ゼロから始める かんたんメンテ 原付編

ツール紹介〜その1〜

 このコーナーでは原付をメンテナンス、チューンナップする時に必要な工具類の紹介と簡単な解説をしています。

最低これだけは揃えないと!

 これが無いと始まらないでしょ。と、いうレベルの基本中の基本の道具・工具類です。原付をいじるなら必ず必要になってくる物ばかりですので、ここに記載の工具で持っていない物があったら即買って下さい。とりあえず、これだけあれば軽いメンテナンスならこなせます。

サービスマニュアル

 メンテナンス、或いはチューンナップしようとする車種のサービスマニュアルは必需品です。図入りで詳しく整備情報が書かれていますので、メンテを行うときは近くに置いておきましょう。どうせオイルやら何やらで汚れるので、オークションで中古を買うと良いでしょう。

皮手袋

皮手袋

 怪我防止の観点からも手袋をすると良いでしょう。こと原付いじりにおいて軍手はお勧めできません。着けていても手は濡れる、熱は通す、パーツに毛は付くで、いいトコなし。豚でも牛でもいいので薄手の皮手袋を一組用意してください。豚革が安いです。裏が起毛になっている物もあるので冬場はそちらがお勧め。

ドライバー

ドライバー

 原付しかいじらないなら、取り敢えず1番と2番のプラスドライバー、幅5〜6ミリ程度のマイナスドライバーの3本があればいいでしょう。持っている人は新規に購入する必要はないけど、買うなら貫通ドライバーを買いましょう。磁力で先端にねじがくっつくタイプがお勧め。

メガネレンチ

メガネレンチ

 6角ボルト・ナットを締める、緩める用途に使用します。一番多用する工具なのでこれだけはしっかりした物を選びましょう。ミリサイズとインチサイズがありますが、国産車ならミリサイズの8-10、12-14、17-19、22-24の4本があれば原付いじりには十分です。特に指定がない限り「6角ボルト・ナットにはメガネレンチ」と覚えておきましょう。

モンキーレンチ

モンキーレンチ

 上記のメガネレンチのサイズでは間に合わない時に使用しますが、大きいトルクをかけると口が開くのでしっかり締めたい場所には使わない事。モンキーレンチはあくまでも脇役なのだ。

六角レンチ

六角レンチ

 セットになった物を一組買っておきましょう。短い方と長い方どちらを差し込んでも構わないが、短い方を差し込んだ方が力は掛けやすい。締める時と緩める時だけ短い方を使って、あとは長い方でくるくる回すと楽。

プラグレンチ

プラグレンチ

 エンジンの点火プラグの着脱に使用します。ミッション車なら新車で買えば車載工具に入っているけど、スクーターには付いてこないですよね。ホームセンターでエーモン製のでも買っておきましょう。

テスター

テスター

 電装系のメンテに必須。アナログとデジタルとありますが、どちらでも構いません。視認性や操作性などから、新規に購入するならデジタルをお勧めします。ちなみに管理人はだいぶ昔に買ったアナログテスターをいまだに大事に使ってます。

モリブデングリス

モリブデングリス

 可動部分の潤滑用に使います。モリブデングリス以外にもいろいろな種類のグリスがありますが、必要に応じて徐々に揃えていけばよいので最初はモリブデングリスだけでO.K.です。グリースガン用のチューブ入りが量も多く値段も安くてグーです。

浸透潤滑剤

浸透潤滑剤

 抜群の浸透力で狭い隙間に入り込み潤滑してくれるので、固くて回せないネジ・ボルトを緩める時にひと吹きします。原付いじりではその他の用途に使う事はまずないです。グリスアップしている場所に吹き付けるとグリスが溶け出すのでグリスの代用としては使わない事。

パーツクリーナー

パーツクリーナー

 汚れたパーツにひと吹き。すんげー汚いパーツもあっと言う間にキレイになります。ミストを吸い込むと気分が悪くなるので、使うときはマスクをするか、風上から風下に向かって吹くように。どういう訳かバイク専用のは高価なので、ホームセンターで汎用品を買いましょう。

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