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| 韓国旅行その２ １９９８年 |
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| 韓国旅行その２ １９９８年 |
| 日付 | 内容 | 行き先 |
| 動機+1998.03.09 | そしてまた韓国へ。 | ご近所（笑） |
| １日目1998.03.11 | カモカモＮ西君。 | 明洞、梨泰院、ロッテ百貨店、南大門 |
| ２日目1998.03.12 | 観光に目覚める。（前編） | 景福宮、安国（仁寺洞） |
| 観光に目覚める。（後編） | 安国（仁寺洞）、？、ソウルタワー、漢江 | |
| ３日目1998.03.13 | あれ？無くなってるっ!! | 帰国 |
| 「動機について」 | |
１２月のある日、急に話がまとまってきたのです。 今回の旅行は、店のお客さんであった Ｉ川君は、もともとＮ西君にくっ付いてきて、僕のいる店に来るようになったのですが、瞬く間に（これは一種の才能だと思う。）店の常連の中に溶け込んでいきました。一緒に遊びにいく機会が多くなってきたので、Ｎ西君よりもいろいろなことを話すようになりました。彼は、僕がはじめて韓国に行った丁度その年の夏（つまり、僕達の２ヶ月前）に、父親に騙されて一度独りで韓国に行っていました。しかも、「お父さんの知り合いの見ず知らずの韓国人」の家庭に、ホーム・スティする形で泊まっていたのです。「親父、一緒に行くはずなのに手ぶらだから、変だなーと思ってたら、ここで切符渡したら乗れるからって言って、普通に会社いったんぜ。空港で、騙されたーって。（笑）」僕がはじめて韓国に行く時に、彼から情報をもらったりしました。しかし、ほとんど韓国のゲームセンターの話だった気がします…。趣味の方では、車とスターウォーズが大好き。そして、この頃はスポーン（アメリカン・コミックのアクションフィギュア。この頃日本では爆発的に売れていました。フィギュアブームの火付け役でもあります。）にハマっていて、お金に苦労しながらも集めていました。この頃、県立工業高校を卒業間近で、工業系の専門学校に行く予定になっていました。高校での部活動では、空手とブラスバンド（！）でした。彼の両親は、この時何故か（ほとんど会った訳でもないのに）僕のことを信用しており、かなり遅い時間になっても僕と一緒であると言うだけでお許しが出ていました。 そして、Ｎ西君。彼は僕が玩具屋さんに入社して、すぐ気になったお客さんでした。僕は、プラモデル・ホビー関係の担当だったのですが、若い身空で（当時彼は中学生でした。）、やたらと高価なガレージ・キットを買っていくのです。プラモデルを買う頻度も尋常ではありません。予約もよくしていったので、すぐ名前を覚えました。あまりに気になったので声をかけてみたところ、好少年（当時。笑）だったので、徐々に仲良くなっていきました。同じく私立工業高校卒業間近で、春からは某有名原発関係の会社に就職 ３人で泊りがけの旅行も初めてでした。いや、１度チャンスはあったのです。それは、ワンフェス（年２回開催されるプロ・アマ合同の、ガレージ・キットの展示・即売会）に泊まりがけで行こうと言う事になり、店の常連と実際出発することになったのですが、いくら待っても来ない。高速バスの時間も迫ってきたのでやむを得ず行ってしまったのですが、帰って来て聞くとＮ西君は、待ち合わせ場所にふらふらと自転車で向かっていたところを家出少年と間違えられて、補導されたそうなのです。 Ｉ「一緒に行かんけ？」 ペ「行きたいねぇ」 Ｉ川君は、お父さんがお土産で買ってきた軍の放出品（？）を売っている店（通称、「軍屋」←Ｉ川君命名。笑）に興味があるようです。僕は、Ｉ川君の話で軍屋に興味が沸いて来たのですが、そこよりもまず、前の韓国旅行でチョイが言っていた「模型専門店」のことが気になっていました。また、かなりいろいろなところを歩いたので案内にも自信がありました。丁度、仕事が面白くなくなっていた頃です。（笑）僕の仕事柄、２月３月だと休みが取りやすいので、その頃にしようといっていました。最初は２人で行く予定でしたが、どうせならＮ西くんもと思い、誘うことにしました。僕はＩ川君も、いつも遊んでる人がいると安心だろうし、僕と同じくらい模型好きである彼がいれば、模型専門店めぐりもしやすいであろうと、こっそりと考えていたのです。しかし、言い出しておきながらＩ川君は、お金がない。Ｎ西君は、少しお金が足りず、更に「危ないから」と両親に反対されていたのですが結局、Ｉ川君→卒業旅行。Ｎ西君→卒業旅行。と言うことで何とかなりました。まぁ、簡単に言うとお金とタイミングがきれいにそろったのです。 今度も趣味が同じ人間同士なので、楽しくはなりそうです。Ｉ川君のお父さんは、仕事の関係で何度も韓国に行っているそうで、Ｉ川君の切符を「マイレージ」を使って買うことから、ついでにみんなの切符やホテルの手配をしてもらえることになりました。僕はＩ川君に、以前韓国のどの辺りにホーム・スティしていたのか聞いたところ、よく判らず、あまり出歩かなかったと言っていたので、僕の知っているところの方が無駄（新たに地下鉄を攻略したり、道を覚えたり）を省けて都合がよいと、希望を伝えてもらいました。 ３/９（月）〜３/１３（金）。４泊５日で、地元空港利用。ホテルはロイヤルホテル。出発予定の１ヶ月前です。これで大丈夫なはずです。 ところが、ホテルは希望通りになったのですが、４泊５日の予定で休みを取ったのに切符が取れず、土壇場で３/１１（水）〜３/１３（金）の２泊３日になりました。どうやら、この時期は春休みが近いので、飛行機の切符が取れてもホテルの部屋が取れないそうです。隣りの県の空港を利用すると４泊５日も可能だったそうなのですが、前の旅行の帰国した時の体の疲れを考えると、とても運転して帰る気になりません。電車を使うと荷物が大変そうですし。また今回も保険に入ったのですが、それを差し引いても料金が前の韓国旅行に比べて、日程も少ないのに余り変りません。何か損したような気分です。更にＩ川君は３日前まで我々２人に旅行スケジュール（何時に出発するか、書類の作成など）が、どうなっているのか全く知らせなかったので、神経質な僕はいらいらしてきていました。それに加えて、Ｉ川君のお父さんが知り合いの韓国人にガイドを頼んだらしいと聞き、僕は「ガイドがいない方が自由にまわれて楽しいのに」と内心、思っていました。しかも、「ガイドしてもらうのだから」とお金を出し合ってガイド料２万円と、お土産を渡す様に言われたので、正直言って頼みもしないのにここまでしなくては行けないのか？と疑問にさえ思いました。その人の名はＰさん。Ｉ川君もその韓国人がホーム・スティ先の人と違い、どんな人かさっぱり判らないと言っていて、判っているのは女性であるということだけらしいのです。少し不安な感じがしてきました。 そう言ったわけで本来の出発日であった３/９（月）は、ぽっかりと空いてしまったので、Ｎ西君のバッグを買いにＡショッピングセンターに出かけました。僕もＡＴＭで韓国でのお小遣いをおろします。ああ、やっと行けるんだなと言う実感がようやく沸いてきました。前日、前の旅行のビデオを見ました。あれからだいぶ経っているので記憶もかなりあいまいになっているはずです。特に明洞の道をしっかり覚え直しました。迷ったりして、年下の前でカッコ悪いところを見せるわけには行きません。僕が覚えていた単語は前回とほとんど同じですが、前に困ったので「はい、いいえ」と言うのも覚えました。経験上、韓国ではあいまいな態度はよくないようです。そして、新しく「昭文社の個人旅行韓国」と言うガイドブックを用意しました。 行こうと決めていたところは、軍屋（Ｉ川君、僕）、模型専門店（全員）です。プラモデルのことを韓国語で何というのか判らなかったので、以前買っておいた韓国のプラモデルメーカー、アカデミーの「ブラックホーク」というヘリコプターのプラモデルの説明書を持っていくことにしました。またＩ川君は、自宅にあった８ｍｍビデオカメラ、僕は今度は一眼レフと三脚を用意しました。日程が少ないのと、韓国ではたいていのものが揃うのが判ったので荷物は大分減りましたが、まだ重い感じがします。春は秋より相当寒いと聞いたので、ジーンズと革ジャンで行くことにしました。 この頃は、ジェームス・キャメロンの「タイタニック」がヒット中であったこと、丁度行く少し前ぐらいに、韓国の旧日本総督府が取り壊されるというニュースをやっていました。タイタニックはこの映画以前から好きでした。日本ではグンゼ産業から１/３５０で立派なものが出ているのですが、１２，０００円します。映画を見てからというもの、沈む途中のディオラマも作りたくなったのですが、あの価格ではおいそれと切り刻むわけに行きません。ロッテ百貨店で大きなタイタニックのプラモデルを見かけていたのですが、値段をよく見ていませんでした。安かったら「即買い」です。 |