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日々雑感
2004-10
548〜558
2004-11-13

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(559〜)

558 by:kurochan携帯@愛犬散歩中  投稿日:10月27日(水)22時38分0秒
◆昨日、久々に書き下ろしの「時の話題vol.234 藤本隆二さん・弘子さん夫妻」を書いたが、障害者の自立について、引き続き書いていきたいと思う。
◆新潟でまた震度6。救援活動もままならない状態が続き大変心配だが、案の定、支援物資が積み上げられたままという事態も発生しているようだ。「阪神淡路大震災」に書いたように、神戸でも最初はそうだった。あの時は僕も、北区の体育館に積み上げられた救援物資を有志で運び出しに行ったものだ。また、避難所に配給されるようになってからも、こんなことがあった。目の前の避難所にさえ入れずにブルーシートで寒さをこらえていた被災者たちに依頼されたというのに、避難所に積み上げられたままの老人用おむつを分けてくれなかったのだ。市の職員の硬直した対応に悔しい思いをしたことが今もよみがえる。「時の話題vol.233 新潟中越地震」でもふれた「公平なサービス」の前提となる情報収集がままならないのなら、10年前の経験は何だったんだということになる。配給ルートや人手が不足しているのだとは思いたいが、迅速で柔軟な対応を願う。
◆台風23号の被害が残る京都大江町の泥の撤去作業に、この土曜日行くつもりである。
◆自衛隊はやはりイラクから撤退すべきだ。「新潟の震災救援にも活躍している自衛隊に迷惑かけるとはけしからん」という声が今にも聞こえてきそうだが、僕はやはりけしからんのは自衛隊のイラク派兵の方だと思う。香田さんが何を思いイラク入りしたかがよく分からないのだが、不用意であったことは否めないだろう。しかし、給水活動といっても自分達の飲む水を確保するのがせいぜいで、実質的な「復興支援」はロクにしていないし、むしろ侵略米軍とその支援軍の存在が治安を悪化させているのだから早く撤退してほしいというイラクの人々の本音を無視する自衛隊派兵こそ、間違いだと思うのだ。小泉首相はテロには屈しないと言うが、根拠がなかった米国のイラク侵略こそがテロではないのか。

557 by:kurochan携帯@愛犬散歩中  投稿日:10月25日(月)22時06分58秒
◆午後からの出張の途上、右後輪がパンク。幸いJAFがすぐに来てくれたので助かった。スペアへの交換ぐらいは自分でできるようにならないとね。
◆急に交替参加することになり、午後の分科会にだけ参加した奈良県外教研究集会。出会いB分科会の報告の後、質疑やグループ交流があったが時間不足で、僕も発言を控えてしまった。子どもたちの異文化との豊かな出会いをどう保障しているかが、分科会の討議課題だったのだが、教員自身が異文化とどんな出会いをしているか、豊かではない出会いならそれをどう克服しているか、そして、外国人生徒やその親ときっちり向き合って出会っているのかを提起したかったのだが、自分の経験も踏まえて簡潔に話すために頭の中でやっと整理できたと思ったときは、司会のまとめに入ってしまっていた。いや、現在進行中の実践がロクにないが故のためらいだったのかもしれない。

556 by:kurochan携帯@愛犬散歩中  投稿日:10月24日(日)21時58分24秒
◆23日、台風で注意報が残っていた新潟を度重なる震災が襲った。24日も余震が続き、死者は20名を越え、負傷者は4桁をに達し、物的な被害も甚大な様子だ。寸断された交通網やライフラインに阻まれ、救援物資はおろか救助の手さえ届かぬ事態に、今の自分に何ができるだろうかと考えあぐねるばかりなのがもどかしい。阪神淡路大震災の時もそうだったが、緊急救助活動はともかく、被災者への支援は、「情報を収集し、公平さを確保」しなければなかなか動かない行政にまかせていてはままならないだろう。NPO法を最大限生かして市民の力を後押しし、公的な災害保障と長期的な自立支援プログラムを、北陸を寒波が襲う前に策定してもらいたい。借りるべき民間の力と復興支援すべき対象を見誤らないでくださいね、小泉さん。

555 by:kurochan携帯@愛犬散歩中  投稿日:10月20日(水)21時44分54秒
◆さすがに今度は直撃かと思われた台風23号も、今のところ奈良には大きな被害をもたらさず、まだ強風と土砂崩れ等の心配はあるものの足早に過ぎ去ろうとしている。被災地の方には申し訳ないのだが、今回は少し身構えたものの、結局緊張感のない奈良なのです。しかし、山間部や大和川水系沿岸部などでは、今も緊張が走っていると思いますし、交通網のトラブルで、僕の身近でも、修学旅行の下見から帰れなくなっている同僚や、明日の職員研修の講師も明日朝から車椅子で混雑が予想される新幹線に乗って奈良に戻れるか心配です。
◆来週締切の原稿のひとつが、「中高生のための東アジア近現代史学習ノート」(仮称)の僕の担当部分の下書き。レモンの散歩に出る前、分厚い本を20冊ほど書架から引っ張りだして積み上げたところ。まずはざっと目を通し、ポイントと流れを組み立てなければなりません。そうそうたる執筆陣に加えてもらったのは光栄ですが、僕には荷が重すぎる仕事になりそうです。

554 by:kurochan携帯@愛犬散歩中  投稿日:10月19日(火)23時35分56秒
◆昨日も今日も午後から出張で、明日と明後日は担当する現代社会と世界史の中間考査、とくればいかに忙しいか察していただけるだろうか。出張にしても時間の拘束より座長としての準備があるし、社会科の試験は作成するのにかなりの時間を要する。当然、採点と試験明けの授業研究が待っている。それでも今年は担任をしていない分、突発的な出来事にさほど振り回されないだけ随分ましなはずだ。最終学年の担任なら進路指導に忙殺される。クラブ指導も当面大きな試合はない。代わりに分掌の仕事として明後日と来週の行事の準備と資料作りがあるが、これも今年は分掌の長ではないので、随分楽をさせてもらっている。今日1本増えて4本になった来週締切の原稿が手付かずだが、こうして考えてみればまだまだ余裕があるはずだよな。試験は昨夜午前3時前には二つとも完成したしね。
◆ところで、資料に使いたい新聞記事が見つからない。単身障害者の賃貸住宅への入居をさまたげている奈良市内の事例を扱った、何年も前の記事で、切り取ったかどうかも定かでない。過去数年の新聞を毎日10〜20ヶ所も切り抜いてきた。最近は月別の袋に入れてきたが、時事性の高い記事以外は、ジャンル別に整理すべきだと痛感。せっかくの切り抜きも生かせないのでは邪魔ものだ。ところがもっとやっかいなことに、まだ切り抜いていない新聞が莫大にあるのだ。もうこうなったら、有料でも新聞記事データベースのサービスを利用するしかないかな。ニホンミックの月刊切り抜き集も二種とっていて、役にはたっているが、読むべき活字が増えこそすれ、切り抜き作業や新聞の山からはまったく解放されずにいるkurochanであった。
◆ところがもっとやっかいなことに、読んだ本には赤ペンで線を引き、特に控えておきたい部分は頻繁にPC入力もしてきたのだが、それも追い付かない。定期購読図書も多数あり、正直言ってとてもすべてを読み切れない。いったい俺は何をしているのか?と、しばしば思う。子ども達が寝たあと、書斎でため息ばかりをついていられないからね。アンテナを広げてインプットもいいのだが、そろそろ年齢的に焦点を絞らなくてはなるまい。

(〜553)

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