Vol.001
このページはNo.161〜170 を掲載しています
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No.170
「アジの干物」 '16. 3. 1 up 価格 10.000 円 (額縁付き送料込み)
(38 x 45 cm)クレヨン
私は魚の干物をよく買ってたべますが特にその中でアジの干物が圧倒的に多いのです。
魚の中でも鮮魚としてまた干物として美味しくそして一番大事な廉価であること、一年を通して店頭にあることなどが私にとっての人気度の高いところです。
よく言われますが魚はどうして干すと美味しくなるの・・?。その理由には諸説ありますが第一にはタンパク質の分解酵素が働き旨み成分のアミノ酸の増大があるからだと・・。
水分が減ることによって旨み成分が凝縮する。表面にできる膜がそれを閉じ込める。また天然海水塩分との調和など好きな人にとってはいくらでも理由は挙げられます。
そして干物になっていると冷蔵庫に一週間ほど置いてもその甘さや鮮度が保たれていることも実に嬉しいことです。
さらに、干物にすることによって保存食としての日持ちの良さ、しいては腐敗などを原因とする生臭さが抑えられたりといいことずくめな気がします。
私は常に毎朝の朝食は欠かすことができません。たまに検診日に「朝食抜きで来てください・・」なんて言われるとガックリ来て生きる気力も減少します。
まさに一日の活力の源、”朝食ばんざい”な人生であります。・・・ところでこの干物を焼くとき焼き過ぎは禁物です。先程まで鮮魚でしたから火が通ったらさあ食べましょう。
まずはこの背骨にかけて薄皮のようなところを剥がして・・、箸なんか使わないで素手で、、ホラ、実にうまい。
制作ノート
次回の更新は 4月 1日となります
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No.169
「ノシャップ岬の番小屋」 '16. 2. 1 up 価格 10.000 円 (額縁付き送料込み)
(16 x 22 cm)クレヨン
稚内の港から北に向けて車を走らせると僅か2〜3kmでノシャップ岬の突端につきます。寒流水族館を過ぎると太陽がグルッと回ってすぐに真南に向かっているのが感じられます。
日本海側に入ると急に車の行き来も減って国道254号の道路を鹿の群れが悠然と横断していきます。
お店の看板もレストラン・シピリカとか樺太食堂・・などの表示に異国を感じます。水産加工場の敷地には水揚げの最盛期には加工魚の干物が並ぶのでしょう、今はひっそりしています。
ウロンナイ稲荷神社、国道を挟んで山側の高いところには神社が、そして海側には漁師さんの番屋が並びます。6月は漁期ではないのでしょう、ひっそりとしています。
平坦な海岸線には浜から20m幅を残して小型漁船のための簡素で頼りない防波堤が続いています。漁期でない時には舟は陸に上げているようです。
どこの番屋もトタンをツギハギしてしかもシッカリと補強して使っているようです。中を伺うことはできませんですが恐らく囲炉裏なども備わっているんでしょうか。
そんな掘っ立て小屋に真新しい黄色の旗が・・、よく見ると北海道警察の交通安全旗です。なんでもいいから目新しい物をヒラヒラさせたくなる心境がわかる気がします。
ちなみにグーグルマップの写真で探してみたらすぐに見つかりました。そしてNo.162の廃屋も見つかりました、いずれも空から見てもトタンの錆色は鮮やかでした。
この道をさらに南下するとライダーに人気のオロロンライン・・へと続くのです。
次回の更新は 3月 1日となります
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平 成 2 8 年 ( 2 0 1 6 )
新年明けましてお
めでとうござい
ます
本年もよろしくお願
いいたします
*
〜〜
今年も本州の梅雨入りの時期にかけて北海道、日本の最北端を訪れました。この旅を通してあいにく
好ましいい天気ではありませんでしたが全国的に不純な天候であった事を思うと致し方のない状況でした。
羽田からは小型飛行機でしたが窓側の希望する席が取れましたので遊覧気分で揺れを楽しみながらの飛行となり
ました。稚内空港から予約しておいたレンタカーで主にこの宗谷岬、そしてノシャップ岬と飛び回りました。
風もなく穏やかな日にはお隣の利尻島にも足を伸ばすことが出来ました。北にある酒場もいくつかお邪魔して地酒と
素朴なつまみも堪能して参りました。
一見どこかの高原風景のようですがたかだか海抜は130mくらいしかありません2万年前の周氷河期地形
と呼ばれますが氷河があったわけではありません。日本の最北端ですが緯度的にはニューヨークやイタリア北部
などと同じ位置でしょうか。それにしてもこの異様な光景はいま人類が最優先課題として取り上げている地球温
暖化抑制の一環です。そういった対策と風景の調和を考えさせるモチーフとして2016年の年頭に掲げます。
No.168
「宗谷岬の風車群」 '16. 1. 1 up 価格 100,000 円 (額縁付き送料込み)
(46 x 53 cm)油彩
次回の更新は 2月 1日です
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No.167
「原村・蓼科山」 '15. 12. 1 up 価格 100.000 円 (額縁付き送料込み)
(46 x 53 cm)油彩
むせ返るような暑さの都会を離れて高原で夏を過ごすことが多いこの頃です。
日差しの強さは高原でも変わりありませんが空気の爽やかさ、そして木陰の涼しさは格別なものです。
本を読むとかする分には何の問題もありませんがこと、絵を描こうとしたときは少し大変なのです。
ここで絵を描きたい・・と思ってもカンカン照りの炎天下ではとてもその気になることはできません。このような木陰でなくてはならないのです。
途中でヨウタシ・・、なんてときはまあ大自然のご厄介になりますが、のどが渇いた・・、腹が減った・・の心配までするとそのへんにコンビニがあるわけではありません。
もろもろの制約を受けながらの写生ですがそれでもなんとか描き上げたときの満足感はこれまた特別なものがあります。
ここは蓼科山の麓、原村です。八ヶ岳の裾野と一体となった高原台地はその特性を生かした野菜つくりの村です。
観光地化されていないのどかな村のお昼時には見渡す限り人っ子一人として確認できません。
昼飯のため農家の方も一旦引き上げて食後の昼寝の時刻でしょう。わたしもそれに合わせてこの木陰で一眠りしましょうか。
次回の更新は 1月 1日となります
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No.166
「秋色・八ヶ岳連峰」 '15. 11. 1 up 価格 ● (額縁付き送料込み)
(38 x 45 cm)クレヨン
子供の頃には毎日飽きるほどに見慣れていた八ヶ岳、しかし故郷を離れ久々の再会に改めてその雄大さを感じるのです。
八ヶ岳登山、私自身二度しかありません。中学生の時の天狗岳と横岳登山、成人になってから登頂は果たせませんでしたが赤岳登山でした。
今でこそ車を使えば登山口まで容易く行くことができ、天候が良ければ一気に目的の山行が可能な時代になりました。
玄関口となる中央本線茅野駅から出発、霧ヶ峰、蓼科、白樺湖、そして八ヶ岳連峰へと多くの高原観光ルートが開けます。
茅野駅から高原に向かって一番西寄りのルートを取るといわゆる長野県道196号線、八ヶ岳連峰の主峰赤岳への最短コースとなります。
長く美しい裾野を引く八ヶ岳ですが実際には延々と続くがれきの道のりに閉口した記憶がよみがえります。そのひどい道のりも車ではあっという間の道のりです。
空気の澄み切ったこの季節、赤岳を間近に仰ぎ見るところまで近づくとこのあたりは高原野菜の収穫地として機械化された農業の実践場の真っ只中です。
八ヶ岳中央農業実践大学校、そして隣接する大学の八ヶ岳農場直売場わきは芝生公園になっていました。
この時期はカンカン照りの天気の方が暑くもなく寒くもなく最高の気分で過ごせる頃でした。
次回の更新は 12月 1日となります
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No.165
「八島湿原遠望」 '15. 10. 1 up 価格 30.000 円 (額縁付き送料込み)
(38 x 45 cm)クレヨン
今月のコメントは先月の続き・・のようなものです。17日間の高原での夏休み中に描きました。
八島湿原・・七島八島とも地元では言っています。ビーナスラインの美ヶ原から霧ケ峰寄りに位置し鷲ヶ峰山と御射山という古式演舞場に囲まれた湿原です。
各地の有数の湿原に比べるとちょっと物足りない気がします。周囲に豪雪に恵まれる山々もなくひたすら降雨だのみの湿原だからです。
酷暑の夏でした。私の夏休み前半は毎日夕方には雷雨がありましたがこの湿原を水で満たすためにはちょっと、それこそ焼け石に水だったんでしょう。
実はこの湿原の絵を描くのは2度目になります。余りにも昔のことなので覚えていらっしゃらないと思います。No.78 八島湿原がそれです。
ちょうどその時の絵の小高い山が鷲ヶ峰、私はこの山に登った中腹から左のほうを向いて写生をしました。わずかな時間でしたが遠くに蓼科山も顔を出しました。
以前は秋の長雨のあと、今回は酷暑の渇水時期ということでした。訪れる時期により多様な顔を見せるのも魅力の一つでしょう。
私の感性はこの渇水期にも関わらず僅かな水面が望めたところに絵心が誘われた・・というところです。
言ってみればこの水溜まりを引き立たせた絵を描きたいがために、鷲ヶ峰山に二度も登ってきてしまったということです。
次回の更新は 11月 1日となります
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No.164
「美ヶ原通信基地群」 '15. 9. 1 up 価格 30.000 円 (額縁付き送料込み)
(38 x 45 cm)クレヨン
もうまさかあの暑さはぶり返さないと思います。皆さま、無事に酷暑を乗り越えてお元気に9月を迎えられたでしょうか。
私はあの暑さの中で普段通りの活動はもはや無理・・と判断して暫くの間、涼しい別荘地に移住していました。
長野県の霧ケ峰から美ヶ原にかけての標高はおよそ1600m〜1950m、朝晩は寒いくらいで日中の木陰では長袖を着込んで程よい環境でした。
とは言え日光の下では灼熱であることに変わりはありません。水分補給を十分にしてスポーツする分には乾燥した空気なので快適に運動することもできました。
午前中の比較的涼しい時間帯は主にビーナスラインを自転車で疾走、延べですが概ね180kmほど走ることができました。
そして日中の暑い時間帯は木陰に入って長袖を着て気の済むまで読書ができました。
油絵具など絵画道具は持っていきましたが炎天下で写生をするのは無謀と言うものです。片手で日傘をしながらの写生が精々と言うところでしょう。
まあそれでも4枚くらいはクレヨンの絵は描くひまがあったようでした。
美ヶ原の東側は上田市に属してその管理運営も観光を目的に開発がすすめられています。一方、西側の松本市に属する方面は自然保護、50年前と一切変わらない自然が残されています。
どちらもこの高原の良さをたっぷりと味わうには素晴らしいところです。
次回の更新は 10月 1日となります
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No.163
「'15 夏子さんの夏」 '15. 8. 1 up 価格 ● 円 (額縁付き送料込み)
(46 x 53 cm)油彩
歩いて2〜3分のところにお住まいなのに再会したのは4年ぶりでした。
初めてお会いしたとき「綺麗な人だな〜・・」と思いました。でも本人はそんなことは一向に関知しないほどに気さくに話しかけてくれたのでした。
私自身近所付き合いが悪いと言えばそれまでですがそれでもゴミ捨てだとかバス停だとかでご挨拶する方は数多くいますから巡り会わせが無かったと言うことでしょう。
そんな夏子さんに声をかけられたのは近所のスーパーの魚屋さんでタラの煮つけ用にその塩抜きの方法を教わっていた時でした。
4年前、私は陶芸作品を玄関先のたたきに並べて「東日本大震災救援販売」として売上金の全てを寄付するためにご近所の皆さんにご協力をお願いしていました。
大勢立ち寄って下さった方の中に夏子さんは居ました。夏子さんは毎朝6時ころ犬の散歩でいつも我が家の前を通っていると言います、私の起床する頃の時間なんです。これではお逢いすることはできなかったわけです。
お買い上げ下さった方の多くは、買い物もですがそんなことをする私が果たして何者だろう・・と興味本位でお立ち寄りしてくれた方がほとんどでした。
その時夏子さんは陶芸もですが私が絵も描いている・・と言うことの方へ興味があったらしく「今度是非、ご訪問させて下さい・・」とアトリエのある2階の方を見上げて言っていました。
スーパーの買物が終わったあと今日こそはアトリエを訪問させてください・・とおっしゃるので快くお招きしました。久しぶりの絵のお友達と言う感じで楽しくお話、そして遊び半分に彼女のスケッチもさせてもらいました。
「え!?、もう描いちゃったの・・?」それは5分ほどで描くクロッキーでした。これから油絵にも発展できますよ・・で更に驚いた様子でした。
それから4日ほどして今度は私の方からお願いしました。「キャンバスであなたの絵を描いていますが行き詰ってしまいました・・」
雨続き・・久しぶりに夏空が戻った日、以前と同じ爽やかな青いワンピースの普段着姿で夏子さんにはアトリエに来ていただきました。
1時間ほどお話しながらの楽しい時を過ごしました。作品が完成したらご連絡します・・・2週間後、夏子さんの絵は完成しました。
□□□□□《 制作ノート 》
次回の更新は 9月 1日となります
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No.162
「ノシャップ岬の廃屋」 '15. 7. 1 up 価格 30.000 円 (額縁付き送料込み)
(38 x 45 cm)クレヨン
ことわざに”鉄は熱いうちに鍛えよ”と言う言葉があります。
今回は、つい先日北海道・稚内方面への写生旅行から帰ってきたばかりでしたのでその中から一枚のご挨拶です。
北海道・稚内は日本の最北端、40kmほど先には樺太(サハリン)を望むこともできる所、地図上では北海道左上のカタツムリの頭のような形の位置です。
左先端がノシャップ岬、右先端が宗谷岬、晴れた日にはここから樺太の対岸を確認できるのです。
緯度的にはイタリアのミラノ、カナダのオタワあたりと同緯度の45,4度、東京から比べるとこの時期、夜の8時でもまだ明るいと感じるのです。
6月末のこの時期、全国的に不順な天気の今年ですが特に一日中10度前後の気温の低さには少し閉口しました。
風景画を描こうとするときそこの風物に心が動きますが冷たい風の吹く中で明るい題材は探しにくいものです。
自然と目が向いてしまう題材に今回はノシャップ岬の寒風にさらされている廃屋が妙に気になって仕方がありませんでした。
折しも、北海道のニュースではロシア議会のサケ・マス漁の禁止議案の可決でこの先の漁の行く末に関心が高まっていました。
かつてはこの辺りにも沢山の漁獲があったんでしょう、廃屋には華々しかった頃のおもかげも少し漂わせながら今は住む人も無く寒風に佇むのみです。
次回の更新は 8月 1日となります
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No.161
「霧ケ峰高原・車山」 '15. 6. 1 up 価格 100.000 円 (額縁付き送料込み)
(46 x 53 cm)油彩
近頃いわゆる活火山と言われている山の中で活動を再開したのではないか・・と思われる現象があちこちで活発になってきて何となく不気味です。
引きかえ、こちらは死火山・・。もう揺り動かしても息を吹き返すこともなくなってしまった太古の噴火のおもかげもありません。
一般にまだ火山活動をしている山は草木も生えず険しい岩肌がむき出しの山が多くそこがまた魅力の一つと言えるでしょう。でもそこに私の認識のズレが少しあったようでした。
広大な高原には草木も少なく穏やかな起伏の続く霧ケ峰高原、そしてそこを縫うようにして走るビーナスライン、それらに象徴される形状は噴火の種類によってもたらされたものでした。
信州、長野県中南部に位置する霧ケ峰高原にはさまざまな噴火口があってしかもその噴出する溶岩は粘性の低いことにより高原大地を形成したと伝わっています。
広くにはアスピーデ型火山とも成層火山とも呼ばれ、連鎖的に噴出する火口の移動によって広大な高原が造られそしてその主峰はこの作品となる車山になっていると言われています。
霧ケ峰高原は私にとって幼少のころより親しみ、馴染のある遊び場としてまた私の人格形成にもひとかたならない存在であったことは否めません。
さて、改めてこうして親しみある山容をながめるにそこに神様の造詣がこれほどまでに深くかかわっていることに驚かざるを得ません。
古来、人類が求めてやまない「裸体の美」、その樹木のない大地の起伏はまさしく一糸まとわぬ山容の美しさを余すところなく観察することができるのです。
私の幼少期、まさかこのような美しさが潜んでいたことに気が付くはずもないウブな私でありました。
次回の更新は 7月 1日となります
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