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時の話題2004-5
LAST UPDATE 2007-01-20
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◇印は《日々雑感》より転載
「考えさせない政治」について考えよう!(04/5/31) ◇「自己責任」のすり替え(04/5/26〜29) ◇日朝国交交渉B(04/5/22〜25) ◇男女混合名簿(04/5/19〜21) ◇大峰山女人禁制問題(04/5/16〜6/8) ◇「北朝鮮」に関する出版社への抗議〜続報(04/5/11) ◇米兵によるイラク人捕虜虐待(04/5/8〜15) ◇ファルージャ虐殺事件とメディア(04/5/4〜6)


【「考えさせない政治」について考えよう!】vol.200《新掲示板レスより》
◆小泉の醜態ぶりはもう哀れですね。これで退陣しなければ日本の有権者が物笑いになります。極右発言にならび差別発言も連発する石原が、「更年期を過ぎたババアに生きてる価値がない」とまでヌかしても女性票が集まり、ますます政治が歪みゆく国ですから、とうの昔から物笑いになっているのに気付いていないともいえますね。それが言い過ぎなら、気付かされていない。政治の真相を探り、戦場の真実を知ろうとするのは、民主国家有権者の義務というべきですが、3S政策は未だ健在、むしろますます巧妙で、片や有権者の政治意識はあまりに家庭的な利害・興味に限られすぎ。担任処分で「考える生徒」を弾圧する都教委の恐怖政治は、生活一般の各場面にすぐそこまで迫ってきているのかもしれません。小泉のアホさを笑うと同時に、背筋も寒くなるkurochanです。(RAさんへの掲示板レス、04/5/31)[→5月目次]

【「自己責任」のすり替え】vol.199《日々雑感新掲示板レスより》
◆ファシストどもが恥を恥と思わず、「自己責任」などまったく自覚のない政治家や官僚が、責任追求をかわすために「自己責任・自業自得」論をぶちあげ、右派マスゴミが同調し、これまた無責任さに無自覚な歪んだ野郎が、匿名中傷をばらまくこの国ならではの小泉が、米国内の右派からさえも見離されつつあるブッシュを支持することしか能がなく、そんな小泉や石原を選出させる民度の低さは、どうすりゃいいの?イラクの結婚式を爆撃し、死体に笑顔でカメラにおさまる侵略米軍を後押ししているのは日本の有権者でもあることを、切り離して考えてはいけないですよね。解体すべきはアブグレイブ刑務所ではなく、アメリカの構造的帝国主義世界戦略です。
僕も、社会問題を考えるときに、大義名分に隠された「誰がどのような得をするのか」という視点が大事と思っていますが、男尊女卑の歴史にもそれはいえますね。逆に解決もまた損得でもたらされるというのも悲しき現実かもしれません。人質事件でもみられた、「純粋な理想主義」への非難は、「純粋な理想は損である」と思わせたい為政者のずるさと素直になれない人間の悲しき俗物根性による保身でもあると思いますが、どうでしょうか?(RAさんへの掲示板レス、04/5/26)
◆ついにイラクで日本人ジャーナリストが命を落としてしまった。誰が発砲したか、誰が退避勧告を守らなかったか、ではなく、そんな状況を誰が引き起こし、誰がそれを支えているかこそ、問われなければならないだろう。次々とボロが出る小泉は、抵抗勢力を掌握しきれなくなってきたのだろう。拉致問題も含め、国際政治を財界のための内政の延長でしかとえない政治と、ますます翼賛化し権力監視を放棄する大手メディアに増長される匿名ネットキッズ。うんざりすることがまだまだ続きそうだが、屈するわけにはいかない。(512、04/5/29)[→5月目次]


【日朝国交交渉B】vol.198《日々雑感より》
◆参院選に向けたパフォーマンスにしか見えない小泉訪朝だが、拉致被害者家族の渡日交渉に終わらせず、国交正常化に向けた双方の官民あげての関係作りの進展を期待する。(509、04/5/22)
◆残る拉致被害者の再調査が北朝鮮との国交正常化交渉の条件だという主張がなされているが、国交正常化の方が拉致問題の解明・解決の前提条件ではないかと思う。票と金と派閥の論理が、拉致被害者家族をまたもや利用し、今年は特に公判が相次ぐ戦後補償問題を牽制し、戦争国家化に拍車をかけることこそが目論まれているのではないか。(510、04/5/25
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【男女混合名簿】vol.197《新掲示板レスより》
◆男女混合名簿については、僕は意味があると思いますよ。いわゆる「隠れたカリキュラム」の典型的な例とされ、日常的に「男が先、女が後」という「意識」を植え付ける効果があると思います。「出席番号」が優劣を示すものであるのは、戦前の出席番号の末尾に「李」さんや「鄭」さんなどがかためられているのをみても明らかです。これは、歴史の古い学校の同窓会名簿などに今も残っていたりしますよ。「見た目」も「中身」に影響を与えていると考えます。しかしながら、両性の平等に関わる実践報告や資料が、男女混合名簿についてばっかりなのは情けないですね。大事な取組だとは思うけど、男女差別をなくす決め手となるようなものではありませんし、たったこれしきのことで最古の差別といわれる男女差別が解消するはずもないのは当然です。 奈良の高校ではいまや約半数が男女混合名簿を採用していると言われていますが、男女差別の克服にどれだけ役立ったかというと、心許ない限りです。(eatyhiroさんへの掲示板レス、04/5/19)
◆大切なのは「個の相互尊重」であり、出席番号やランドセルの色は「記号」に過ぎませんよね。しかし、単なる「記号」に、「個の相互尊重」を曇らせる効果をもたせてきた我々の意識の次元で、差別を許さぬ新たな態度をめざすことは大切だと考えます。とりわけ、差別のリアリティーが変化し、「差別が見えにくくなっている」といわれる現在(実は巧妙に隠され且つ見抜く力も衰えているというべきだと思いますが)、いわゆる「闘志(闘士)」ばかりを育てるのではなく、「反差別の確固たる良識」を確実に広めるためには、「些細なことも見落とさない」ことの意義は否定できないと思います。当然、形骸化とアリバイ作りの取り組みなら、意味がないどころか、問題の核心をはぐらかすというマイナスの意味での「隠れたカリキュラム」となりかねません。奈良の高校における男女混合名簿も、実施校が増えればそれでよしなどという話ではないのは当然です。(eatyhiroさんへの掲示板レス、04/5/21)[→5月目次]


【大峰山女人禁制問題】vol.196《日々雑感新掲示板レスより》
◆奈良県南部天川村の洞川(どろがわ)温泉旅館・花屋徳兵衛に泊まってきた。風呂も料理も部屋もよかったが、宿屋の気遣いと名水豆腐がまた格別だった。界隈の旅館は、役の行者にはじまる大峰山信仰で山をめざす行者さんたちばかりで、宿では賑やかな普通のおじさんだったが、山伏スタイルになると独特の雰囲気を醸し出していた。女人禁制についてまで話する機会はなかったが、昨夜旅館近くで鹿肉をあてに一杯ひっかけているとき、「山で女性のありがたみを感じるためにのぼるんだから女人禁制でないと意味がない」などと自説(?)を披露しているおじさんの団体に出くわす。これまでも「女性のための女人禁制」論を耳にしたことがあるが、人手不足の林業仕事に女性を実際につかっているのはかまわないということなのだろうか。昨夜の団体の別のおじさんは日本の仏教史の珍説を披露していたが、血のケガレむ含め、身勝手な歴史認識が不当な「伝統」を支えていることに切り込む必要があると思う。今朝くぐってみた「女人結界」門は、そうした意識がつくりあげた悪しき幻想だと感じたkurochanである。(508、04/5/16)
◆大峰山女人禁制に関しては、さまざまな見解があり、広く社会的合意を得た考え方がまだないように思います。実際、5月の始めに、女人結界門のある洞川で山伏さんたちの雑談をあれこれ聞いていても、土産物屋などの親父なんかが客に言っている説明に耳をそばだてみても、罪を感じさせない一見モットモラシイ説明が多々あります。
しかし、僕はどうもすっきりしません。明確に「女性はケガレているから入山させるな」と意識しているひとは殆どいないのでしょう。「伝統・しきたり」を守らねば何かが崩れてしまうという意識なのでしょう。でも、血穢や血盆経などの歴史をすこしでもひもとけば、「蔑視観を伴う排外意識」に由来することは明らかです。それに対してうるさく言わないのは、当事者にすれば明確なケガレ意識などなく「しきたり」を守っているにすぎない結婚にまつわる部落差別を許すことに等しいのではないでしょうか。宝塚歌劇は女だけではないか、等という批判を時々耳にしますが、ご紹介いただいた沖縄の諸例なども含め、男性に対する「蔑視観を伴う排外意識」も、同様の由来もないのでしょう。もしそんな側面があるのなら、馴れ親しんだ伝統であっても、改めていくべきだと思います。また、女性蔑視の裏返しで、表向きは女性に特権を与えて来たのなら当然批判されるべきですし、「荊冠をなげかえすべく」それを逆手にとった解放運動をめざしてほしいのですがね。いわゆる「解放令」と前後して、欧米の目を気にした明治政府は女人禁制をとりやめるよう政令をだしました。それまでは全国各地の山・神社・寺院に女人禁制があふれていたようです。女性が富士山に登ることが許されたのもその後のことです。当の大峰山信仰の教団内部にも開放を主張する寺などもあるようです。岡山の後山・奈良の大峰山だけに残された女性の入山拒否は、撤廃にすべきだろうと僕は思います。昔に比べ、禁止区域も狭くなりましたし、人手不足の林業の作業ではすでに女性達が大勢働いているようです。さまざまな側面からも、女人禁制は無理があるし、守るべき伝統とは思えないのですが、どうでしょうか?
(eatyhiroさんへの掲示板レス、04/6/8)[→5月目次]
 ※写真撮影はkurochan(04/5/16)
 ※vol. 6◆日本相撲協会が「女人禁制」解除を検討


【「北朝鮮」に関する出版社への抗議〜続報】vol.195《日々雑感より》
◆昨年暮れ、高校生用副教材「現代社会」見本本の記述に関し、清水書院編集部へ記述変更の申し入れをしたが(時の話題vol.166参照)、昨日現任校にも届いた完成版ではかなり修正され、ましにはなっていた。見本本では北朝鮮を「ちょっとこわい」などと括っていたのが、完成版では「マスゲームのイメージしかないけど、もっといろんなことが分かればいいね」という具合に修正されている。「信頼関係を築くための交流」を明確に表現してほしかったのたが、これでは悪意の暴露要求のニュアンスも感じられなくもない。また、なぜ知らされてこなかったのかについての日本側の思惑に関しても解明する動機づけを表現してほしかったのだが、あの短いコラムでは限界だったのかとも思う。でも、せめて「日本との関係についても、もっといろいろと振り返って考えなきゃね」ぐらいのセリフは挿んでほしかった。(507、04/5/11)[→5月目次]

【米兵によるイラク人捕虜虐待】vol.194《新掲示板レスに加筆》
◆バグダッド郊外アブグレイブ刑務所などで、米兵によるイラク人捕虜虐待・虐殺が行われていたことが映像とともに報道され、大きな衝撃を与えている。そして、この虐待・虐殺は、イラク人捕虜を眠らせず、恐怖に陥れ、自白させるための任務であったとするサブリナ=ハーマンの証言は、正直かつトカゲの尻尾になってたまるかという告発なのか、出来すぎた責任転化の虚言なのかという議論が起こりそうです。それでも、ハリウッドにまで利用された米国政府のシナリオのウソを暴露したジェシカ=リンチのように、ビン=ラディンやフセインの比ではないブッシュ&ネオコンの残忍さや欺瞞を、多くの良心的な米国人が心に焼き付ける貴重な証言になるのではないかと思っています。しかし、どちらにせよ票と金の匂いがしてしまうのも確かですね。
 一方、国民年金を食い物にした年齢別ゲリマンダーで、累積国債や介護保険のようにすべてのツケを将来に押しつけている連中が、保険料未納というまさに「泥棒の手前勝手な説教」のけじめもつけられない盗人政治家や、証言よりもむしろ「もみ消し」に熱心な公金横領警察幹部や戦争犯罪元日本兵などの無責任ぶりにも、怒りを感じます。これぞ損得絶対無責任体質の「隠れたカリキュラム」。教基法や憲法に責任転化してもらっちゃ困りますね。(RAさんへの掲示板レス04/5/8→加筆5/11)
◆イラクの捕虜虐待は組織的に行なわれたものであり、流出した写真は尋問担当者からの虐待依頼に対する業務報告として撮影されたものであろうとの見方がありますが、この見方こそ有力だと思います。そしてそうした手法は、国務省系CIAや国防省系DIAに対して最近優位に立っている9.11以後に組織された同じく国防省系の新諜報部局が主導し、米国がキューバに永久貸与させているグアンダタナモ収容所から呼ばれたミラー少佐が取り仕切り、イスラエルからもパレスティナ人弾圧の実践手口を伝授してもらうために軍顧問が呼ばれているといいます(以上、田中ニュース参照)。しかし、そんなブッシュを何が何でも支持する小泉もまた共犯者であり、小泉に長期政権を任せてしまっている日本の有権者もまた、あのイラクの虐待・虐殺の責任を感じる必要があると思っています。また、カダフィにならって若干路線変更をするのかと少しは思っていたのですが、やはりシャロンは残虐な軍人であることに変わりはなかっようですね。一時は劣勢に立ちはじめたといわれたネオコンも大統領選も睨みつつ情報戦略にますます暗躍しはじめたようですね。日本においても「救う会」の悪知恵にまんまと引っ掛かっているサイトが身近にもたくさんあって空恐ろしく思っているところです。(RAさんへの掲示板レス、04/5/13・15)[→5月目次]

【ファルージャ虐殺事件とメディア】vol.193《日々雑感新掲示板レスに加筆》
◆「復活祭の大虐殺」とは、今現在進行中の米軍によるイラクのファルージャ無差別大量虐殺のことである。第二ソンミ村虐殺事件ともジェニン虐殺の再現ともいえると思う。
 明らかに無力無抵抗の市民をもてあそぶかのように殺しまくるアメリカ海兵隊員たちの過半数は、沖縄のキャンプ=ハンセンとキャンプ=シュワブから派兵されたという。自衛隊や米海兵隊は都市型テロの訓練をしたばかりだ。「日本軍」もまた南京を忘れて、再び蛮行を重ねることがあってはならない。
 また、元米海軍特殊部隊員たちが民間企業を装い、下請け私設軍としてペンタゴンから大金を引き出しており、イラクにも大量になだれ込み始めているようだ。
 イラク人にとっては、同じ民間人でもその活動が理解され解放された日本人拘束被害者とはわけが違うのは当然だ。血税を使って憎悪を掻き立て、非道を尽くし、真実を隠蔽するものと、敢えて危険をおかしながらも、真実を伝えるために体を張り、急速に悪化した日本の汚名返上にも一役買いながらも、バッシングを受け、むしろ危険を被らせた側である国から費用請求をされている若者とでは、どちらに非があるかは明らかだとkurochanは思うのだが。(505、04/5/4に若干
加筆5/6)
◆イラクでの米軍の蛮行が暴かれ、小泉やブレア首相をはじめとする積極的な米侵略軍協力政権の責任も追求されるべきだと思っているkurochanです。
 「バグダードバーニング」は当サイトのメインメニューページで以前から紹介していますが、4月30日の「写真...」の文はまだ読んでいませんでした。仰るとおりこのバグダードバーニングは貴重なレポートですね。4月14日「メディアとファルージャ」なども、今回のイラク侵略戦争を考える際の必読テキストだと思います。
 さてファルージャについては、ようやく昨日、日々雑感505にあれこれと書いたところですが、今回の米軍によるイラク人虐待ビデオに関わったアメリカ人は、パウエル長官が言うように「一部の暴走」なのかどうかはともかく、米軍に雇われた「警備コンサルタント」のようですね。4月初めに殺害された4人のアメリカ「民間」人もそうでしたが、決して彼らは民間人ではなく、実は「元アメリカ海軍特殊部隊員」で、民間企業を装ってはいるものの、下請け私設軍としてペンタゴンから大金を引き出す軍事ビジネス集団であり、今回もイラクに大量になだれ込んだものが人手不足の米軍の補充傭兵として雇われているようです。彼らは高給で雇われたにもかかわらずジュネーブ条約も理解していないような、まさに「金のために人を殺す」荒らくれ者なのでしょう。
 しかし「戦争」そのものが犯罪であり、「突出」した「部分」だけを悪者にし処分するということは、よくある「トカゲの尻尾切り」であり、戦争責任を明らかにするときにも見逃してはならない論点だと思います。
 ファルージャ掃討作戦を担当するため、この2月に現地入りした3000人の海兵隊のうち主力1600人は沖縄から発ったのであり、今回も日米安保・ガイドラインにより「米軍支援」という「殺人幇助」がなされたのだと思います。
 軍事に関わる情報は真偽の判断が難しいのですが、それは知らされず歪められた情報操作が横行しているということでもありますね。ベトナム戦争も湾岸戦争もアフガン侵略戦争もそうであったように、今回のイラク侵略戦争も「大量破壊兵器」という「ウソ」から始まり、数々のウソや詭弁がちりばめられ、先の日本人人質事件でも、日本政府が批判をかわそうと「自己責任」やとりわけ「自作自演説」の世論誘導をするために情報操作をしていたことが指摘されています。
 根本の問題認識と、煽情的な操作情報に惑わされない批判力をしっかりと持ちたいと思います。
 情報化社会といいながら、本当に知らねばならないことが覆い隠され、力づくの富の集中のために企てられた操作情報が流されているという認識は、僕も同じくです。また世界最大・最悪のテロ集団はCIAだろうという予想もまた共有していそうですね。インターネット時代はそれを打ち壊す可能性と拡充させてしまう可能性とがともにあろうと思いますが、それは市民社会の動向と不可分であり、情報操作を打ち破る市民主体の情報発進と、その裏付けとなる市民的活動の実態の積み重ねが重要なんでしょうね。知らねばならない、知らさねばならない、知らすまいとする力と対決し、市民の連帯を築かねばならない。言うは易しで終わらせない実践を重ねていきましょうね。 (RAさんへの掲示板レス、04/5/5に若干加筆5/6)[→5月目次]

 ※vol.240 ◆辺野古とファルージャ


























<アンカージャンプ用の画面余白です>