サンピエトロ寺院
カトリックの総本山であるサンピエトロ寺院は、地球規模の宗教の総本山としての壮大さと威厳をに満ちており、訪れる者全てを圧倒する威容を誇っております。キリストから天国のカギを託された聖ペテロの墓の上に建てられたパジリカに始まり1452年にニコラウス5世発した再建の命から以後工事が進められ1626年に完成された。その間ラファエロやミケランジェロも再建に参加したという。大聖堂のクーポラはミケランジェロの設計とのことである。大聖堂の主祭壇の下にある礼拝堂に聖ペテロの墓があるのだそうです。
イタリア旅行記
2016年7月27日〜8月5日
サン・ピエトロ広場
サンピエトロ大聖堂の正面に展開する広大な広場、広場をぐるりと取り囲む半円形の回廊が印象的である。回廊の上部には140人の聖人像が飾られており、広場にある者皆聖人に見守られているようである。
中心に建てられているオベリスクはエジプトから運ばれたものだそうです。写真両側からの回廊の切れ間の地面には白の大理石で円弧が描かれておりそれがイタリアとの国境であり、ローマ市とは自由に行き来が出来るのである。
地図 のギャラリー。 グレゴリオス13世が描かせたイタリア全土や教会領地の地図が40も並べてある
円形の間  中央に赤大理石の巨大な杯が置かれている。

8日目はナポリから陸路230km、バスでローマに移動。ローマに着いたのは昼少し前。ローマでに着くと直ぐヴァチカン市国の観光となる。ヴァチカン市国はローマ市内にある世界で一番小さい国家であり、カトリックの総本山として知られている。国土全体が世界文化遺産に指定されております。
ヴァチカンのハイライトはサンピエトロ大聖堂と隣接するヴァチカン美術館でありますが、半日観光などと言う形ばかりの日程ではとても納得できる見学は出来ない壮大さと、多様性に溢れております。バチカン美術館というのは歴代法王が集めた古代ギリシャ美術から近代までの美術的価値の高い作品群を収めた、20 もの美術館、博物館、絵画館、図書館などの総称なのです。
更には、聖堂や礼拝堂にはミケランジェロやラファエロなどの巨匠達の手がけた彫刻や天井画など絵画で埋め尽くされており、とても数時間などで見れるものではありません。私達は日本語の堪能なイタリア人ガイドさんの案内で主なところは回ったようですが、迷子にならないように付いていくのが精いっぱい、何処をどう見学したのかも分からない有様です。かろうじて写真に収めた作品で確かめることができるだけです。こうして旅行記をまとめるのに色々資料を調べて見ると、写しそこなった名品が沢山あって後悔ばかりです。立ち止まって写真を撮っていると、人混みの中ですぐガイドさんが見えなくなってしまうのです。


 
システィーナ礼拝堂
監視人の指示に従って中に入ると、人人人で立錐の地なしとはこのことだろう。ガイドさんは対面の出口の扉の所に何分後に集まってねと言ってフリータイム。カメラもイヤホンガイドも使えないから仕方ないのだ。絵については最初の入館前に説明したでしょってとこですな。
天井と壁を見上げながら、それこそ人をかき分けながら集合場所に向かいました。
途中珍しいハプニングもありました。ガイドさんも初めてのことだと言ってました。

            内緒の特別編
天井は絵だけではない。精緻の極み、化粧しっくい(スタッコ)天井
燭台のギャラリー
とにかくこの美術館は床から天井から、壁からすべてが美術品である。口あんぐりで見上げているとガイドさんに置いて行かれる。
ラファエロの部屋
地図の部屋で天井画とスタッコに見とれていてガイドさんに置いて行かれた。肝心のラファエロの部屋は足早に止まることなく横目で壁天井を眺めて通過してしまった。かろうじて一枚だけ写した写真。今でも悔しい。
大聖堂内部は「荘厳」と言う言葉しか浮かばないおごそかさ。
大理石の円柱と装飾柱、見上げる程の天井高。各都市で拝見した壮大なドゥオモの雰囲気に更に華麗さを加味した豪壮華麗な佇まい、内部に踏み入った人間を圧倒する。
大聖堂の一番奥、ミケランジェロの設計による大クーポラの下、法王の祭壇(主祭壇)があり、ベルニーニのブロンズの天蓋に覆われている。
タペストリーのギャラリー   キリストの生涯が織物で描かれています。写真は誕生と、復活。
赤大理石の箱はコンスタンティヌス帝の娘の棺。赤の大理石は大変貴重なものらしい。
円形の間の天井
ピオ・クレメンティーノ美術館 に入る。
ピーニャの中庭、巨大なブロンズのピーニャ(松ぼっくり)が置かれている。
美術館2Fのテラスからサンピエトロ大聖堂を眺める
美術館入り口で、撮影禁止のシスティーナ礼拝堂内部の絵画作品について写真で説明を受けました。
聖堂横の市国中枢部の入り口にはスイスの護衛兵が歩哨に立つ
聖堂を出て振り返るとその壮大さに驚嘆する。
実際は、ローマに着いて最初に、この城郭沿って歩いて城郭の門からヴァチカン市国に入りました。この門を入るとすぐヴァチカン美術館の入り口なのです。バチカン市国は城郭で囲われていますが、ローマ市との国境はサンピエトロ広場に白い大理石の床石で線が引かれているだけのオープンでした。
J ヴァチカン市国 編
様々な色の宝石で作られた床のモザイク画。法王の王冠をデザイン
ミューズの間の天井フレスコ画 トンマーゾ・コンカ作
聖堂の両側の壁にはいくつもの祭壇画置かれている。左の彫像はミケランジェロ25歳の作「ピエタ」
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