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2012-7-27、ヤフオクで10.2インチのルームミラーモニターを購入しました。中国製。落札価格\4,100。
中華物は安くて実験に最適です。
フリップダウンモニターを下ろしてしまうと、ルームミラーで後が見えません。
バックカメラを取り付けて常時後をモニターしてみたらどうかなぁという実験。
カメラにはオートゲインがあるハズなので、自動防眩ミラーの代わりにもなるかなぁと思います。
今まで使っていたミラーは、ミラー型レーダー。
免許とって割合すぐ買ったと思います。20年位使っていると思います。
これが樹脂が痛んできたので、代替という意味もあります。
とりあえず取り付けてみます。
まず純正ミラー。
ミラーレーダー。
ミラーモニター。
ブルーミラー。防眩状態。
分解してみます。
バックライトインバータ基板。
T5001というPWMコントロールICを使っています。
T5001と書いてありますが、多分TI TL5001と同じです。
基板にはSAKQ012Aと書いてあります。
メイン基板。
消費電力は11-12W。結構食います。
改造。
外の明るい昼間と、外が暗い夜とで、同じ明るさで良い訳がありません。
スモールに連動して減光しようと思います。
(フリップダウンモニターも同じ事をしようと考えていましたが、結局やっていません。
運転手が見る物ではないので運転してても気にならないので…。まぁいいや。)
PWMコントローラのDTC(dead-time control)端子(6pin)の電圧を落としてやればよさげです。
56kohmが実装されているので、パラで抵抗を入れてみます。
バックライトのみの消費電力は、0.56A/14.4V(約8W)。
パラで100kohm入れる事で、0.36A/14.4V(約5W)になりました。全然明るい。
更にパラに1Mohmを入れてみました。0.26A/14.4V(約3.7W)。もっと暗くてもいいかな。
パラにもう1Mohm。0.18A/14.4V(約2.6W)。これ位かも。
パラで入れた抵抗は合計83kohmでした。
ほんとはボリューム入れたかったのですが手持ちに程良い物が無かったので。
トランジスタはチップの2SC1623を使いました。
2SC1815とか何でも良いと思います。
車への取り付け。
バイザーやルームミラーを外して、Aピラーも外します。
ルームミラーの所からAピラーを通して付属の配線をひっぱってくると、運転席足元まできました。
ここでAccとILMとGNDをワンタッチ接続コネクターで接続します。
バックカメラからのRCAビデオ端子もここで接続します。
ワンタッチ接続コネクター赤は0.5-0.85sqです。
付属配線の電源と緑線(本当はリバース検出線ですが、ILM線に改造してあります)は22AWG。
sqで言うと0.3sqらしいです。なので、二つ折りにしました。
取り付けました。↑運転席から。↓下から。
モニターの電源を入れると、モニターが映した画像に実像(?)が重なって見えます。
天井が映る向きにすれば実像は映らない様に出来ると思いますが、まぁ使い方は追々。
昼間はモニターの電源を入れないと思います。
完成。
つづき。
後日、減光時のバックライト明るさ調整用のボリュームを付けました。
回路図のボリューム100kohmの所に、50kohm(チップ抵抗100kohmパラ)とボリューム50kohmを付けました。
これで減光時の明るさを微調整出来ます。
追記。
2018-6、ミラーモニターの取付バネの片側が壊れました。取り付けてから6年です。
バネが取り付けてあった樹脂が割れてしまっています。正常時は下写真です。
いや正常ではないですね。歪んでますが。
常に陽が当たっているフロントガラスの所なのでしょうがないですねぇ。
バネの力がかかる固定側のアームに直接ネジで固定してしまう事にします。
固定側のアームが樹脂に取り付けてある皿ネジ2本の内1本を長い(8mm)物に交換して、
ナットでバネを締め付けます。
まだ折れていない側も同様に改造しました。
ねじが長くなったので、基板に接触はしていなそうですが一応絶縁テープを貼っておきました。
2014-6、日産からスマート・ルームミラーと言うオプションが出ました。
(自動車メーカーとしては?)世界初の技術だそうです。
KANAU Laboratory の上記バックミラー化計画は、
今となっては自作スマート・ルームミラーという感じですかね。
自作スマート・ルームミラーへの道 1 (ステージア ルームミラーモニター)
自作スマート・ルームミラーへの道 2 (ステージア バックカメラ)
自作スマート・ルームミラーへの道 3 (ステージア バックカメラ2)
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