Vol.001
このページはNo.211〜220 を掲載しています
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No.220「スイートピ―とカーネーション」'20. 6. 1 up 価格 10.000 円
(46.0 x 53.0 cm)不透明水彩
旅行や写生に最適なシーズンでしたがコロナ旋風で写生どころか自宅待機が今もって続いています。
そして社会と経済が止まったようになった今、花屋さんまでもがあおりを食ってお休みしています。
辛うじてお墓参り用の花屋さんは開いているようでした。
花の絵を描いていても何となく気持ちの沈みは隠せそうもありません。
絵は実に面白くその時の気持ちを如実に現わします。子供には特にその傾向が強いようです。私も人生の修業がまだまだ足りなさそうです。
早く青空のもと、スケッチブックを手にして飛び回りたいものです。
次回の更新は 7月 1日となります
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No.219「結婚」'20. 5. 1 up 価格 10.000 円
(46.0 x 53.0 cm)クレヨン・水彩
ホームページの挿画として描いたものですが最終回のNo.216 に間に合わせました。
16年間にわたって毎月更新をしてきました「青春切符」ですがこの辺で一区切りつけようと思い立って終わることができました。
今の若者の風潮として独身を貫く人の割合が高くなっています。私は自分の結婚観についてそう深く考えることもなくごく普通に結婚したと考えるのです。
青春切符の「あとがき」にも書きましたが結婚はゴールではありません。むしろ人生の始まりと考えられます。
そして私たちが暮らす社会の最小単位が夫婦なのでしょう。一人では社会は作れません。
相手を尊重し認め合って社会の細胞になれる。そんな想いを絵にしました。
次回の更新は 6月 1日となります
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No.218「春の花」'20. 4. 1 up 価格100.000 円
(46.0 x 53.0 cm)油彩
突然の外出自粛要請もあってオーストリアに向けた世界マスターズスキー大会に出かけられなくなってしまいました。
実のところ新コロナウィルスの脅威はさほどの切迫感もありませんでした。しかしこの3月の後半になってみるとさすがに恐ろしさを実感してきました。
あんなに元気だったタレントさん・・、すぐに治って退院してくるだろうと思っていた矢先の訃報です。つまり重症化するとあっという間に命を奪ってしまいます。
今年も千葉房総あたりにのんびりと写生にでも・・と思っていたものもすっ飛んでしまいました。せいぜい花屋さんに行って自宅で静かに絵でも描く以外怖くってしょうがありません。
今日の花はともかく花瓶は以前私が作ったもの「No.103」を使いました。
早く新コロナウィルスの脅威が去ってくれることを祈るばかりです。
次回の更新は 5月 1日となります
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No.217「朝の目覚め・白樺湖」'20. 3. 1 up 価格10.000 円
(38 x 46 cm)クレヨン
まだ目が覚めたばかりの茅野市郊外、白樺湖の早朝風景です。
湖面の靄は朝の静かな空気の流れで拭われましたがまだ周囲の山々は今しばらく靄に包まれて眠っていることでしょう。
風も無い静かな湖面の佇まいを見ていると昼間の喧騒さえ忘れさせそうな雰囲気です。
もう少しすると観光バスが到着し、ホテルからチェックアウトした観光客も現れる前の時間帯、まもなくボートやカヌー教室などで賑わうでしょう。
この朝靄が取り払われるころになるとバックには特徴ある山形の蓼科山が姿を現して雄大な容姿を湖面に映し込みます。
全てはまだ開幕前の準備中です。そんなひと時も観光地ではありますが実に味わい深いものを感じさせます。
次回の更新は 4月 1日となります
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No.216「山古志村の農家」'20. 2. 1 up 価格10.000 円
(38 x 46 cm)クレヨン
2004年10月、新潟県長岡市郊外の山古志村は中越地震のあった震源地にありました。
全村非難の命令が出て村の住民はそっくり避難して廃村の憂き目に遭いました。それから15年、人はまたこの村に帰って来て今までの暮らしを続けるようになりました。
他に類を見ない美しい棚田ですがその違いは等圧線状ではなく所々の地滑りを利用した小さな田んぼと言うことです。ここは元々地震によって崩れた土地を利用してあちこちに溜池や田んぼが出来ているのです。
そうかと思えば何百年とその地震と豪雪に耐え抜いてきた農家の住宅もあって人の生きるたくましさをを感じさせてくれます。
村の方にお聞きしました。ここの村の魅力って何なんでしょうか・・。「そりゃぁ・・きれいな空気とうまい水と米じゃね〜かの」
そう言えばその水と溜池を利用して錦鯉の生産も盛んです。もっとも溜池ではなくりっぱな水槽を持つ設備でしたが水は正真正銘の湧水でした。
次回の更新は 3月 1日となります
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No.215
「津和野の街角」 '20. 1. 1 up 価格 10.000 円
(38 x 46 cm)クレヨン
新年明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします。
鉄道の旅は全国くまなく回りたいと思っていました。秋の写生旅行の計画を立てるとき真っ先に思い浮かべたのは本州の日本海西海岸沿いの制覇でした。
鳥取までは既に行っていますのでそれより以西となると・・思いついたのが夜行寝台列車サンライズ出雲でした。東京を夜の10時に発って翌朝10時に出雲着の列車でした。
以前にも利用したことのあるこの列車は岡山からサンライズ瀬戸と分岐しますが、四国の写生旅行ではいい思い出になりました。今回はその分岐の出雲編となるわけです。
出雲で大社参拝などのあと日本海側の列車の旅は続きました。一旦益田から山口線で津和野という不思議な街に立ち寄ることになりました。
実は46年前、新婚旅行では車を使って萩、津和野、秋吉台を巡って備前・・と旅をしていましたがそれ以来の再訪となりました。
津和野は断片的に記憶に残っていますがほとんど忘却の彼方でした。今では多くの観光客を受け入れていて街の様子も武家屋敷と共存しながら繁栄していました。
今でも街の中の用水路には鯉が悠然と泳いでいて観光の目玉になっていることは言うまでもありません。
しかし、この鯉は何年生きているんでしょうか。最早とても滝登りなんて曲芸はできないほどに丸々と太ってしまっていました。
次回の更新は 2月 1日となります
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No.214「中仙道・笠取峠の松並木」'19. 12. 1 up 価格10.000 円
(38 x 46 cm)クレヨン
最近では車で移動するとき高速道路はあまり使いません。そんなに急ぐことでもない、そしてどこまで行っても舗装された風景に見飽きてしまったことが大きな理由です。
例えば信州の実家付近の高原に行くとすると以前は中央高速を使っていましたが今では国道17号、18号そして碓氷峠を超えて中仙道などを使って高原を目指します。
最近の地方道は驚くほど整備も進んで時間帯さえ通勤時間を避ければ風情ある地方の景色を堪能しながら走ることができます。
さて、佐久から和田峠の区間は中仙道のなかでも厳しい道でしたのでいち早く車社会に対応した迂回ルートが出来上がりました。そのお陰で昔の街道筋に手を加えることなく保存されたことが功を奏しました。
江戸時代1600年代の寛永年間、幕府は中仙道整備に力を入れて、小諸藩に松の苗木を100本下付されたことにより今では長野県は天然記念物として、街道ごと指定されています。
江戸の画家、広重もこの地を訪れて絵にしています。木曽街道、つまり中仙道のあし田と言うのはこの笠取峠付近のことです。令和の画家、幸三郎との共演をお楽しみください。
次回の更新は 1月 1日となります
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No.213「八ヶ岳農場(原村風景)」'19. 11. 1 up 価格10.000 円
(38 x 46 cm)クレヨン
恐らく20世紀中ごろまでこの八ヶ岳のすそ野は人が暮らして住んでいくことに大きな苦労を伴ったところです。
その名は原村・・・。広大な高原では寒暖の差が激しく畑を開墾して作物を作って生計を立てることは重労働であり恐らく命がけの仕事であったでしょう。
そこに事情があって住まわなくてはならなかった人たちにとってどれほど平坦地で田んぼを耕して米を作りたかったことでしょう。
それから半世紀、農業機械の発達と物流の利便性から高原野菜は引く手あまたの貴重な現金収入をもたらしてくれました。そしてさらに道路整備も進んで都会からの観光地としても脚光を浴び発展してきました。
私はこの夏、霧ヶ峰高原で過ごしていました。ちょっとひとっ走り、昔牛車で谷を越えて山をくねくねまたいで一日がかりの道のりでしたが、谷の上をひと跨ぎの橋を渡りトンネルを貫いて数十分で原村は隣村の感じです。
じりじりと日差しは強烈ですが日蔭は心地よい風が頬を撫ぜて・・「う〜ん、実にいい所だな・・・」
次回の更新は 12月 1日となります
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No.212「夏のスキー場(白樺湖)」'19. 10. 1 up 価格10.000 円
(38 x 46 cm)クレヨン
毎年の私の夏休みの楽しみは、ムシムシした暑苦しい都会を離れて高原で過ごすことです。
本当につらい夏はそう長くはありません。約3週間だけ我慢すれば済むことです。一年は52週間、若いうちは部屋に閉じこもってエアコン生活をしていればアッと言う間でしょう。
でも、年をとってくるとその僅か3週間で体力に異変が生じるのです。私の体は回遊魚のマグロと同じですから休むと言うことは即、老け込む・・と言うことに繋がります。
夏でもきっちり体を動かして疲れますからグッスリ寝る、そしてよく食べることが求められます。時には写生に出かけ、木陰で読書もする風な様子をして昼寝をする。
今回の絵は、霧ヶ峰を拠点にしていますから至近にある白樺湖に行ってみました。湖の上にゲレンデが見えますのでそこまで行ってみました。
スキー場のリフトの降り場付近に行くと急斜面が湖に向かって落ち込んでいます。こんなところでひっころんだら転がって湖にドボン!しそうに怖いです。
次回の更新は 11月 1日となります
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No.211「軽井沢の浅間」'19. 9. 1 up 価格10.000 円
(38 x 46 cm)クレヨン
夏の浅間山をいつかは描いてみたいと思っていました。冬には幾度となく軽井沢の国道18号は通りますので至近の山容はもう頭の中に織り込み済みです。
7月31日には軽井沢に到着していましたが残念ながら大気の状態は不安定。晴れはしましたが浅間は雲の中でした。
今年の夏の宿は車山でした。ここからでは軽井沢の雲の状況が見えませんので望月町まで行かなくてはなりません。そこまで行って初めてああ、今日はダメなんだという日が続きました。
8月6日になって普段でもここまで晴れ渡ることはないだろうと言うほどに晴れました。こんな浅間を見たら、そんな恐ろしい所には決して住みたくない!と言うほどに見えすぎるのです。
人間、住めば都、という言葉があります。先人の辛酸も日が立つと何処でも住めると言うものでしょうか。
私が写生をしたその夜に浅間山は小規模ながらまた爆発しました。クワバラクワバラ・・
次回の更新は 10月 1日となります
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