Y30 ドアアウターハンドル鍵照明修理

 

2017-7、納車時から気になっていた故障です。

Y30やWY30は運転席ドアアウターハンドルのカギ穴に照明が付いています。

ドアロック状態でドアアウターハンドルを引いて離すと、10秒程鍵穴を緑に照らしてくれます。

残念な事に私の車はその照明が点きません…。

既にキーレスエントリーをつけているので鍵穴に鍵を挿す事もあまりないのですが、

でもこの無駄に豪華な装備がY30らしくて好きなのです。修理します。

 

故障の原因は予想出来ます。この車、洗車し過ぎなんです。

いろいろ水が入るべきではない所に水が入って、サビが発生しています。

ヘッドライトモニターとかリアの窓枠とか。

制御系の故障ではなく、単に緑LEDの足がサビで千切れている事が予想出来るのです。

 

実は今まで2回程修理に挑んだのですが…。

どうしてもドアアウターハンドルが取り外せません。窓が邪魔なんです。

ドアインナーパネルにはドアアウターハンドルを固定しているボルトが見える位置に穴があるのですが、窓の向こうです。

窓を取り外せば出来ると思います。

でも窓を一度外すと今まで同様に窓を戻せない可能性があります。

古い車なので窓を固定している樹脂が割れたりしたら…。

窓の位置が今までと同じ位置に合わせられなくなったりしたら…。

シーリング的な物も何を使っているのかわからないし。

なので今回も窓は外さない方法でやります。

 

今回は3回目にしてようやくドアアウターハンドルの取り外しに成功しました。まずは物から。

はじめにロッド2本を外します。

ドアインナーパネル側からと、窓の後端側のドアパネルの隙間から攻めます。

かなり無理すればなんとか外せます。

次にドアアウターハンドルを固定している10mmのナット2個を外します。

前側のナットは難無く外せますが、後側のナットはかなり苦戦します。

窓後端側のドアパネルの隙間から長めのメガネレンチ(KTC M5-0810 179mm)で外しました。

レンチを振れる幅が少ないので、窓とウェザーストリップの隙間に内装剥がしを差し込んで隙間を作り、そこまで振ります。

取り外したナットはメガネレンチの穴に入れた状態で救出します。

ここまでやってもドアアウターハンドルは取り外せません。

キーシリンダーを取り外さないとキーリシンダーがドアパネルに引っかかってしまいます。

なんとかキーシリンダーを取り外す必要があります。

上写真はキーリシンダーが抜けかかっている状態です。

ドアアウターハンドルとキーシリンダーはバネでロックされています。

上写真のドアアウターハンドル側のバネは、ロック時はもう少し上写真左側にあり、溝に嵌まっています。

キーシリンダーの三角形の突起が、ドアアウターハンドル側の溝から出ているバネに引っかかりロックされます。

なので、手探りでこのバネを外す必要があります。

ドアインナーパネル側からピンセット(HOZAN P-891)を使ってバネをずらしました。

これによりキーシリンダーのロックは外れますが、窓が邪魔で抜けません。

ドアアウターハンドルを外側に動かした状態で、ドアアウターハンドルと窓の間に隙間を作って抜きました。

これでやっとドアアウターハンドルが取り外せました。

 

LEDは黄色の接着剤的な物で固められていました。

黄色のゴム用接着剤が経年劣化で固くなったよりはもうちょっと固い感じです。

これをほじくっていきます。

予想通り、LEDの足は根元からすぐに千切れてしまいました。サビサビでした。

ダメLEDを抜きたいのですが、水は通したクセに固定は強固でここでもかなり苦戦しました。

穴にキズつけてしまうとまた漏水の原因になりかねないのでなるべくキズつけない様に。

やっと抜けました。

ここに新しい3mm砲弾型LEDを入れたいのですが、ここにきて自宅のLEDの在庫を調べると白しかない。

純正より明るめな緑が良かったのですが、持ち合わせていませんでした。

電球色の白であればまだアリだったのですが…。まぁでもいっか白で。

通販で購入して届くまでの間、Y30にドアノブ無しも嫌なのでこれで修理してしまう事にします。

電流制限抵抗とかはみんな樹脂で固められたモジュールの中なので変更出来ません。

差し込んでシリコンシーラント(セメダイン8000)でシーリングしました。

組み立てて完成。

結構明るいです。地面まで照らしてます。

色がちょっと現代車っぽくてあれですが…。

 

 

 

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