韓国旅行その2
199811日〜13
日付内容行き先
動機+1998.03.09そしてまた韓国へ。ご近所(笑)
1日目1998.03.11カモカモN西君。明洞、梨泰院、ロッテ百貨店、南大門
2日目1998.03.12観光に目覚める。(前編)景福宮、安国(仁寺洞)
観光に目覚める。(後編)安国(仁寺洞)、?、ソウルタワー、漢江
3日目1998.03.13あれ?無くなってるっ!!帰国

「3/13(金)」

 午前6時ごろ、目が覚める。2人はまだ寝ている。ガイドさんとの待ち合わせ時間に遅れてはいけないので起すが、うだうだ言ってて起きない。仕方が無いので撮影。彼らの睡眠時間を後で聞いたら、1時間ぐらいらしい。何をやっていたのか聞いたところ、サウナに入っていたという。そこで色々あったそうだ。腕相撲していた事、竹塩の事、韓国人に水をかけられた事など、機会があったらこの日記に書いてもらう事にしよう。2人とも、ロイヤルサウナ備え付けのパンツをそのままはいて(万引きして)きていた。

 今回は朝ご飯がもらえないので、昨日お弁当にしてもらった石焼ビビンバを食べることになっている。

ぺ「あっ、無いっ!」
 僕が寝ている間に、弁当を2つ共食べられてしまっていた!2人とも、食べる前に僕を起して聞いたとき、僕はちゃんと「いいよ」と言ったらしい。そう言えばそんな事があったような…。僕は寝たいためだったら、どんな事でも平気で言うのである。1度それで会社を休むところだった。この事をあらかじめ、2人に言っておけばよかった。おかげでずっとすきっ腹。

 ガイドさんが到着し、来た時と同じように車に乗りこむ。僕達の荷物がすごく増えているのを見て、驚いている。僕の荷物を見て、「あっ、タイタニックですね。私もその映画見ました」と言っていた。やはり恋人と見たのかな?このガイドさんは綺麗だから彼氏がうらやましい。僕がプラモデルをたくさん買ったと言う話をすると、東大門に行けたのか?と聞いてきた。そう言えば、忙しくて行けなかったのだ。少し心残りである。タイタニックと言えば、タペストリーも心残りだ。車内でI川君にそれを言うと、お母さんが後で韓国旅行に行くらしいので、頼んであげようか?と言ってくれた。ぜひ、と頼む。(結局、事情があって行けなくなったそうです。)

 そして金浦空港到着。チョイの時と違って、このガイドさんはあっさりしたもので、僕達を税関まで案内すると、帰ってしまった。今回は手荷物を預ける事が出来た。一安心。しばらくは売店をウロウロ。韓国オリジナル、と思われる竜に変形するロボットに目が止まる。南大門の玩具屋さんで見かけたのと同じ物である。他に虎に変形するロボットもあった。今度はこういった韓国ならでは玩具を買うのも面白そうである。ここにいてもあまりに暇なので、税関を通過して、中の免税店へ。I川君とN西君はここで煙草を購入。日本の免税店よりも安いそうで喜んでいる。飛行機が少し遅れて到着した。席に案内されると、変った席。後部非常扉のすぐ横だったので、I川君の席の前が丁度1座席分、空いている。I川君、広々。ところが、前席が無いので機内食が来た時、テーブルが無い。しかしちゃんと考えられていて、椅子自身に補助席のようにコンパクトなテーブルが収納されていた。この椅子、欲しいなぁ。I川君は、アシアナの100%オレンジジュースが気に入った様でお代わりしている。機内食のお代わりが出来るのを知らなかったので、驚いた。僕もやればよかった。I川君が前の韓国旅行の時に、お土産を機内販売で買ったと言っていたので、僕も初めて機内販売を利用してみた。「ヘルパの1/500、B747アシアナ航空ミニチュア」を買った。免税なので、日本で買うより相当安い。これは良い買い物をした。その後、疲れのためか、たびたび眠る。

 無事到着。税関で僕のあまりの荷物に「仕事か?」と質問される。仕事でもあるのだが、これは完全な趣味だ。そう答えると税関の人は笑っていた。いくつ持ちこんだら関税がかかるのか?と聞いてみると、玩具の場合は20万円まで無税(当時。今は違います。)だそうだ。貧乏なので、韓国に20万円なんて絶対に持っていかないので、僕は安心である。N西君はポケットに入っていた煙草の事で税関に止められ、注意されたらしい。「誰の?」と聞かれて、つい「自分の」と答えてしまったのだ。パスポートを見たら年齢が丸判りである。N西君らしい。(笑)


今回は色々な偶然に助けられた感じがするので、少し紹介します。
非常にタイミングが良かった。

ガイドさんにロッテ百貨店に行くことを告げると、免税店の割引チケットを取りに戻った。20分かかったのだが、このおかげでPさんに電話がかけられて、梨泰院に行けた。
●梨泰院のハミルトンストア前にある観光案内所。ここは「軍屋」から戻ると閉まっていた。もう少し遅く出かけていたら、店の場所が判らなかったかもしれない。係の人は本当に親切だった。
●初日にロッテ百貨店で、N西君が何も買わなかったおかげで、他にも行ってみようということになり、メトロ美都波へ向かう途中の地下街で、スポーンを見つけられた。
●僕はその地下街を周ってみようと思ったので、「軍屋」を発見し、たまたま中の店員がプラモデルを趣味としていたため、模型の宝庫「S」店を知る事が出来た。
●南大門からホテルの部屋に着いて、すぐPさんから電話があった。これも、もう少し遅く部屋に入っていたら、この日は逢えなかったに違いない。
●Pさんの家の近くに模型屋さんがあり、たまたまPさんはそれを知っていた。

印象に残った出来事(人)。


●ハミルトンストアの店員。
「外、雨ヒドイけど、バッグ買ったら止むかもしれないヨ」
●そのハミルトンストア前の信号待ち。
「ロレックス、1,000円ヨ」
●南大門市場の3人組。
「あっ、何か落としたヨ!」

ペ「まーまーまー、こっち来るヨ」N「わっ、どこつれてくんスか!」
景福宮にて、再現。
 日本語で言い、立ち止まって下を向いた人(つまり日本人)を捕まえて店につれていく商法。新手だ。今回はN西君が被害に遭う。このときは店に入ったとたんに鍵をかけられたそうで、
N「知ってたんなら、教えて下さいよ!」と、本気で僕に怒った。この店は鞄屋だった。
「お前ら、嘘つけ」

「それから」あとがき

 帰った当日は韓国の気分が冷めず、家へまっすぐ帰らずに仕事場に直行。常連の子を呼んで土産話。そのまま「カレーハウスCOCO壱番屋」へ行ってN西君は1,300gカレーに挑戦して撃沈、そして解散と、無茶をしました。

 部屋に戻ってその日はぐっすり寝ましたが、どうしてもPさんの言っていた事(酒に酔っていたとはいえ)気になります。ガイドブックを隅々まで読んで反省しました。韓国は儒教の教えが強く、先輩を敬う事に厳しいのでした。僕達がしてきたこと(先に食べたり、歩いたり)は、ひどいことばかりだったのです。それでPさんも酒で不満が爆発し、キレたのかもしれないと思いました。良い方に解釈すれば、本当の友人として認めてくれて、自分の本音を出したとも言えるかもしれませんが、僕はあの行いから、前者の方だと思いました。また、対等に見てくれたとしたなら、僕はとてもじゃないがそのような「出来た地位」に無いのです。正直な話、僕のやっている仕事なんてちょっとがんばればアルバイトにだって出来ます。まず自分の事を大事に思う心も荒んでいます。落ち込みました。この先どうやっていけば良いか判らなくなってしまったのです。

 友人のY岸にも「お前なんか、友達じゃない!」とひどい事も言いました。その電話で僕の危機的な様子を感じ取ったのか、明日も仕事があるにもかかわらず、わざわざ僕のいる隣の県まで来て話をしました。このときも僕は納得できずに終わったのです。Y岸の言う「がんばり」の意味が理解できなかったのでしょう。僕は同世代ではダメだ。かといって恥ずかしくて家族にも相談できなかったので、ある人に助けを求めました。

 そのおかげで僕に大切な友人が、また1人出来ることになるのです。(→韓国その3へ続く。)

 話は韓国に戻ります。(笑)僕が今回行ってみて感じたのは「流行」の事です。前回行った時、チョイがかけていた眼鏡。「何て上下に狭いんだ!まるでドラえもんに出てくる、スネオのママのとそっくりじゃないか、カッコ悪い」と思っていたのですが、2年余り経って日本で流行っています。携帯電話もそうです。今の日本では誰もが持っているくらいですが、前回の時点では明らかに韓国のほうが普及していました。そして韓服(ハンボック)。99年の時点で東京の方で流行し出した、というのをTVで見ました。今でも思います。ひょっとして「流行」は韓国の方が先を行ってるのじゃないか?と。

 とても考えさせられた旅行です。今回もビデオがあったため、しつこくなるのを承知でなるべく完全に再現したつもりです。読んで頂いた方、ご苦労様でした。想像力がたくましい人、また、韓国に行ったことがある人はもちろんですが、行ったことが無い人、これから行こうと思っている人に臨場感が伝わったでしょうか?これからもがんばって書いていこうと思います。これからも僕は「判らないこと」に直面していくのです。でも1つ確実なことが言えるのは、

 
I川君とN西君にお金を貸すと、1年は戻ってこないということだ。(笑)

 おしまい。

 追記。2000年10月11日、嬉しい事がありました。あの模型店で見た「マッチボックス1/72フラワー級護衛艦、コルベット」をオークションで落札できたのです。しかも新品で。その日は何故か検索する気になったのですが、「マッチボックス」では見つかりません。「フラワー級」でも見つかりませんでした。しかし「コルベット」で見つかったのです。「シボレー・コルベット(実車)」に混じって。(笑)オークション締め切りまで残り3時間でした。幸いにも僕しか落札者が無く、定価よりも安く手に入りました。18年間捜し求めたものに出会えるとは、感慨深いものがあります。物に恵まれている気がします。

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