プテリゴタ
有翅昆虫
有翅昆虫/プテリゴタとは?
翅を持つことが特徴で、もっとも目立つ六脚類(ヘクサポーダ)です。もともと翅のないシミやイシノミ、トビムシなどはかなりマイナーか、生態系では重要な存在でも小さすぎて目立ちません。
有翅昆虫は小さい種類もいますが目につく大型の種類が数多くいます。生態系でもハナバチやチョウのように被子植物の受粉に大きな役割をはたすものや、死体や汚物などを分解するシデムシやオサムシ、ハエ、フンコロガシ。バッタやイナゴ、ウンカのように農業にたいへんな被害をもたらす種類などがいます。
有翅昆虫/プテリゴタの共有派生形質:
翅を持つこと(ただ、ノミやシラミのように翅をまったく退化させてしまった種類もいます)
有翅昆虫の系統:
| カゲロウ、トンボ
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|___Neoptera:ネオプテラ(新翅類)
|_____Orthopteroids:オルソプテロイドス(直翅系類)
| (バッタ目(直翅目)、アミバネムシ類/ゴキブリ+シロアリ+カマキリ
| ナナフシ、カワゲラ、シロアリモドキ、ハサミムシ、ガロアムシ、ジュズヒゲムシ、など)
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|_____Paraneoptera:パラネオプテラ(準新翅類)
| (チャタテムシ、ハジラミ、シラミ、アザミウマ、カメムシなど)
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|___Endopterygota:エンドプテリゴタ(内翅類)
あるいはHolometabola:ホロメタボラ(完全変態類)
(ラクダムシ、ヘビトンボ、アミメカゲロウ、甲虫、ハチ、ハエ、ネジレバネ
シリアゲムシ、ノミ、トビケラ、チョウ、ガなど)