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時の話題
2004-5〜3
2004-06-09
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今月の目次
◇印は《日々雑感》より転載
「考えさせない政治」について考えよう!(04/5/1) ◇「自己責任」のすり替え(04/5/26〜29) ◇日朝国交交渉B(04/5/22〜25) ◇男女混合名簿(04/5/19〜21) ◇大峰山女人禁制問題(04/5/16〜6/8) ◇「北朝鮮」に関する出版社への抗議〜続報(04/5/11) ◇米兵によるイラク人捕虜虐待(04/5/8) ◇ファルージャ虐殺事件とメディア(04/5/4〜6)


【「考えさせない政治」について考えよう!】vol.200《新掲示板レスより》
◆小泉の醜態ぶりはもう哀れですね。これで退陣しなければ日本の有権者が物笑いになります。極右発言にならび差別発言も連発する石原が、「更年期を過ぎたババアに生きてる価値がない」とまでヌかしても女性票が集まり、ますます政治が歪みゆく国ですから、とうの昔から物笑いになっているのに気付いていないともいえますね。それが言い過ぎなら、気付かされていない。政治の真相を探り、戦場の真実を知ろうとするのは、民主国家有権者の義務というべきですが、3S政策は未だ健在、むしろますます巧妙で、片や有権者の政治意識はあまりに家庭的な利害・興味に限られすぎ。担任処分で「考える生徒」を弾圧する都教委の恐怖政治は、生活一般の各場面にすぐそこまで迫ってきているのかもしれません。小泉のアホさを笑うと同時に、背筋も寒くなるkurochanです。(RAさんへの掲示板レス、04/5/31)[→5月目次]

【「自己責任」のすり替え】vol.199《日々雑感新掲示板レスより》
◆ファシストどもが恥を恥と思わず、「自己責任」などまったく自覚のない政治家や官僚が、責任追求をかわすために「自己責任・自業自得」論をぶちあげ、右派マスゴミが同調し、これまた無責任さに無自覚な歪んだ野郎が、匿名中傷をばらまくこの国ならではの小泉が、米国内の右派からさえも見離されつつあるブッシュを支持することしか能がなく、そんな小泉や石原を選出させる民度の低さは、どうすりゃいいの?イラクの結婚式を爆撃し、死体に笑顔でカメラにおさまる侵略米軍を後押ししているのは日本の有権者でもあることを、切り離して考えてはいけないですよね。解体すべきはアブグレイブ刑務所ではなく、アメリカの構造的帝国主義世界戦略です。
僕も、社会問題を考えるときに、大義名分に隠された「誰がどのような得をするのか」という視点が大事と思っていますが、男尊女卑の歴史にもそれはいえますね。逆に解決もまた損得でもたらされるというのも悲しき現実かもしれません。人質事件でもみられた、「純粋な理想主義」への非難は、「純粋な理想は損である」と思わせたい為政者のずるさと素直になれない人間の悲しき俗物根性による保身でもあると思いますが、どうでしょうか?(RAさんへの掲示板レス、04/5/26)
◆ついにイラクで日本人ジャーナリストが命を落としてしまった。誰が発砲したか、誰が退避勧告を守らなかったか、ではなく、そんな状況を誰が引き起こし、誰がそれを支えているかこそ、問われなければならないだろう。次々とボロが出る小泉は、抵抗勢力を掌握しきれなくなってきたのだろう。拉致問題も含め、国際政治を財界のための内政の延長でしかとえない政治と、ますます翼賛化し権力監視を放棄する大手メディアに増長される匿名ネットキッズ。うんざりすることがまだまだ続きそうだが、屈するわけにはいかない。(512、04/5/29)[→5月目次]


【日朝国交交渉B】vol.198《日々雑感より》
◆参院選に向けたパフォーマンスにしか見えない小泉訪朝だが、拉致被害者家族の渡日交渉に終わらせず、国交正常化に向けた双方の官民あげての関係作りの進展を期待する。(509、04/5/22)
◆残る拉致被害者の再調査が北朝鮮との国交正常化交渉の条件だという主張がなされているが、国交正常化の方が拉致問題の解明・解決の前提条件ではないかと思う。票と金と派閥の論理が、拉致被害者家族をまたもや利用し、今年は特に公判が相次ぐ戦後補償問題を牽制し、戦争国家化に拍車をかけることこそが目論まれているのではないか。(510、04/5/25
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【男女混合名簿】vol.197《新掲示板レスより》
◆男女混合名簿については、僕は意味があると思いますよ。いわゆる「隠れたカリキュラム」の典型的な例とされ、日常的に「男が先、女が後」という「意識」を植え付ける効果があると思います。「出席番号」が優劣を示すものであるのは、戦前の出席番号の末尾に「李」さんや「鄭」さんなどがかためられているのをみても明らかです。これは、歴史の古い学校の同窓会名簿などに今も残っていたりしますよ。「見た目」も「中身」に影響を与えていると考えます。しかしながら、両性の平等に関わる実践報告や資料が、男女混合名簿についてばっかりなのは情けないですね。大事な取組だとは思うけど、男女差別をなくす決め手となるようなものではありませんし、たったこれしきのことで最古の差別といわれる男女差別が解消するはずもないのは当然です。 奈良の高校ではいまや約半数が男女混合名簿を採用していると言われていますが、男女差別の克服にどれだけ役立ったかというと、心許ない限りです。(eatyhiroさんへの掲示板レス、04/5/19)
◆大切なのは「個の相互尊重」であり、出席番号やランドセルの色は「記号」に過ぎませんよね。しかし、単なる「記号」に、「個の相互尊重」を曇らせる効果をもたせてきた我々の意識の次元で、差別を許さぬ新たな態度をめざすことは大切だと考えます。とりわけ、差別のリアリティーが変化し、「差別が見えにくくなっている」といわれる現在(実は巧妙に隠され且つ見抜く力も衰えているというべきだと思いますが)、いわゆる「闘志(闘士)」ばかりを育てるのではなく、「反差別の確固たる良識」を確実に広めるためには、「些細なことも見落とさない」ことの意義は否定できないと思います。当然、形骸化とアリバイ作りの取り組みなら、意味がないどころか、問題の核心をはぐらかすというマイナスの意味での「隠れたカリキュラム」となりかねません。奈良の高校における男女混合名簿も、実施校が増えればそれでよしなどという話ではないのは当然です。(eatyhiroさんへの掲示板レス、04/5/21)[→5月目次]


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