず。なぜ?インストールし直すが、ピクリともせず・・・。 夜中、一人でイライラする。
1月24日(水)晴れ やっと昼間時間がとれ、NEC、ラオックス、EPSONへ電話。EPSONの係りの方の指示を受ける。やった、動いた!こんなことだけど、すごく嬉しい。チラシ印刷成功。家族に見せる。「ふ〜ん。」って感想はなに?
1月25日(木)雨 友人から、ホームページが作りやすいという情報を得、プロバイダーをBIGLOBEにかえる。と同時に、HP開設も申し込む。
1月28日(日)晴れ 大工の熊谷さんに、石蔵を見てもらう。入り口の戸をかえて、襖の張り替え、床の間の壁、畳も交換。階段には、手すりをつけることで了承。
1月30日(火)晴れ 今夜からHP作成開始。とりあえず、入門書とにらめっこ。悪戦苦闘の始まり・・・、といった予感・・・。
2月14日(水)晴れ 吉田先生(お茶とお花の師匠)に、「きもの屋」の件を相談。というか、報告。「和子の決心」を印刷した紙を見て頂く。「おもしろそうじゃない、やってごらんない。」と、言ってくださる。久しぶりに着物のことも長く話して楽しかったー。うれしい。これから始まる一喜一憂の、まず一喜かな。
2月15日(木)晴れ デジカメ(ニコンCOOLPIX950)購入。(49,800円)さぁ、これで「和子のお気に入り」の写真をとるぞ!(ACアダプターがまだなんだけどね・・・)チラシ300枚コピー。(3,000円)
2月17日(金)晴れ 苦労の末、やっと掲示板(和子のお願い)を設置。その勢いで、「一発太郎」に登録。
2月21日(水)くもり ラオックスへ、取り寄せを頼んでいた、デジカメ用ACアダプターを引き取りに行く(4,500円)。夜、お気に入りの写真を撮ろうと思うが、説明書とともに眠る・・・。
2月22日(木)晴れ 夜中1時ごろから、「お気に入り」の名古屋帯の写真を撮り始める。選別から始まり、結局朝の5時過ぎの終わる。ホントに全部できるんかいな?我ながら不安。
2月23日(金)晴れ 金曜日は、店のシフトが早番なので、夜8時頃から、引き続き写真撮り始める。袋帯とコート。見かねて・・・、という感じで、途中から母が畳むのを手伝ってくれる。有難い。12時前におわる。
2月24日(土)雨 少し眠ってから、夜中3時過ぎより、襦袢の写真撮りの準備。結局、朝8頃までかかる。もぅ、だんだん畳むのがイヤになってくる・・・。こんなんで、着物の時はどうするのかしら・・・?
2月25日(日)晴れ 「フォトショップ」のテキスト購入(1,800円)。また頭いた・・・。石蔵の掃除。とりあえず、雑巾がけ。夜、ずーずーしいが、思い切って「愛きもの」さんへメール。業者が集まる、「市」について、尋ねる。
2月26日(月)晴れ 「愛きもの」今村さんより、メールの返事が来る。やはり、「市」は、特殊な世界で、素人が簡単に入れるところではないとのこと・・・。やっぱり・・・。でも、アドバイスと、励ましの言葉を頂く。ものすごくうれしい。今村さんも、着物の世界で頑張っている女性。メルマガも、とても勉強になる。http://waweb.tripod.co.jp/ 強力な先輩がついてくれているようで、心強い。
2月27日(火)晴れ 吉田先生を家に招く。母は、「店舗を新たに建てたら・・・」と言うが、私は反対。石蔵と母屋を使ったら変なのかどうか、第三者の先生の目から見て頂く。先生は、石蔵に賛成。ホッ。母とのおしゃべりも楽しかったようだし、とにかく、よかった。
3月4日(日)雨 野木先生(組紐の先生。以前は、東京で呉服屋さんでした)宅へ。「きもの屋」の件、報告。大賛成してくださる!よかった〜。今まで通り、着物に関してのアドバイスもして頂ける。いろいろ話が弾み、午後半日おしゃべりしてくる。「市」の件では、少しブルーだったけど、ちょっと、気分が盛り返してきた感じ。
3月6日(火)晴れ 友人にきき、夕べ登録した、検索エンジン登録代行「ベストネット」さんhttp://www2.ocn.ne.jp/~bestnet/へ振り込み(10,000円)。対応が早い・・・。続々とメルマガ着信。早くHPすすめなきゃ。
3月10日(土)晴れ 「桜花園」の熊田さんよりメール有り。「市」を紹介していただく!と同時に、「市」がどんな所か、どういう態度が好ましいかなどなど、いろいろアドバイスもしてくださる。本当に熊田さんに感謝!何のお返しも答えも出来ない自分がもどかしいくらい・・・。私って、まわりの方に恵まれていると、今更ながら感慨に浸る気分なのでした。
3月12日(月)晴れ 熊田さんに紹介していただいた「古物市場」へtel。市の開催日や、場所(横浜)などを尋ねる。思ったより、親切な電話対応。でも、やはり紹介者がないと参加できない様子。改めて熊田さんに感謝の気持ち。と同時に希望の光が・・・。まだ早いかな・・・?
3月18日(日)晴れ インターネット上の某オークションで、着物古着を買ってみた。実物が届いた・・・。ヒドイ・・・。絶対実物を見ていたら買わなかったような商品。「もっと汚れの状態とか、きちんと書いてくれたらいいのにー。」と思うが、かえっていい勉強になった。と、思うことにする。やっぱり、自分の足と目、手を使わなきゃね。
3月22日(木)晴れ 湯本インター朝7時24分発の高速バスで、東京へ。古着屋さんを2件見たあと、横浜の「市」へ。入るのに、勇気が要りました〜。おじ様方がズラツといて、横で花札している人もいたりなんかして・・・。大きい声で「こんにちはー。見せてもらっていいですかー?」と、言ってみる。一斉に振り向かれて、またこれが怖かったけど、そのうちの一人の方が、座る場所などを案内してくださる。ひたすら場の空気、雰囲気に慣れることに努め、商品を見る。終盤近くに、声をかけてみる。一瞬空気が止まったように思えたのは、私だけかしら・・・?だから、恐いってば・・・。てな感じで、着物4枚。帯3本購入。会計の時、「邪魔じゃなかったら、また来てもいいですか?」と、きいてみる。「おぅ、いいよ。見て勉強しな。」と言ってもらえた!よかった、嬉しい! 東京夕方6時発のバスで帰宅。疲れた・・・。でも、充実・・・。
3月23日(金)晴れ 熊田さんへtel。お留守のようなので、昨日の「市」の件の、お礼と報告をメールで送る。夜、商品を母とじっくり見ながら、採寸。大きな失敗はなさそう。デジカメに納める。
3月24日(土)晴れ 吉田先生、古和口先生(吉田先生のお弟子さんで、やはりお花の先生です)と共に、趣味で「吊るし雛」を作っていらっしゃる、峠淑子さん宅へ伺う。和布を使った、たくさんの小物を見せていただく。もう、全てかわいらしくて、楽しい!ぜひ、習って作りたい!と、3人の意見は一致。峠さんのご主人も交えて、楽しいおしゃべりの一時を過ごす。

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