Vol.001

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「画家への道」ページにジャンプこのページはNo.201〜210 を掲載しています

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No.210「小豆島”エンジェルロード遠景」'19. 8. 1 up 価格10.000 円

           (38 x 46 cm)クレヨン
小豆島は周囲100qもある決して小さな島ではありません。そこには一部観光地としての賑わいのある場所もあります。

しかし他の大部分の海岸は静かな漁業者のすむ静かな地域が多い。実際に時間をかけて巡ってみると観光地としてよりも堅実な島の暮らしをしている暮らしぶりも見えてきます。

小豆島の一番の観光地のひとつとしてだれでもが一度は訪れるというこのエンジェルロードですがその付近だけは街の商店街並みのにぎやかさです。

一方、対岸の小高い丘から眺めるとそれはどこか遠くの国のことのように何事もなかったかのような顔になるのです。

今日も目の下を漁船がいつものように行き交いして仕掛けの漁具を見に行ったり忙しそうに働いています。

次回の更新は  9月 1日となります


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No.209「小豆島”高松航路」 '19. 7. 1 up 価格 10.000 円

           (38 x 46 cm)クレヨン
小豆島は周囲が100qもあって車を使ってもとても一週間で各地回りきれるものではありません。

そしてすぐそばにありそうでちょっと離れた場所に島は位置します。ですからこの島に来る航路は岡山、姫路、神戸、大阪、そして反対側からは高松など様々な航路で来れるのです。

島の玄関先と言うべき港はどこも同じ、特有の雰囲気があります。電車の駅のように急かせるようなリズムの音に比べ哀愁のあるこんなに近代化されても「また来てね〜」という、旋律が流れてきます。

瀬戸内の海は静かです。フェリーボートも本当に正確な時間に出発して目的地に到着します。何か不思議な感じがするのです。
そんな港と瀬戸内海を見下ろせる場所に国民宿舎があり多くの子供たちが研修で訪れます。こんなところで写生をしていると必ず子供たちに見つかってしまいます。

「どこの学校から来たの・・」と聞くと”高松”という答えが多いのです。「みんなあの船に乗ってきたの?」「うん!、一時間くらいで・・」

小豆島は瀬戸内に住む人々にとって格好の近くてちょっと離れた場所的存在の様です。

次回の更新は  8月 1日となります


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No.208  「山古志村の棚田」 '19. 6. 1 up 価格 10.000 円

           (38 x 46 cm)クレヨン
新潟長岡から山に入った山古志村。もう私の記憶では何年前だったか忘れるほどの時間が経ちました大地震。

この時期の訪問はいつもの私にとってはまだスキーシーズン真っ盛り。気にはしていましたが5月の風景の訪問がかないました。周囲の山々にはまだ痕跡として土砂崩れの爪痕の崖が沢山見えます。

ものの資料によると地震のおきやすい土地・・土砂崩れによって小規模な平坦地ができ、そして田んぼにする。

いわば地震で出来た大小さまざまな平坦地を田んぼに改良した土地です。したがって他の地域のように計画的に斜面を等高線のように測量してつくられた棚田と趣が違うのが特徴です。

春には大量の雪溶け水が地面に浸透し豊富な湧水となって地表に吹き出します。そんな清冽な地下水を利用した鯉の養殖も盛んです。

地形の恩恵と地形の災いを兼ね備えた地域と言うことが復興はしましたがまたいつ災害が発生するかしれない、そんな危ぶさが儚い美しさを保つことを感じました。

とは言えこんな地形でも人間の努力のたまものでしょうか機械を入れて年寄りでも田畑を耕すことのできるよう工夫して農業が成り立っています。

そしてここに住む人たちは皆口をそろえて「本当に棲みやすいいい土地だ!」と言うのです。

次回の更新は  7月 1日となります


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No.207  「六日町の病院」 '19. 5. 1 up 価格  3.000 円

           (15 x 21 cm)鉛筆
3月22日、私は東京都の湯沢高原スキー大会出場の為新潟に来ていました。世界大会が終わって前週の夕方羽田に到着、その翌週末でした。

今までの経験から長旅の疲れは一週間で解消・・という強い気持ちもありました。但しそれは昨年までは通用したかもしれませんがドッコイあれから一年・・・。


3月23日、多少の疲れはあるもののいつものこと・・と、宿を出発。早朝のゴンドラに乗って高原駅に降り立ちました。

大会バーンは予想より少し狭い、インターバルも地形に合わせて不規則なセット、1本目は苦労しながらも完走して2位の成績。

2本目は気負いもありましたがバーン整備の悪さもあって転倒!。気がついたのは救急車の中でした。ここから40kmほど離れた六日町にある斎藤記念病院に入院を余儀なくされました。

処置を受けたのちてっきり私は帰れるものとばかり思っていました。この病院は新潟県内の脳神経外科の権威と言うことで二週間は入院しなさい・・との命を下されました。

一週間もするとかなり元気、日曜日には散歩をしたり病院付近のスケッチをしたりしましたが病院の中では大騒ぎをしていました。患者が脱走したかも・・。

結局は二週間の入院と転院して五週間の安静療養期間を重ねました。脳外科医の先生方はこぞって言います「頭をぶったくらい・・」と甘く見ないでください。実は普通に絵が描けるだろうかと心配もありました、まあそれらしい絵は描けるようでした。

次回の更新は  6月 1日となります


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No.206  「白鷺城・観光」 '19. 3. 1 up 価格  10.000 円

           (38 x 46 cm)クレヨン
あれは確か11月に北陸・山陰の旅をして最後に山陽・姫路市に来たときでした。

目当ては当然のことながら白鷺城を見てそれを絵に描くことでした。驚きました、人、人、人‥‥で一杯、白鷺城の雄姿はその向こうにぼんやりと見えるのです。


初めて訪れた姫路市のこと、人の流れる方向にそのお城はありました。

その堀端の通りにはひっきりなしに大型観光バスが行き交ってその都度団体客の乗り降りがあってお城は暫く見えません。

バスから吐き出された観光客の多くは一斉に下車するとタバコに火をつけてそのあたりモクモクと煙に覆われるありさまです。年間1千万人もの観光客が押し寄せる名所の渦中に放り出されました。

いっそうのこと、私も観光客にまじって出店のおでんを頂ながらワンカップで暖を取りながらスケッチしたところでした。

もうこんなところには二度と来たくないと思いつつ翌日に貸自転車でお城の裏に行ってみてその静寂さに驚きました。

No.191でご紹介した「真冬日の姫路城」なのでした。

次回の更新は  4月 1日となります


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No.205  「首里城」  '19. 2. 1 up 価格  10.000 円

           (38 x 46 cm)クレヨン
この欄の更新をしようとしていた今日、たまたまNHKの昼の番組「旬感☆ゴトーチ」で沖縄を訪ねてレポートしていました。

沖縄の海「知念の海」やこの城郭の南東にある「守禮門」の絵は既に以前に紹介していましたが首里城の絵をまだご紹介していませんでした。


時のたつのは早いものです。私が沖縄を訪れたのは2016年、関東地方が梅雨入りするころでした。

梅雨明けの沖縄空港に降り立つと眩いばかりの強烈な陽ざしに圧倒されたものでしたが訪れた各地の印象はまだ新鮮そのものの様です。


首里城は450年も続く琉球王朝時代の城郭でした。しかし太平洋戦争により軍の施設になっていたことから海上からの砲撃により焼失してしまいました。

1980年代になって当時の様式を再現して建造されましたが威容さは感じられますが残念ながら風格が備わるにはまだ幾星霜の年月が必要かと思います。

レポートでは温暖な冬こその魅力を伝えていましたが当分この時期の訪問は不可能の様です。



次回の更新は  3月 1日となります


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No.204  「小豆島・オリーブ園」 '19. 1. 1 up 価格  10.000 円

           (38 x 46 cm)クレヨン
新年明けましておでとうございます
    本年もよろしくお願いいたします

以前から一度は行ってみようと思っていた瀬戸内海の小さな島、小豆島に来ることができました。

小さな島・・とは言え周囲は100km余もある島ですからとても徒歩や自転車などでは一週間の日程で回りきることはできないでしょう。

レンタカーを借りて連日宿から、今日はあっち、明日はこっち・・と駆け巡りましたがこんな島でもあちこちに沢山の顔を秘めていることがわかりました。

まずは岡山の港からおよそフェリーで1時間ほどですが島の港の入り口にある、かどや製油から香るゴマの香が迎えてくれるのでした。


島での様子は私の日記(11/5〜11/9)を見ていただくとして今日の作品は小豆島特産のオリーブオイルの発祥の地を記念したオリーブ園を写生しました。

穏やかな小春日和にギリシャ風の風車を模したモニュメントのある草原の広場では若者たちが箒にまたがって盛んに魔法使い風の写真を撮ろうと歓声が沸いていました。

オリーブ畑の段々畑の上からその風車と瀬戸内の海を見下ろすとなぜか幸せな気分が沸き起こってくるのです。



次回の更新は  2月 1日となります


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No.203  「山岳送電鉄塔」 '18. 12. 1 up 価格  10.000 円

           (38 x 46 cm)クレヨン
いつも思うんですが凄い難所を乗り越える登山家の映像もですが、それを撮影した人のプロフェッショナルな仕事に舌を巻くのです。

先の大地震以来電気関係のお仕事に携わってきた方々への風当たりがそうとう強く当事者でなくとも身につまされる思いです。

生活や産業、インフラに必要な電力を如何に安全、安価そして安定的に供給するかその使命感たるものは登山家より先回りしてより良いアングルで撮影しようとする意気込みに匹敵するのです。

原生林に近くしかも急斜面を乗り越えてたどり着いた山のてっぺんに遙か遠くの峰々を伝わって伸びる送電線の痕跡を目にするにつけ恐ろしいまでの根性を感じるのです。

今でこそ大掛かりな建設力でいとも簡単にこなす事業も当時の人力に頼る時代に建設したことを知ると頭が下がるばかりです。


中部山岳国立公園、ここには高原の自動車道ビーナスラインが貫かれています。そしてその脇には送電線の山岳仕様の鉄塔を至近で見ることができます。

勿論のことこんな便利な道路ができる以前からすでに建設運用されていたことは言うまでもありません。



次回の更新は  1月 1日となります


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No.202  「秋の土合駅」 '18. 11. 1 up 価格  10.000 円

           (38 x 46 cm)クレヨン
多くの登山家にとっての聖地のひとつ谷川岳登山口最寄り駅と言えば「土合駅」。今でも多くの山岳愛好家を引き付ける谷川岳の魅力は今も変わっていません。

その土合駅も近年の交通手段の変遷から年間利用者数は7千人余・・つまり一日平均では20人程度の利用しかなく、逢い入れるようにして列車本数も一日5〜6本しかありません。

昭和40年代に上越線が複線化され都心方面から土合駅を利用するためには地下ホームから80m余、480段を登らないと改札を出られません。

ユニークなデザインの駅舎は谷川岳と山小屋をイメージ、その外観、内観ともに岩石と木造の組み合わせで作られて落ちつきを感じさせます。

利用客も減って、無人駅となったことなどからその落ち着いた風情はかえって侘しさを醸し出しています。


とは言え駅利用者は少なくなったから人気が無いかというとそのようなことは無さそうです谷川岳を訪れるマイカーのお客さんは必ずここに寄ってその外観に接していく。何となく神社の参拝客に似た感もあるのです。

標高663mの駅舎周辺の紅葉は11月初めころが見ごろでしょうか。水量豊富な湯檜曽川の急流から立ち上げるマイナスイオンは都会の喧騒を忘れて心もリフレッシュしてくれそうです。



次回の更新は 12月 1日となります


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No.201  「高原の駐車場」 '18. 10. 1 up 価格  10.000 円

           (38 x 46 cm)クレヨン
もう思い出したくもないでしょうけれど今年の夏の暑さは格別でした。

毎年夏休みに出かけるときには酷暑の舘林、高崎を抜けて碓井峠を昇って軽井沢に出て・・というコースで行くのが常でした。

しかしその碓氷峠を昇って行く途中で幾度となく車の冷房を止め窓を開けて外気を取り入れて走ろうとしましたが無理!。これはいつもと違うぞ!?と感じました。

結局軽井沢に着いても車のエアコンはつけっぱなしで走らざるを得ませんでした。武石村を過ぎて標高1500mくらいにまで昇ったところでやっと外気の気持ちよさを感じました。

毎年の夏休みは中南信にある、美ヶ原、霧ケ峰、蓼科など1700mから1900mの高原で過ごすことにしているのです。


そして美ヶ原の高原駐車場に到着した途端、「あ〜、下界で耐え忍んでいる方達が可哀想!」と思うほどに正しく爽やかな別天地に来た思いでした。

陽射しこそ真夏のそれはさすがなものですが日陰の下ではひんやりとした風、流れる雲も間近に遠近感もよく迎えてくれました。

今日から3週間の貴重な夏休みをこの高原で有意義に過ごそうと思った次第です。



次回の更新は 11月 1日となります


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