Hymenoptera

ヒメノプテラ/ハチ目/膜翅目

スズメバチ

Vespa mandarinia

 

 ヒメノプテラ/ハチ目の特徴:

 後翅よりも前翅が大きく、主要な推進力をつくり出します。後翅には前翅にひっかかるフックのようなものがあり、前後の翅は同調してはばたくのが特徴のひとつ。以上の写真を参考にしてください。翅にあるすじというか脈は単純。翅は膜状なので、それゆえに膜翅目ともいわれます。派生的な種類は産卵管が毒針になっていて外敵などを刺すことができます。

 ちなみに北村はアシナガバチとミツバチ、アリバチに刺されたことがあります。前の2種類はともかく、アリバチ(トゲムネアリバチかミカドアリバチではないかと思う)も数ミリ〜10ミリくらいのちっちゃい身体のくせに痛い痛い。子供のころ、なんだろう?このきれいな色でフワフワしたアリは?って思ってつかんじゃったのですよね。バチッとやられました。最初は噛まれたのかと思っていたのですがしばらく考えて、もしかしてあれはハチではないか?って思いました。子供心ながら噛まれたにしては痛すぎるので、毒針のあるアリか、さもなければ翅のないハチではないかって考えていたんですよね。もっとおおきくなってから、アリバチだということを知りました。

 ハチの派生的な種類は腰がくびれていますが、原始的なものは腰がふといままです。腰が細いことはお尻を自由に動かすことに関係していて、毒針の進化と連動した変化のようです

 ハチの仲間は寄生性の種類が多いのも特徴ですね。ありとあらゆる昆虫に寄生します。

  

 ヒメノプテラ/ハチ目の分類と系統:

 一般的、古典的には2つのグループ、広腰亜目(Symphyta)と細腰亜目(Apocrita)にわけられます。

 広腰類は原始的な種類で幼虫時代に植物を食べています。腰は太く、なんというか全体的にやぼったい昆虫ですね。ハチにはあまり見えません。広腰類は便宜的に使われますが、側系統群です。文献孫引きだけれども

________ナギナタハバチ科

  |======その他

   |_____キバチ科

    |____クビナガキバチ科

     |___ヤドリキバチ科

      |__細腰類

 

 ハチ目は以上のような系統関係にあると考えられています。ちなみに赤い部分がいわゆる広腰類。細腰類の方はハチらしいハチで腰が細く腹部を自由に動かすことができます。他の昆虫などに卵を産みつけたり、あるいは毒針を刺すことが可能です。細腰類は単系統(参考 山崎柄根 2000 六脚類(=昆虫類)Hexapoda「動物系統分類学 追補版」)。

 以下は系統を少し考慮して並べかえた分類体系と各種へのリンク(現在使われている修正分類体系はおいおい引用するつもり)

 ナギナタハバチ科(Xyelidae):ナギナタハバチなど

 ヒラタハバチ上科

  ヒラタハバチ科・クキバチ科

 ハバチ上科

  ミフシハバチ科(Argidae):チュウレンジバチ・ルリチュウレンジなど

  ヨフシハバチ科・コンボウハバチ科・マツハバチ科

  ハバチ科

 キバチ科(Siricidae):ニホンキバチなど

 クビナガキバチ科(Xiphydriidae):クビナガキバチなど

 ヤドリキバチ科(Orussidae):ヤドリキバチなど

以下↓、細腰類

 ヒメバチ科・コマユバチ科・イチヂクコバチ科・シリアゲコバチ科・オナガコバチ科・アシブトコバチ科

 オナガアシブトコバチ科・カタビロコバチ科・アリヤドリコバチ科・コガネコバチ科

 トビコバチ科・ナガコバチ科・ヒメコバチ科・ツヤコバチ科

 アリ科(Formicidae)

 ツチバチ科・コツチバチ科・アリバチ科・セイボウモドキ科・カギバラバチ科・セイボウ科

 スズメバチ科(Vespidae):スズメバチなど

  

 ベッコウバチ科(Pompilidae):スギハラベッコウツマアカベッコウなど

   

 ジガバチ科:(Sphecidae)

  

 とりあえず各科を列挙。参考「原色昆虫大図鑑」第3巻 北隆館

 

 エンドプテリゴタ/内翅類に戻る→