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時の話題2004-11
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今月の目次
◇印は《日々雑感新掲示板》より転載

辺野古とファルージャ(04/11/19〜22) ◇情報リテラシー(04/11/19〜22) ◇南京大虐殺は幻ではない(04/11/13〜05/1/29) ◇ブッシュ再選とアラファトの脳死(04/11/6) ◇天皇とビンラディンの言葉(04/11/1)


【辺野古とファルージャ】vol.240《新掲示板レスより》
◆名護市辺野古沖の海上基地建設は、95年の沖縄県民集会への対応と見せかけて、手狭になった普天間基地の格好のバージョンアップを目論む米軍の戦略だと思いますが、この夏の普天間基地に隣接する沖縄国際大での米軍ヘリ墜落事件で、いよいよ強行されようとしていますね。昨年末にラムズフェルドが住宅地に隣接する普天間基地を視察して「世界一危険な基地」と評したのは、その通りではあるけれど、移転を促す世論誘導だったんだろうと思います。今年に入り、確か4月から辺野古沖基地建設反対の座り込み運動が続いているようですが、新潟とともに、今kurochanが何とか行ってみたい場所なんですよ。移転ではなく無条件撤去がなされるべきだと僕も思っています。 (ようちゃんへの掲示板レス、04/11/19)
◆4月の「復活祭の大虐殺」に続き、11月にも英米軍はファルージャに執拗な殲滅作戦をしかけ、多数の一般市民が殺され続けており、ゲルニカを越える悲劇だとも言われています。そしてその主力部隊は、またもや沖縄の海兵隊であり、さらには、ファルージャ攻撃のための演習に間に合わせるために極度の睡眠不足に陥った整備士の整備不良から引き起こされたのが、8月の沖縄国際大学における米軍大型ヘリ墜落事件だったようです。辺野古とファルージャはつながっているんです。ネオコンがファルージャの市民を殺し尽くし、辺野古の海を破壊しようとしているんです。香田さんをはじめ、多数の外国市民も犠牲になり、小泉はぬけぬけとキャッチボールなんかをしている。こうした事態に、今、反戦運動は激しく立ち上がるべきだろうと思っています。(04/11/22)
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 ※◇vol.222 ◇沖縄国際大への米軍ヘリ墜落事件
  ◇vol.193 ◇ファルージャ虐殺事件とメディア

【情報リテラシー】vol.239《新掲示板レスより》
◆市民が声を上げるには、情報開示が必要だとされますよね。ところが、情報化社会とはいうものの、つまらぬのぞきネタや強きを助ける核心ぼかしの操作広告ばかりが横行し、洞察も連帯も奪われがちです。市民の声・表現の自由とは、権力への抵抗にこそ保障する意義があるはずだといわれて来ましたが、ネット社会の進展で、市民のネットワークによる社会参加や連帯もまた、さらなる価値として守り育てたいものです。(フーセンの羊さんへの掲示板レス、04/11/19)
◆その意味で、「情報教育」でいうところの「情報リテラシー」は重要さを持っています。単に、情報を収集し読み取るだけではなしに、その欺瞞を撃ち、主体的に情報発信していくという思想にこそ、これからの民主社会形成の重要なキーがあるからです。僕自身も、教育課題の一つとして、またこのサイトを通じてのささやかな試みとして、自他の情報リテラシーの涵養に努めたいと思っています。(04/11/22筆)
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 ※vol.204 ◇ネットスキルとライブな生き方

【南京大虐殺は幻ではない】vol.238《日々雑感新掲示板レスより》
◆南京大虐殺を否定しようとする勢力の活動が最近特に激しいようだ。史実であることはすでに決着済みの論争だし、否定派の論拠はことごとく崩されているにもかかわらず、真摯な研究者の言説を都合よく切り取ったり、時には改竄しておいて難癖をつけたりといったことがまかり通っている。やっとの思いで過去を乗り越えた被害者や加害兵士の証言にも唾をはきかける連中が「愛国」などとのたまうのは呆れるばかりだ。先日自死したアイリスチャンの著作はさすがに事実誤認が多く、否定派のかっこうの標的になったが、基本的な史実をねじ曲げるわけにはいかないし、歴史に正しく目を向け、反省すべきは反省することこそ「愛国」的というものだ。「自虐」などというのは筋違いの批判である。有事法制化とタイアップするかのように、この手の市民集会への攻撃が激化している。この6日のエルおおさかも右翼に取り囲まれたようだ。12月に各地で行なわれるであろう集会への集中攻撃が予想される。ファルージャの虐殺もまた幻とする連中が現れるのだろう。再選されてますます図に乗るブッシュといいなりの小泉の狙いは極めて危険な歴史の改竄であり、南京大虐殺否定の動きと連動しているに違いないと思う。(565、04/11/16)
◆それにしても原爆の写真を肝試しに遣うとは言語道断です。その教員は59歳ということですが、これまでどんな姿勢で子どもたちと向き合っていたのかと考えると、とっても腹が立ちます。しかし、この教員に限らず、平和教育をおろそかにしようという流れが与党が押し進めてきていることに、もっと重大な問題があると考えられますよね。どんな未来を子どもに託すのか、という視点でこうした策動に対峙していきましょう。(ようちゃんへの掲示板レス、04/11/13)
◆李秀英さんの名誉毀損訴訟は李さんの勝訴だったが、彼女は勝訴を聞かずに亡くなってしまった。温厚だった彼女の晩年に、再び苦痛を与えた日本の排他的アジア人蔑視。この勝訴より、沖縄靖国訴訟敗訴や東京都管理職国籍条項訴訟敗訴が今の日本の現実なのだろう。平和で民主的な多文化共生社会にむけた課題はまだまだ山積している。(585、05/1/29)[→11月目次]


【ブッシュ再選とアラファトの脳死】vol.237《日々雑感より》
◆ブッシュが大統領に再選され、アラファトが脳死に陥った。シャロンはまた牙を剥き出すに違いない。西アジアの混迷はさらに深まりそうだ。身内も住居も街も仕事も、そして未来への展望も失った人々は、二極化され生きるために銃を手にせざるをえないアメリカ青年兵の標的になるしかないのか。被害者の「自己責任」を隠れ蓑に死の商人はほくそ笑む。地球を覆う連鎖は、九条改憲にも力を貸すだろう。今、僕達は何を叫び、どんな手と手を結べばいいんだろうか。(561、04/11/6)[→10月目次]

【天皇とビンラディンの言葉】vol.236《日々雑感より》
◆28日、東京都教育委員の将棋さし米長邦雄が、「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」と発言したことに対し、天皇が「強制になるということではないことが望ましい」と発言。戦前を思わせる上からの国家主義をごり押しする東京都教委を牽制するかのような発言に慌てる政界だが、これは単純極右の米長より天皇の方が上手というだけのことだと思う。知らず知らずのうちに国家意識を刷り込むよう、もっと巧妙にやれということではないのか。これはうがった見方なんだろうか。
 アメリカ大統領選直前になってビンラディンが、9.11犯行声明を出した。米国が安全を侵すなら、米国の安全を脅かすとも述べている。このビデオテープをパキスタンに持ち込んだのはチェイニーの仕業ではないかと思うのだ。選挙に与える影響をマスコミはさまざまに分析しているが、実は、選挙の結果がどうあれ、米国陰謀説を封印し国防予算を拡大させ、同盟国にも防衛費を負担させるというのがねらいではないのか。9.11事件の直後、全米で厳しい航空規制がされる中、ビンラディンの一族が飛行機で米国を後にした事実は、未だにビンラディンがCIAとつるんでいることを示唆するものだと考えられている。今回の声明で得をするのはネオコンであり、ビンラディンの影にネオコンありということではないのか。これもうがった見方なんだろうか。(559、04/11/1)[→11月目次]



























<アンカージャンプ用の画面余白です>