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時の話題
2004-10〜2
2004-11-13

香田さん人質事件と自衛隊撤退(04/10/27〜11/12) ◇藤本隆二・弘子さん夫妻(04/10/26) ◇新潟中越地震(04/10/24〜11/12) ◇知的障害者の一言(04/10/17) ◇「対テロ戦争」の欺瞞(04/10/5〜11) ◇学校の役割(04/10/5) ◇歴史社会的偏見(04/10/3)



【新潟中越地震】vol.233《日々雑感より》
◆23日、台風で注意報が残っていた新潟を度重なる震災が襲った。24日も余震が続き、死者は20名を越え、負傷者は4桁をに達し、物的な被害も甚大な様子だ。寸断された交通網やライフラインに阻まれ、救援物資はおろか救助の手さえ届かぬ事態に、今の自分に何ができるだろうかと考えあぐねるばかりなのがもどかしい。阪神淡路大震災の時もそうだったが、緊急救助活動はともかく、被災者への支援は、「情報を収集し、公平さを確保」しなければなかなか動かない行政にまかせていてはままならないだろう。NPO法を最大限生かして市民の力を後押しし、公的な災害保障と長期的な自立支援プログラムを、北陸を寒波が襲う前に策定してもらいたい。借りるべき民間の力と復興支援すべき対象を見誤らないでくださいね、小泉さん。(556、04/10/24)
◆新潟でまた震度6。救援活動もままならない状態が続き大変心配だが、案の定、支援物資が積み上げられたままという事態も発生しているようだ。「阪神淡路大震災」に書いたように、神戸でも最初はそうだった。あの時は僕も、北区の体育館に積み上げられた救援物資を有志で運び出しに行ったものだ。また、避難所に配給されるようになってからも、こんなことがあった。目の前の避難所にさえ入れずにブルーシートで寒さをこらえていた被災者たちに依頼されたというのに、避難所に積み上げられたままの老人用おむつを分けてくれなかったのだ。市の職員の硬直した対応に悔しい思いをしたことが今もよみがえる。上でもふれた「公平なサービス」の前提となる情報収集がままならないのなら、10年前の経験は何だったんだということになる。配給ルートや人手が不足しているのだとは思いたいが、迅速で柔軟な対応を願う。(558、04/10/27)
◆救援物資の搬入の妨げとなるマスコミの車輌と、ボランティアを尻目に車でくつろぐマスコミ取材陣。仮設トイレに案内されて怒りだす現地視察の政治家。新潟のボランティアたちの嘆きが、あまりに悔しい。ボランティアのふりして取材していた関西テレビにいたっては、被災民も視聴者もこけにしていると言わざるをえないだろう。(564、04/11/12)[→10月目次]


【知的障害者の一言】vol.232《日々雑感より》
◆レモンの散歩中。独り言を繰り返しつぶやきながら歩いてきた人に声をかけられ、ほんの少し会話する。「おっちゃん、怪我しないように気を付けや」。「おっちゃん」にはまいったが、それはよしとしよう。おそらく、「夜道を気を付けて」と言われて家から出てきたのか、家へ帰るところなのだろう。「夜道は気を付けなきゃ」という気持ちを、犬を連れてすれ違った僕にも伝えようとしたやさしい人だったんだろう。軽度の妄想を引き起こしている最中の統合失調症者かもしれないが、おそらくは知的障害者なのだろう。僕が子どものころは、日常生活で障害者と出会うことがもっとあったような気がするが、僕が気付いていないだけなんだろうか。近所の遊歩道を知的障害者が一人歩いていたことに、なにかほっとしたものを感じたのは、その人が一人でも夜道を歩こうと思える空気がいくぶんでも地域にあるからだろうし、僕のように、その人と偶然出会う人が何かを思うからだろうということに期待を感じるからだろう。(553、04/10/17)[→10月目次]

【「対テロ戦争」の欺瞞】vol.231《日々雑感新掲示板レスより》
◆日米政府もマスコミも、大量破壊兵器のデマをめぐる対応があまりに不誠実であることに、僕も頭にきています。戦争の実態を伝えるジャーナリズムはどこへいったんだ?と思うし、そうした流れに抗うジャーナリストたちへの心ないバッシングには、どんな仕掛けと「時代の忘れ物」がひそんでいるのかとも思います。ウソをついて、人を殺し、盗みを働き、さすがに間違いを認めたものの、人は間違いを認めて成長するなどというすり替えたお話で開き直り、実質的には何ら補償せず、「復興」という名のひも付き援助だけは、しっかりとする。子どもたちが反面教材としてくれるならまだしも、きっちり悪いお手本として刷り込むではないか!と時代の流れに、怒り心頭なんですよ。時代を切り取り、自らの生き方を検証するワークが不可欠なように思います。頑張ろうっと!(RAさんへの掲示板レス、04/10/5)
◆イラク戦争の大義が完全に崩れたが、米英両政府をはじめ、追随し派兵した各国の戦争責任をごまかしてもらっては困る。覇権と利権のために世界各地のどれほどの命が奪われてきたか。軍人同士の葛藤を描きながら、ベトナム人の苦悩など意に介さない映画「プラトーン」のような悪質なトリックに引っ掛かってはいけない。
 さらには9.11の糸を引いていたのはビンラディンではなくチェイニーだとの指摘を裏付ける証拠が数々明らかになってきているが、真珠湾以上に巧妙に仕組まれた世論操作がWTCやペンタゴン、旅客機の乗客や消防救助関係者を、すり替えられた犠牲者に仕立てられた可能性がますます高まっている。(551、04/10/11)[→10月目次]

 ※9.11事件への疑問(vol.223)

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