ゼロから始める かんたんメンテ 〜原付編〜

ツール紹介 〜基本的な使い方〜

 このコーナーでは工具の基本的な使い方を説明しています。原付をメンテナンス、チューンナップする際に工具を使用しますが、使い方を誤ると怪我をしたり重大な事故に繋がりますので取り扱いは慎重に。

ネジ、ボルト類の緩め方、締め方

 原付にはあらゆる所にネジ、ボルトが使われています。したがって、原付いじりのに欠かせないのがネジやボルトを緩める、締めるといった作業です。電動工具やエアーツールを使えると作業が大変はかどるのですが、原付いじりを始めたばかりの頃からそんな道具を持っている恵まれた環境の人はあまり居ませんよね。

回す方向

 ネジやボルトを回す方向は水道の蛇口と同じで、時計回りで締まり、反時計回りで緩みます。まれに逆ネジになっている物(例:YAMAHA車の右ミラーなど)もありますが、大半は「時計回りで締まる」と覚えておいて下さい。

順番

 図のように何箇所かボルトがある場合、全てのボルトを均等に回します。対角線にそって1番を90度緩めたら2番、3番・・・と90度づつ緩め、6番まで行ったらまた1番から90度づつ・・・を繰り返して、全体が均等に緩んだら抜いて構いません。締める時も対角線にそって徐々に締めます。順番はこの通りでなくても構いませんが、とにかく対角線状に均等に。ただし、対角に締めない物もあります(例:ハンドルのクランプなど)。

工具別の注意点

 工具の使い方で特に気をつけてもらいたい注意点の説明です。

スパナ、モンキー

力をかける向き

 スパナ(当サイトではあまり出番ないです)やモンキーレンチには回す方向というのがあります。それは「下あごのほうに向かって力をかける」です。これを間違えると工具を壊したり、怪我をする恐れがありますので回す方向を間違えないようにしましょう。特に安いセット物のスパナなどは、上あご方向へ大きい力を加えると口が開いてしまいそれっきり使えなくなってしまいます。

ドライバー

ドライバーの力加減

 ドライバーは回すよりも押す事のほうを意識してください。まさに「ねじ込む」という表現がぴったり。力加減は押しに7割、回しに3割。3割の力で回らないからといって、回す方ばかりに力を使うとネジをなめます。なめてしまってからでは遅いので、3割の力加減で回らなければインパクトドライバーを使うようにしましょう。

手を置かない

 ドライバーの先に手や足を置かない事。手元が滑ってドライバーが刺さったりしたら大変です。管理人はマイナスドライバーが手の甲、親指の付け根辺りにブッ刺さった事がありますがハンパじゃないくらい痛いです。痕も残りますしね。

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