Vol.001

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「画家への道」ページにジャンプこのページはNo.101〜110 を掲載しています

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新河岸川暮色

No110  「 新河岸川暮色 」  '11. 3. 1 up 価格 80、000 円(額縁付き送料込み)

          (38 x 45.5 cm)
荒川沿いにはサイクリングロードがかなり整備されていて車の危険を避難して快適にバイクツーリングが楽しめるようになっています。

自転車から眺める風景は車と違って感情に訴える動体視力が如実に深みを増して感じられます。川口から荒川を上流に向かって暫く走るとすぐ隣に新河岸川が 流れているのが確認できます。

そしてこの辺にボートを係留している人もいるようです。恐らくこの辺は志木市・・・?あたりでしょうか、ちょっとホッとする風景です。

家に帰って画材を車に積んでその風景の場所にもう一度行って見ました。なかなか見つかりません兎に角、車を川岸近くまで行かせようとしますがこのあたりそんな道は 在りそうもありません。

車を路駐させて歩いて探しました。在りました・・・何処かの施設のわきを抜け新河岸川と荒川が土手一つ隔てて並行に流れている場所です、人だけが渡れる橋があって サイクリング途中で見る事の出来た風景にたどり着きました。

未だ時間が早いにもかかわらず冬の陽はもう早々に西に傾いてつるべ落としと言った風情です。

次回の更新は 4月 1日です


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佐原の蔵

No109  「 佐原の蔵 」  '11. 2. 1 up 価格 80、000 円(額縁付き送料込み)

          (38 x 45.5 cm)
1月27日(木曜日)の読売新聞を見ていたら「百景を歩く」と言う記事が載っていました。

千葉県の水郷佐原の街を特集して載せていました、それだけでしたら特にあわてる事はありませんでしたが問題はそこに載って居る写真の構図が私の描いた絵とあまりにも 似ていたので驚いた訳です。

アングルは多少違いますが蔵建物のトリミングは右も左もかっきり計ったように同じなのにはびっくりしてしまいました。つまり誰がこの付近を作画しようとしても大して変わらない 象徴的な構図と言う事でしょう。

佐原市は94年に景観条例を制定し96年には重要伝統的建造物群保存地区に指定され「まちぐるみ博物館」としてその町づくりは住民の心にしっかりと根付いています。

つまりここは古い建物が残っていると言う事だけでなしに今でも営業し買い物客でにぎわっていることからもその心意気が伺われるのです。

私も確か絵を描き終わった後どこかの蕎麦屋さんに入ってまず熱燗のお酒を戴きましたがお通しとして出てきた気の聞いたつまみを見た時、この店は東京にあっても繁盛 するだろうな、と確信しました。

また近所の雑貨屋さんを覗いてみたところスーパーに並んでいる物とは全然違うオリジナルものが取り揃えられ観光地とは違う納得の値段がつけられているのには感心 したしだいです。

私も気の利いたものは無いかと見て回りましたが”これはいい”と私の見つけたものは和装の時の小物入れでした。それを買ってきた が値段は確か千円札と小銭分ぐらいだったと思います。

次回の更新は 3月 1日です


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りんご娘

No108  「 りんご娘 」  '11. 1. 1 up 価格 120、000 円(額縁付き送料込み)

          (91 x 73 cm)
信州諏訪地方では私の母方の実家でもりんご農園をしていますし、市郊外の田園にはあちらこちらにりんご栽培農家が散在しています。


わたしたちは一般の食料もそうですが何気なく食べている物でも実際に栽培したり手入れをしている所をあまり見たことが有りません。

その内、特にりんごについては可憐な花を咲かせるころと収穫のときしか目にしていませんからいとも簡単に樹に実った”りんごもぎ”を体験しただけで知ったかぶって しまいがちです。

わたしの知る子供のころの林檎と言えば酸っぱくて口が曲がってしまいそうな”紅玉”と小さくてとても硬い”国光”という二種類しかありませんでした。いずれも手のかからない ほったらかしでも病気や日照りに強く丈夫な果物の王座でした。

近年はといえばそんな口の曲がってしまいそうな果物なんて売れませんから相当な苦労の末品種改良が進みさくさくと歯触りがよく甘みも強いものが栽培されるように なってきました。

その分、栽培や生育管理にデリケートさが要求され病虫害にもすこぶる敏感な果物になってしまいました。実に手間暇かけて・・・と言うのが実態なわけです。

生産者にとってはまさに手塩にかけて育てたりんごなのです。

小学校の同級会の翌日、皆で高島城隣の農園に立ち寄りました。一家総出で自慢のりんごの試食を勧め られました。美味しかったのはもちろんでしたが自信に満ちたりんご娘の美しさに一目惚れしてしまいました。

次回の更新は 2月 1日です


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かき

No107  「 か き 」  '10. 12. 1 up 価格 20、000 円(額縁付き送料込み)

          (23 x 16 cm)
お近くに住む友人がウチの庭になった柿です、と言って見事な柿を持ってきてくださいました。

私の事だからひょっとして食べる前に絵を描くかも知れないので・・と言って枝つきのままぶら下げてきたのです。

一瞬、「え!?・・・」と言ってみたものの結局お皿に盛りつけてみると絵を描いてみたくなりました。

まあ、そうかしこまらずに絵手紙・・・の気持ちでたべてみま・・描いてみました。


もうすっかり秋も深まって外は真っ赤な夕焼けです。

「柿食へば 鐘が鳴るなり 薬王寺・・」スイマセン、我が家の近所には薬王寺の杜がひっそりと或るもので・・。

次回の更新は 1月 1日です


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秋収白馬村

No106  「秋収白馬村」  '10. 11. 1 up 価格 12、000 円(額縁付き送料込み)

          (48 x 34 cm)
10月の善い日に私は卓球仲間と長野県の白馬村を訪れました。長野までは新幹線で1時間、JR東日本の企画する「大人の休日倶楽部」で10月から導入された ハイブリッド・ディーゼル車に乗って長野から松本経由白馬村までの4時間の旅を楽しみました。

この電車は登りの急勾配ではディーゼルの動力で走りますが下りブレーキ作動時に発電し平坦地では電気モーターで走ると言うまさにハイブリッド車なのです。そして景勝地 付近では速度を落とすサービスもあります、急がず列車の旅を楽しみたい方にはお勧めします。

まずこれに乗って見たい・・そして白馬村でゆっくり絵を描いて過ごしたい・・・、友人は白馬村から栂池や周辺をトレッキングしたい・・・、それでは一緒に行きましょう。

つまり友人とは電車とホテルは同じですがその他の行動は別々・・・というスタイルになりました。こう言う旅も安くてそれぞれが楽しめて良かったね、何と言ってもホテルひとり 利用の割り増しが無いこと、又機会が有ったらドシドシ取り入れて行こうよ。


私はホテルからレンタル自転車を借りて写生地を求めました。初秋ののんびりした白馬村は稲刈りも終わり雪のシーズン前、 静かな時が流れています。

中央奥にそびえる山は白馬三山から少し離れた唐松岳かと思われます。この時期の天気では朝のうちだけよく見えましたが昼ころからはすっかり雲に隠れてしまいました。

次回の更新は 12月 1日です


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外川の街並み

No105  「外川の街並み」  '10. 10. 1 up 価格 12、000 円(額縁付き送料込み)

          (48 x 34 cm)
やく半世紀前、わたしは生まれて初めて房総の海と言うのを見ました。その経路は横須賀線で久里浜まで行きそこからフェリーに乗って浜金谷に降り立ちました。

その初めてのフェリーボートは極めて小さく大した波ではないのに大きく揺れてへとへとになって往生した記憶が有りました。それから幾度絵を描きに房総の海岸に通った 事でしょう。遠い昔の事でした。

その幾度かは揺れるフェリーを嫌って内房線が多かったようです、鈍行列車ばかりでした。そんな記憶の再現・・、9月に計画を立てて浜金谷から外房・東金線を経て 49駅で銚子、そして終点外川まで行ってみました。順にそらんじていた駅名もすっかり忘れかけています。

外房のそれぞれの駅舎は停車する度昔と変わらないたたずまいにホッとしたり、わびしさを感じたりでした。銚子から銚子電鉄の電車はそれに輪をかけたような昔そのまま の車両と駅舎と風景・・・。

ここ外川には犬吠岬があり、かの灯台は外洋航路の船舶にとって重要な道しるべとして有名なところ、その懐のような所に外川(とがわ)港と言う小さな漁村が有るのです。


町の景観というものはそう20年や30年で飛躍的に変わると言う事はむしろ不自然です。私もいわゆる都会隣接に住んでいますが、こんな所に住みたい・・・と言って 住む町が劇的に変化するのはまっぴらです。外川の街、半世紀を経てなおそのたたずまいに微塵の迷いも有りません。

恐らく、おそらくではありますが昔泊った事のある民宿に再度の投宿でした主人もおかみさんも勿論代替わりしていて昔の宿帳を見せていただく気にはなりませんでした。

絵を描くと言う事はその風景の中に没してその場所に画家の気持ちを埋めてきます。半世紀して又訪れてそれを掘り起こしてみた・・・そんな旅でした。

次回の更新は 11月 1日です


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夏・鶏頭

No104  「夏・鶏頭」  '10. 9. 1 up 価格 80、000 円(額縁付き送料込み)

          (38.0 x 45.5 cm)
真夏日の連続記録・・・だとか、今年の夏は格別に暑かったように思います。

しかし、暑い日には部屋にエアコンを掛けてこもってしまいますので体感的にはあまり暑いと言う実感がわきません。むしろ幾分凌ぎやすいころの方が窓は開け広げて 過ごす事が多いせいか良く汗をかいたりして暑さを体感します。


高原で野菜を作っている方の通信ではオクラが豊作だと言って喜んだり、出荷前のレタスがすっかり売り物にならなくなってしまったり・・・農家の方にとっては天国より地獄の 体感の方が多かったようです。

野菜の打撃は買い物に行くと良くわかります、信じられないような野菜の値段を見るにつけ納得はするもののどうしようもないもどかしさを感じます。

出荷する野菜はその日の内に出荷ルートに載せなくてはならない、そして育ち過ぎてもいけない、無理をしてハウスの中で熱中症にかかってしまう・・・、農家の方の苦労は 取り留めもありません。


近代農業、都市近郊型農業・・・、などの第一線を退いたお年寄りの楽しみは庭先の花造りにも現れます。皆さん競い合って華の競演に熱中しています、そして見たり 眺めたりはただで楽しめます。

野菜に関してはもう一年中どんなものでも扱っているのになぜか花屋さんでは夏の花は夏しか売っていません。

次にはヒマワリの花でも描こうと思ったらもうすでに立ち枯れ状態のヒマワリしか目につきません。それだけ今年の夏は暑く厳しかったと言うほかありません。

次回の更新は 10月 1日です


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夏・駒ケ岳

No103  「夏・駒ケ岳」  '10. 8. 1 up 価格 100、000 円(額縁付き送料込み)

          (53.0x46.0cm)
「あらま〜、よくこんな場所を見つけてこられましたね〜・・・、それに今日はずいぶんと駒ケ岳が近くに見えるわ・・・」

この別荘の管理を任されている K さんの奥さんがご主人に進められてわざわざ見に来たと言って、下着姿のまま声を弾ませながら急な階段を登ってきた。ああ・・、奥さん そんな態勢ではしわくちゃなオッパイが丸見えですよ・・・、気お付けてくださいヨ、わたしは独身なんですから・・・。


道の駅”箱根峠”からは車で10分も掛かりません、ゆっくり朝食をしたあと目をつけておいた写生地は7時過ぎには到着、空気の澄んでいる朝から絵を描き始める事が 出来ました。。

管理人さんが来られたころには構図も決まり全体の彩色配分もおおまかなところ出来あがってきていました。
「わたしも絵は好きでよくかきますがアンタは相当な絵描きさんなんでしょう・・?、お近づきに名刺か何かありましたら戴けません・・?」。

「”おおむね 自由人”・・・って言うんですか、わたしも今度真似をしてこんな名刺を作って見よう・・」。


「幸三郎さんって言うんですね、主人が帰ってきてすぐにパソコンで幸三郎さんのホームページを見て、ホレ、ホレこの方が今その上で絵を描いている・・・」で、こんな恰好で 飛びだしてきてしまって・・。

ご夫婦お揃いで話し好き、おかげでたのしく過ごす事が出来ました、ありがとうございました。

一般観光客には思いもかけない場所であるため落ち着いて絵を描く事が出来ました。写生から帰ってきて一週間ほどしてNHKの朝の天気予報を見ていた、「今朝の箱根 の様子です・・・・今日も暑くなりそうです」、あ”〜、俺の絵を描いた構図とおんなじ写真だ!!。

次回の更新は 9月 1日です


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箱根芦ノ湖

No102  「箱根芦ノ湖」  '10. 7. 1 up 価格 100、000 円(額縁付き送料込み)

          (53.0x46.0cm)
今年の6月初めころは安定した気持ちの良い日が続きました、梅雨はどこへ行ってしまったんだろうか…と。

そんな訳で泊まり掛けの写生旅行にはうってつけと言うわけで一路箱根を目指しました。

先に湯河原の写生や熱海での同期会の親睦会で電車での移動もあり車窓からの景色の中に小田原から箱根方面に面白そうな山塊群の見えるのを確認していました。

ですから大学対抗箱根駅伝でおなじみの国道1号線で箱根まで行きました。自分の車で来たのは初めてですがどこを向いても絵を描いてみたいロケーションが 広がっていて迷いました。

さすがに小田原の海抜0mから一気に800mを超える地形の変化には目を見張るものが有りました。

6月1日の日記に書いたように国道1号、道の駅”箱根峠”の駐車場で一夜を明かしながら楽しいひと時を過ごしました。

箱根の風景は富士山と同様、多くの著名な画家による作品が多いため何となくおじけづいてしまいますがそんなことは私にとっては構った事ではありません。これからも どしどし箱根に足を運んでみたいと思います。

次回の更新は 8月 1日です


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栗の花咲く馬場

No101  「栗の花咲く馬場」  '10. 6. 1 up 価格 20、000 円(額縁付き送料込み)

          (22.5x16.0cm)
雨のお休みの晴れ間は抜けるような真っ青な夏空のことがあります。これから厳しい夏の暑さに耐えなければ・・と覚悟も新たに湧いてきます。

我が家から至近の所に乗馬クラブの馬場があります。散歩道の最終コーナー・・って所になるわけですが気がつくと栗の花が真っ盛りです。

以前の我が家にも2本の栗の木が有って沢山の栗の実の収穫が有りました。しかし、栗の木の成長は意外と速くその手入れも大変だった記憶が有ります、そして隣地に住宅 ができると言うのでその大木も切り倒してしまいました。よその家の栗の木の花を見る度に栗の木と格闘した日々が思い出されます。

さて暫くはうっとうしい梅雨空も続くでしょう。でもその雲の上には確実に青い空が有るはずです、がんばりましょう。

次回の更新は 7月 1日です


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