Home<
時の話題2006-7
LAST UPDATE 2006-08-17
総目次 タイトル索引 テーマ別索引 先月
今月の目次
◇印は《日々雑感新掲示板》より転載

ちびっこひろばで展開される子どもたちのドラマ(06/7/23) ◇昭和天皇とA級戦犯(06/7/21) ◇極楽とんぼYなどの犯罪報道と子どもを守る視点(06/7/19) ◇テポドン騒ぎに思う(06/7/6) ◇金井英樹さん(06/7/4) ◇かぶと虫の森(06/7/1)


【ちびっこひろばで展開される子どもたちのドラマ】vol.327《日々雑感より》
◆5歳児の長男はkurochanに似たのだろうか、「こいつは間違っている」と思ったら黙っていられないようだ。デパートのおもちゃ売り場にある「ちびっこひろば」の土禁スペースで、ウレタンマットを占領している小学校低学年グループに一人で抗議している。いけずな言葉を浴びせられながらも引き下がらない。親は近くにいるが注意する気はないようだ。手や足をだされたら直ちに止めないととヒヤヒヤしながら眺めていると、意外な展開に。遠巻きに見ていた他の子ども達が我が長男のもとにウレタンブロックを運び始めたのだ。グループに追い払われ不愉快に思っている子ども達が、静かな抵抗を示しはじめたのだ。人とのさまざまな関わり方を子ども達は示しているが、翻って大人社会はどうなのか。不正に抗議し、抗議に連帯する純粋な心を育みたいものだし、大人の生き方として範を示したいものだ。(797、06/7/23)[→7月目次]

【昭和天皇とA級戦犯】vol.326《日々雑感より》 →巻頭言
◆「A級戦犯の合祀に怒り、靖国神社参拝をやめた」という趣旨の昭和天皇発言メモが公表され、論議を呼んでいる。メモを最初に公表した日経新聞社への右翼の暴力は、文字通り論外だが、上坂冬子らの「松岡・白鳥を批判しただけ」という論評は、メモの冒頭部分を意図的に無視した曲解である。天皇の意志が政治に影響を与えてはいけないのは当然だが、現天皇を含め、日本の戦争責任や右傾化に関しての多くの天皇発言をマスコミが封じてきたのも事実である。さて、今回のメモ公表が、小泉の靖国参拝や自民党次期総裁選、戦犯分祀論にどう影響するかが語られているが、これもまた封じられかねないとkurochanが危惧している論点がある。まずは「天皇の戦争責任」だ。連合国との戦争責任相殺・占領統治の便宜・天皇自身による地位保持の懇願によって、東京裁判での被告から外されたことを昭和天皇自身はどう総括していたのか、と問いたい。次に「英霊顕彰の是非」だ。戦死を誉れ高きこととして讃えて、遺族の嘆きを権力批判から切り離し、次なる戦士を調達する戦争継続システムを、いかに断ち切るかという視点で、靖国や分祀問題を論じてもらいたい。(796、06/7/21)[→7月目次]
 ※参考 vol.330 小泉の靖国参拝に抗議する

【極楽とんぼYなどの犯罪報道と子どもを守る視点】vol.325《日々雑感より》
◆規範からの逸脱は、時には未知への挑戦であり、進歩や成長への不可欠の要素であるが、安易なスリルと興奮は、単なる堕落であり、罪でさえある。極楽とんぼのYに何があったのか。スキャンダルネタを無責任に垂れ流すマスコミの受け売りはしたくないが、伝え聞く話で判断する限りにおいては、未成年の少女を酒に酔わせて淫行をはたらくとは悪質の極みである。彼を弁護する余地はない。ただ気掛かりな点が二つある。彼は氷山の一角だろうという点と、彼を責める側の視点である。特に後者については、自己を含めてこの事件を話題にするときや、今後予想されるテレビのトークショーなどにおいて、「子どもをだまし、生きる意欲を失わせることは重大な罪なんだ」という視点をふまえているかという点を問いたい。我が子と近所の子どもを殺害したとして、連日報道されている女性に関するニュースにも言えることだが、大人の屈折を分析するのも大切だが、「子どもを守るために」という視点を大切にしてほしいのだ。特に極楽とんぼのYの場合、やましい羨望の裏返しや彼の「軽さ」をあざけるだけの批判をしてほしくはないのだ。(795、06/7/19)[→7月目次]

【テポドン騒ぎに思う】vol.324《日々雑感より》
◆5日、北朝鮮が日本海北方のロシアに近い海域に7発のミサイルを打ち込んだが、金正日の独裁体制を終わらせないと事態は解決しないだろう。ただし、経済制裁には反対だ。北朝鮮の一般国民もまた金正日に振り回されているのであり、経済制裁はそうした北朝鮮一般国民を苦しめることになるばかりで、金正日独裁政権への国内批判を力付けることにはならないと思われるからだ。戦前戦中の日本の天皇制との類似を指摘する声が多くあるが、日本の歴史を顧みても、外圧は権力を力付けるばかりで、一般国民は、国際的な批判の存在そのものからも遠ざける情報統制と相互監視の闇に置かれるのであって、今はそれが北朝鮮にも言えると思われるのだ。そして、最も力づくのは、軍事支出による経済効果を期待する「死の商人」と日本の偏狭なナショナリストだろう。「軍事演習」とはアメリカの同盟国にしか許されない言い分だという点、国際社会で独裁者然としているのはどこの誰なのかという点も見落とせない。一方、在日コリアンに与える影響が危惧される。大阪の朝鮮高級学校生はマンギョンボン号から下船できたが、彼等は今回の「祖国訪問」をどのように整理するのだろうか?様々な軋轢が彼等のアイデンティティを揺るがせることになるだろうと思うが、日本人としてそれをどう受け止め、どう返していけばいいのかということを考えたい。(791、06/7/6)[→7月目次]

【金井英樹さん】vol.323《日々雑感より》
◆部落解放運動と在日朝鮮人教育の双方において、理論家・実践家として知られる金井英樹さんは奈良の県立高校教員であった。「であった」というのは、この (2006年)春、早期退職をし、大阪大谷大学の教員その他の活動家として新たな活動をスタートされたからだ。6月始めに発刊した『未来につなぐ近現代史』は、金井さんやkurochanを含む12人の共著だが、凄まじい情報量と明晰な洞察力を持つ金井さんと名を連ねるのは、正直恐れ多い。「在日外国人教育アラカルト 2.ほんであんたはなにしてん」で紹介したように、kurochanにとっては、教育の原点を示された人物でもある。やがて、とある高校生解放塾でともに講師を務め、週1〜2回は終電まで飲む仲となる。さらには同じ社会科教員として同僚となった時代もあった。その後も運動面での接点が続き、今に至る。今日は奈良高教組の学習会で金井さんの講演と場所をかえての囲む会。相変わらず、最新でとっておきの良質な資料を駆使した熱くクールな語り。俺なんかまだまだ勉強しなきゃ!実践不足だ!といつも奮起させらる。時間の縛りが緩んだだけに、いっそう飲み過ぎには気をつけて、まだまだこれからも刺激的な存在で居続けてください。(790、06/7/3)[→7月目次]

【かぶと虫の森】vol.322《日々雑感より》
◆奈良県下市町に今日オープンした「かぶと虫の森」に行ってみた。プレオープンが新聞報道され、Webサイトもよく出来ていたので期待していたのだが、大いに期待外れであった。樹皮を残した木工をあれこれ作ってかぶと虫と遊ぶための工夫に力を入れていたり、世界の珍しいかぶと虫を集めて観察できるようにしていたりと、工夫や金はそそいでいるのだが、肝心の虫への愛情が感じられなかった。ネットで囲われた600平米のエリアは一見楽しげなふれあい広場だが、幼児たちによる昆虫虐待の場でもあり、樹皮から無理矢理引き剥がされ、突かれ、ムシキングのように戦わそうとさせられているのだ。親達は注意してばかりにならざるをえない。かぶと虫の説明や扱いを指導する係はおらず、入口で座っているだけ。僕ら親子が入った直後に見たのは、二匹のかぶと虫が子ども達にからまされ、相手の足が胴体に引っ掛かったまま引き離されて、胴体の後ろ半分がちぎれ体液がどろっと地に落ちた場面。かぶと虫が大量に棲息する山なのかもしれないが、ムシキングごっこをさせるだけになりかねない子ども達に、本当の虫との接し方を学ばせる場ではない。(789、06/7/1)[→7月目次]



























<アンカージャンプ用の画面余白です>